野生鳥獣について
野生鳥獣はペットとは違います
野生鳥獣(野生の動物)は、人間と共に暮らすペットとは違い、厳しい環境の中で自ら餌を探して生活しています。普段は人間を怖がって生活をしており、人間が近づいたり捕らえようとすると、逃げようとしたり、時に攻撃を受けることもあります。私たちは野生鳥獣の置かれた環境を理解し、お互いの生活を尊重し合うことが必要です。
野生鳥獣のヒナを発見したら
春から夏にかけて、野生のヒナを見つけることがあります。これは、巣から落ちてしまった場合や、巣立ったばかりの状態だと考えられます。巣立ったばかりのヒナはほとんど飛べず、巣の近くで親鳥が餌を採ってくるのを待っています。また、飛行訓練中に地面に落ちて休憩しているだけかもしれません。近くに親鳥の姿が見えない場合は、ヒナのために餌を探しに出て近くにいない、若しくは離れたところから見守っている場合がほとんどです。こうした環境の中で、ヒナは親鳥から飛び方や餌の採り方を学び、やがて自立していくのです。
人間がヒナを保護をしてしまうと、一時的に外敵から遠ざけることはできても、親子を引き離すことになります。人間が親代わりになることは難しく、結果的にヒナにとって不幸な結果と招くことになってしまいます。
野生鳥獣のヒナを見つけたときには、親鳥が子育てをしていることを考えて、できるだけ干渉せずそっと見守りましょう。また、巣から落ちてしまった場合は、戻してあげてください。
ケガをした野生鳥獣を発見したら
厳しい自然界では、動物たちの争いによってケガをしてしまったり、病気により衰弱してしまうこともあります。しかし、こうした野生鳥獣は他の動物の餌となり、また新たな生命が育まれることで自然界は成立しています。人間が必要以上に干渉することで生態系を乱す可能性がありますので、傷ついた野生鳥獣を見つけたときには、時にそっと見守ることも大切です。
詳しくは、北海道のホームページ(死亡野鳥・傷病鳥獣)をご覧ください。
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