室蘭市では、災害時の飲料水確保、被害の最小化、並びに速やかな復旧を目的として浄水場や水道管等の耐震化をすすめています。また、最低限の飲料水を確保するためすでに市内7箇所に緊急貯水槽を整備したほか、応急給水をできるだけ早く行うための運搬給水体制の確立、さらには他都市との災害時応援協定締結等の取り組みを行っています。
水道施設の耐震化対策として、これまでチマイベツ浄水場の耐震化更新、導・送・配水管の耐震化更新、緊急貯水槽の設置および自家発電機の設置等を進めてきました。
現在は基幹管路や災害時拠点病院等重要給水施設に至る配水管の耐震化更新、主要な配水池の耐震化対策等を計画的に進めています。
このたび、令和元年度からの新たな水道ビジョンに併せて「室蘭市水道施設耐震化計画」を策定しましたので、お知らせします。
水道施設の停電対策として、浄水場や主要なポンプ場に自家用発電機等を設置しております。
また、自家用発電機等を設置していない一部の地域(水元町・本輪西町・神代町・幌萌町の一部)についても、関係団体との協定により速やかに発電機を確保できるようにしています。
水道部では地震や水質事故などの災害による広範囲の断水に備えて、被災直後に最低限必要とされる飲料水(1人1日3リットル)を市内7箇所の緊急貯水槽で確保しています。
また、チマイベツ2号配水池に地震時に作動する緊急遮断弁を設置しており、これによりさらに約4日分の飲料水が確保できます。被災時にはこの配水池から応急給水拠点へ補水運搬を行うことで市民の飲料水約5日分の応急給水に対応できることになります。
水道部が地震時に確保する水量等については下表のとおりです。
災害時には表4の緊急貯水槽が臨時の給水拠点となり、お越しいただいた方に給水袋等で飲料水を供給します。また、災害の状況によっては上記以外にも給水拠点を設けます。災害時の給水拠点については市のホームページ、広報車、SNS、地域FM局等によってその都度お知らせすることにしておりますので情報収集をお願いいたします。