救命事例紹介
あなたの勇気で助かる命があります!!
市内での救命事例
- 家族による胸骨圧迫、PA連携により救命された症例
- 平成28年5月、60歳代の男性。自宅で突然心肺停止状態になった。居合わせた家族は動揺しながらも119番通報を実施、通信指令担当職員の口頭指導により胸骨圧迫を開始した。PA連携(消防隊による救急支援出動)により先着した消防隊員が心肺蘇生を実施、まもなく救急隊が到着し電気ショックを2度実施した。その後、心拍再開とともに深く大きな呼吸が出現する。病院搬送中は意識は戻らなかったものの、入院して3日後に意識回復し現在は後遺症なく社会復帰する。家族による迅速な通報と適切な応急手当、消防隊と救急隊の救命処置により尊い命が救われた症例である。
(注)後日、出動した救急隊員が傷病者宅を訪問させて頂きました。本人及び家族から当時の事を聞き取り調査し、その内容を消防署で実施している救命講習会の教材に反映させ、受講者の救命意識向上を図っている。
- 友人の早期胸骨圧迫・救急隊の早期除細動・院内での二次救命処置により救命の連鎖が奏功した症例
- 平成28年6月。友人と飲食店にて食事をしていたところ、急に前のめりに倒れ意識消失したことから救急要請する。通信指令員の口頭指導により友人が心肺蘇生法を実施。救急隊現場到着時、友人により有効な心肺蘇生法が実施されていた。救急隊が観察したところ心肺停止状態で顔面チアノーゼが見られた。ただちにAEDを装着したところ、心室細動が見られたことから除細動を2回実施する。病院へ収容後まもなく心拍が再開、会話も出来るまでに回復する。口頭指導により救急隊到着まで心肺蘇生法を続けていたことにより、後遺症が軽度で社会復帰できた事例である。
- 施設に設置されたAEDの使用により救命された症例
- 令和元年11月。スポーツジムのランニングマシーンでトレーニング中に急に意識消失し倒れたため、現場に居合わせた方が心肺蘇生法とAEDによる電気ショックを実施し、その後呼びかけに反応があり、救急隊が接触した時には傷病者は会話が出来るまでに意識状態が回復していた。居合わせた方の適切な処置により後遺症も残らず社会復帰できた事例である。
- 目撃者による早い通報と、通勤途中の看護師・消防職員による心肺蘇生法により救命された症例
- 令和2年10月、70歳代の女性。路上で倒れたのを通行人が発見し、通勤途中の消防職員と看護師が協力し、早期の心肺蘇生法と早期の通報を実施したもの。通報から2分後に救急車が到着しAEDにて除細動を実施したところ、呼吸・脈拍が再開する。病院到着時には意識も回復し、会話もできるようになった事例である。
救命された理由について
呼吸や心臓が止まってしまった人は、1分1秒でも早く応急処置をすることにより、救命される可能性が高くなります。
あなたのその手は、心臓が止まってしまった人の心臓の代わりとなります。
勇気をもって応急処置してください。
その勇気は、救命講習を受講することにより養われます。
みんなで救命講習を受講しましょう。
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消防本部/消防署/救急係
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