食品ロス削減について
食品ロスという言葉を最近耳にしませんか?
食べられるのに捨てられてしまう「もったいない」を減らすため、市の取組や皆さんができることを紹介します。
食品ロスとは
まだ食べられるのに、捨てられてしまう食品のことをいいます。
日本では多くの食料を輸入品に頼っていますが、令和3年度はなんと約523万トンもの「食品ロス」が発生したと推計されています。このように多くの食料が廃棄されている一方で、世界には食べるものがなくて苦しんでいる人が多くいます。
このように「食品ロス」は世界的に大きな問題となっており、持続可能な社会の形成を目的としたSDGsにおいても「食品ロス」の削減は目標の一つとして定められています。
「もったいない」を減らすためにも、全員で「食品ロス」削減に取り組む必要があります。
知ってもらいたいこと
食品廃棄物と食品ロス
ごみとして廃棄される食品を食品廃棄物といいます。食品廃棄物には骨などのもともと食べられない部分とまだ食べられる部分(これが「食品ロス」)の2つが含まれています。
室蘭市の食品ロス発生量
室蘭市では、平成30年度に家庭系ごみに含まれる食品ロスについて調査を行い、燃やせるごみの約40%が食品廃棄物であり、そのおおよそ半分にあたる燃やせるごみの約18%が食品ロスであることを確認しました。
これに基づき、令和3年度は燃やせるごみが13,302トンであったため、その約18.3%にあたる2,434トンが家庭から発生した食品ロスと推計されます。
食品ロス削減月間と食品ロス削減の日
「食品ロスの削減の推進に関する法律」により、10月を「食品ロス削減月間」、10月30日を「食品ロス削減の日」として定めています。この期間に合わせて、食品ロス削減イベントが多く実施されていますので、参加したり食品ロス削減に向けてできることを考えてみましょう。
消費期限と賞味期限
消費期限は主にお弁当や生鮮品などに表示される、袋や容器を開けないままで適切に保存した場合に、書かれている「年月日」までは「安全に食べられる期限」のことをいいます。
賞味期限は主に袋麺や缶詰、加工食品などに表示される、袋や容器を開けないままで適切に保存した場合に、書かれている「年月日」までは「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことをいいます。この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
てまえどり
すぐ食べる、すぐ飲むようなものを購入するときに、商品棚の手前にある商品などの販売期限が他に比べ近づいている商品を積極的に選んで購入する行動のことをいいます。
お店の食品ロス発生量も減らせますので、できるときは積極的に取り組みましょう!
生ごみ処理機
家庭から発生する食品廃棄物を電気の力で乾燥させ減量しにおいの発生も抑制する電動生ごみ処理機や、微生物の力を借りて堆肥化させるコンポストなどをいいます。
食品廃棄物を減らすだけではなく、保管期間が長くなってもいやなにおいがしにくい、小さなごみ袋で足りるようになる、家庭菜園などで肥料として使えるなど大きな効果が期待できます。
室蘭市では、生ごみ処理機等の購入費用の半額を助成する制度があります。これを積極的にご活用いただき、食品ロス削減を目指しましょう!詳細は以下のページをご覧ください。
食品ロスを減らすためにできること
家の中でできること
- 料理は食べきれる分だけ作り、残さず食べきる
- 余った料理もリメイクして食べきる
- 賞味期限・消費期限を確認して計画的に食材を使い切る
- 生ごみ処理機や生ごみ堆肥化容器を使用して減量や堆肥化する
買い物の時にできること
- 事前に冷蔵庫を確認して、必要な物を確認しておく
- 小分け商品やばら売り商品などで必要な分だけ買う
- 廃棄の近い、値引き商品を買う
- すぐ食べる、飲むものはてまえどり
外食の時にできること
- 食べきれる分だけ注文する
- 宴会などで、おいしく食べる時間を作り、残さず食べきる
- 食べきれなかった料理を、お店に確認して持ち帰って食べる
イベントや取組への参加
- フードドライブ活動に参加して、家庭で余りそうな食品を提供する
- お問い合わせ
-
生活環境部/環境課/環境係
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室蘭市海岸町1丁目4番1号 むろらん広域センタービル 2階
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