蘭東下水処理場

室蘭市の下水道整備事業は、昭和39年に蘭西下水処理場の運転開始に伴い、人口密度の高い蘭西・祝津地区が初めて水洗化されたのをかわきりに、昭和43年に崎守下水処理場及び昭和53年に蘭東下水処理場の運転開始で市内の水洗化が進みました。
その後、本市の基幹産業の低迷による人口減から、計画区域の変更を行ない、平成8年3月に蘭西下水処理場及び平成20年10月に崎守下水処理場を廃止し、現在は蘭東下水処理場のみの、1処理場、1処理区で下水処理を行なっています。

最初沈殿池及び最終沈殿池から送られてきた汚泥は、濃縮して汚泥量を少なくします。

汚泥濃縮タンクで濃縮された汚泥を嫌気性微生物の働きにより分解し安全無害なものにし汚泥量を少なくします。

消化タンクで発生したガスをためます。

ガスを燃焼させ消化タンクを温めます。

消化された汚泥を脱水機にかけ、固形状にして搬出します。固形化された汚泥は、セメントの原料や堆肥などに再利用されます。

最初沈殿池・エアレーションタンク・最終沈殿池などの水を採取し水質を試験します。