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室蘭市地域医療連携・再編等推進について

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室蘭市地域医療連携・再編等推進について

 室蘭市では、人口減少や人口構造の変化による医療需要の減少が見込まれる中において、病院間の診療科目の重複による患者分散や医師確保などの課題を踏まえ、将来的にも安定した医療提供体制を検討するため、地域医療連携・再編等の取り組みを進めています。

地域医療あり方検討会

あり方検討会設置の経緯

【 あり方検討会設置時の考え方】
 室蘭市内の3総合病院(市立・日鋼・製鉄)は、西胆振地域全体の急性期を担う中核的役割を果たしているほか、がん診療、循環器疾患等の高度・専門的医療を提供していますが、一方で、西胆振医療圏の65歳以上人口は2020年にピークを迎え、75歳以上人口も2025年をピークに減少することから、今後、医療需要の減少が見込まれ、北海道の地域医療構想においても、2025年における病床数の過剰が示されています。
 今後、3総合病院がそれぞれに医療提供を行う現状の体制を将来的にも維持することは困難が予想され、人口減少や人口構造の変化を見据えながら、将来的にも安定した市内の医療提供体制の検討を目的に、「室蘭市地域医療あり方検討会」を設置しました。

あり方検討会の委員

【会長】北海道大学(公共政策大学院特任教授)、北海道大学(病院長)、札幌医科大学(学長)、旭川医科大学(病院長)、公益社団法人室蘭医師会(会長)、北海道胆振総合振興局(保健環境部長)、社会医療法人母恋日鋼記念病院(院長)、社会医療法人製鉄記念室蘭病院(理事長)、市立室蘭総合病院(病院事業管理者)、室蘭市町内会連合会(会長)

あり方検討会の開催状況

●第1回開催[H29.11.11(土曜日)]
●第2回開催[H29.12.26(火曜日)]
●第3回開催[H30.2.15(木曜日)]
●第4回開催[H30.3.28(水曜日)]

●提言書

あり方検討会を4回にわたり開催し、検討を重ね、「提言書」がとりまとめられ、平成30(2018)年5月29日(火曜日)に会長から青山市長に対して提言書が提出されました。

【提言書の概要】
●将来世代が安心できる2次医療圏の中核となる診療機能の維持・強化を図るために、3病院を中心とした再編等を実現していく必要がある。
●今後の再編等にあたり、市立室蘭総合病院については、今後も経営の健全化に取り組むとともに、経営形態の見直しの検討も必要である。
●3病院、室蘭市の関係職員等で構成される会議を設置し、地域医療構想の動向も考慮しながら検討を進める必要がある。

「提言書」の提出
「提言書」の提出

地域医療連携・再編等推進協議会等

地域医療連携・再編等推進協議会等の設置目的

地域医療連携・再編等推進協議会 「室蘭市地域医療あり方検討会」の提言を受け、市内の基幹となる3病院における診療機能の統合・再編や病院数の縮小に向けた再編等について、地域医療構想の動向も考慮しながら協議・検討することを目的に設置しました。
ワーキンググループ会議 地域医療連携・再編等推進協議会設置要綱第6条に基づく分科会として、「第2次中間取りまとめ(R2.3)」の具体化を図るため、協議会に諮る議題の論点整理や情報連携等を目的に設置しました。
蘭西医療体制検討会 「第2次中間とりまとめを基本とした医療機関体制の考え方(R6.11)」を踏まえ、蘭西地域の医療機関について、市立室蘭総合病院と日鋼記念病院との間で協議を進める中で、地域医療への影響も含めた持続可能な医療体制の構築等を目的に設置しました。

地域医療連携・再編等推進協議会等の委員等

地域医療連携・再編等推進協議会 【会長】室蘭市(市長)、室蘭市(副市長)、公益社団法人室蘭医師会(会長)、社会医療法人母恋日鋼記念病院(理事長)、社会医療法人母恋日鋼記念病院(院長)、社会医療法人製鉄記念室蘭病院(理事長)、社会医療法人製鉄記念室蘭病院(病院長)、市立室蘭総合病院(病院事業管理者)
ワーキンググループ会議 社会医療法人母恋日鋼記念病院(事務長)、社会医療法人製鉄記念室蘭病院(事務長)、市立室蘭総合病院(事務局長)
【アドバイザー】北海道保健福祉部地域医療推進局(地域医療課長)
蘭西医療体制検討会 室蘭市(保健福祉部長)、社会医療法人母恋日鋼記念病院(事務長)、市立室蘭総合病院(事務局長)
【有識者】株式会社地域経済活性化支援機構
【アドバイザー】北海道、株式会社北洋銀行
【オブザーバー】社会医療法人製鉄記念室蘭病院

