下水道の役割

下水道は、私たちが衛生的で快適な生活をするうえで、大きな役割を果たしています。
ここでは、その役割についてご紹介します。

川などからくみ上げられた水は、浄水場で処理され、家庭や工場などで使われたあと、下水道管を通りポンプ場を経由して処理場へ送られます。処理場できれいに生まれ変わった水は、海に放流されます。
このように、下水道は水の循環の中で重要な役割を持っているのです。

家庭や工場などから発生する汚水が、下水道ではなく側溝や水路に流れると、悪臭や蚊、ハエの発生原因となり不衛生です。下水道ができると、これらの汚水は直接下水道管に流れるため、街が清潔になり、生活環境が改善されます。

下水道管は、汚水だけでなく雨水も排除します。雨が降っても川や海に排水して、道路の冠水や建物の浸水が起こらないように街を守っています。

汚水が直接、川や海に流れないように下水道管で集め、下水処理場で処理します。これにより、川や海の水質が保たれ、自然環境が守られています。