所得税と市・北海道民税とで、所得控除の項目名が同じでも控除額が異なるものがあるのはなぜですか。

所得税と市・北海道民税とで、基礎控除、扶養控除等の人的控除(注)額を比較すると、市・北海道民税のほうが少なく設定されています。

これは、市・北海道民税は住民が、自分のまちの高齢者福祉や道路・公園の整備などといった地域社会の費用をその能力に応じて広く負担する、いわゆる負担分任の性格を有するところからきており、これによって、市・北海道民税のほうがより広い範囲の住民に負担を求めようとするものとなっております。


(注)人的控除

本人や家族に関する控除で、上記のほか、配偶者控除、配偶者特別控除、障害者控除、寡婦(夫）控除、勤労学生控除等があります。