地域医療連携・再編等推進協議会等の開催状況

●【協議会】第1回開催[H30.9.3(月曜日)]
●【協議会】第2回開催[H30.11.12(月曜日)]
●【協議会】第3回開催[H30.12.13(木曜日)]
●【協議会】第4回開催[H31.1.24(木曜日)]
●【協議会】第5回開催[H31.2.18(月曜日)]

●【協議会】第6回開催[R1.5.27(月曜日)]
●【協議会】第7回開催[R1.6.27(木曜日)]
●【協議会】第8回開催[R1.8.19(月曜日)]
●【協議会】第9回開催[R1.11.5(火曜日)]
●【協議会】第10回開催[R1.12.25(水曜日)]
●【協議会】第11回開催[R2.1.23(木曜日)]
●【協議会】第12回開催[R2.2.20(木曜日)]

【「第2次中間取りまとめ」の概要】
◎「主に高度急性期、急性期医療や救命救急における二次医療圏の拠点となる医療機関について、新病院の建設も視野に東室蘭地域に1 つ整備する」ことを目指す。
◎ また、「主に回復期・慢性期機能、比較的軽度な急性期医療も提供し、在宅医療・介護との連携を図りながら地域を支える医療機関を蘭西地域に確保する」ことを目指す。
◎3 病院の再編等に向け、市立室蘭総合病院は、経営効率化の取組を強化するとともに、現行の医療機能を勘案しつつ、経営改善を図るため、地方独立行政法人への移行も含め、より柔軟な運営方法について、2020 年度中に策定する新たな改革プランにあわせ検討する。

●【協議会】第13回開催[R5.2(書面会議)]
○<WG>第1回開催[R5.5.19(金曜日)]
○<WG>第2回開催[R5.12.12(金曜日)]
●【協議会】第14回開催[R6.6.17(月曜日)]
○<WG>第3回開催[R6.8.13(火曜日)]
●【協議会】第15回開催[R6.11.7(木曜日)]
(注釈)「WG」はワーキンググループ会議を表す

【「第2次中間取りまとめを基本とした医療機関体制の考え方」の概要】
◎主に高度急性期、急性期医療や救命救急における二次医療圏の拠点となる東室蘭地域の医療機関について、『製鉄記念室蘭病院』を受け皿に段階的な集約化を図ることを目指す。
◎比較的軽度な急性期医療のほか、主に回復期・慢性期機能、在宅医療・介護との連携を図りながら地域を支える医療機関について、『日鋼記念病院と市立室蘭総合病院』との間で、その役割や機能等にかかわる具体的な協議を行い、蘭西地域に確保することを目指す。

□(検討会)第1回開催[R7.2.14(金曜日)]
○<WG>第4回開催[R7.3.19(水曜日)]
●【協議会】第16回開催[R7.3.27(木曜日)]

【「東室蘭地域と蘭西地域の医療連携・再編等の基本的方向性」の概要】
<病床規模>
◎製鉄記念病院:現在の病床数(347床)を基本とする。
◎日鋼記念病院と市立室蘭総合病院:今後の協議とするが、現在の病床数
(875床)から段階的に急性期病床を中心に削減を図り、まずはR7.9末までに165床(急性期105床ほか)を基準に削減。
<スケジュール感>
◎製鉄記念病院:当面は現在の医療体制を基本とし、地域の高度急性期、急性期医療や救命救急医療を段階的に集約化。今後の蘭西地域との協議状況に合わせ、必要となる医療体制を整備。
◎日鋼記念病院と市立室蘭総合病院:東室蘭地域との協議状況に合わせ、診療科等の東室蘭地域への段階的移管のほか、医療体制の連携を確保。また、持続可能な医療体制の構築を図るため、日鋼記念病院と市立室蘭総合病院の統合を早期に目指す。
<医療人材の確保>
◎医療機能の連携・再編のほか、患者数に応じた適正化など、持続可能な医療体制の構築のため、職員の適正配置が必要となる場合は、日鋼記念病院、製鉄記念室蘭病院、市立室蘭総合病院の3医療機関内において、職員の意向を前提に、医療人材の異動・集約等の調整を図る。

□(検討会)第2回開催[R7.4.3(木曜日)]

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