市街地に引き寄せないための方法
(1)出没している地域では
ヒグマが好む果樹や農作物、コンポストなど、ヒグマをおびき寄せている原因がないかを調べ、取り除くことが大切です。
ヒグマは嗅覚が優れているので、土の中に埋めた臭いも嗅ぎつけます。
(2)市街地での被害防止には
地域ぐるみで実践しましょう
生ゴミの適正な処理
ヒグマは学習能力が高く執着心が強いため、一度でも人の食べ物やゴミの味を覚えると、同じ臭いや味を求め、市街地に近寄ることもあります。
生ゴミは臭いが漏れないようにして屋内に保管し、ゴミ収集日の朝に出すなどの対策をしましょう。
人の食べ物の味を覚えさせない対策
家の外に生ゴミを置いたり、魚を干していたりすると、その臭いでヒグマを引き寄せてしまうことがあります。
人の食べ物、食べた後のゴミは、適正に管理、処理しましょう。
収穫しない果樹の伐採や農作物の適正管理
晩夏(8~9月)は、ヒグマにとって食べ物が少なく、農作物の被害が発生しやすい時期です。
ヒグマのエサとなる物は、しっかり片付けましょう。
お墓のお供えは持ち帰りましょう
山の近くの墓地では、お供え物を狙ってヒグマが出没することがあります。
お供え物は必ず持ち帰るようにしましょう。
家の周りや河川敷などの草刈りで隠れ場所をなくす
草が生い茂ってヒグマが隠れやすい場所は、草刈りをして見通しをよくしましょう。また、防風林や川岸の背の高い草が生えているとヒグマの通り道になってしまうため、ヒグマが姿を隠せない高さになるよう草刈りが必要です。
自分でできることをしょう
ヒグマが出没している時は、夜や薄暗い時には行動しない
ヒグマは早朝や夕暮れから夜に活発に行動するので注意しましょう。
霧や雨など見通しの悪い時は、特に注意が必要です。
ヒグマが出没している時は、犬の散歩をしない
犬が吠えてヒグマを刺激する恐れがあり危険です。
参考:「ヒグマを正しく知ろう!(北海道)」
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