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質問

水道水から異物がでるのは何故ですか?

回答

水道水からでる異物には、主に下記の3種類があります。

1.黒色の異物がでる(砂状、不定形、硬いもの、油脂状)

原因

1.砂状のもの
管内に付着したマンガンのスケールが、流速の変化などにより、剥離してでてくることがあります。給配水管などの水道工事で管内の清掃作業が不十分な場合や、給配水管に亀裂が生じた場合管内に砂や砂利が混入することがあります。また、受水槽や高架水槽の管理不備によることも考えられます。
2.不定形で柔らかいもの
止水栓、給水栓のゴムパッキン(ニトリルゴム(NBR)など)、劣化したゴムパイプ、管接合部の黒色のシール剤、剥離した給水管の内壁(エチレンプロピレンジレン(EPDM)ゴムなど)などが、水道水とともに流出することがあります。浄水器を使用していると、浄水器内の活性炭が流出する場合もあります。劣化すると、弾力性がなくなり、もろく崩れやすく、指でも柔らかくつぶれるようになります。また、受水槽以下の加圧ポンプに使われている圧力タンクの耐圧ゴムやダイヤフラムのゴムが劣化し、水栓の開閉作業を行った際にゴムが砕けて微細片となってでてくることがあります。多くの場合、微細片のためなかなか沈まず浮いており墨汁のようにみえます。中にはグリス状になったものや、米粒大の黒いスポンジ片のようになってでてくることもあります。
3.硬いもの
水道本管からの引き込み管に使用しているポリエチレン管の切り屑が出ることがあります。
また、ポリエチレン管の内面が「ヘビの抜け殻」の様に剥離し出てくることがあります。
4.油脂状のもの
カランのハンドル部や油に弱い部分などにシリコングラス(潤滑油)が流出してくる場合があります。

対策

1.の場合
水道本管に起因し頻繁に出る場合は、本管の洗浄が必要となります。
受水槽及び高架水槽の管理上の問題がある場合には、保守管理の徹底を図る必要があります。
2.の場合
劣化しているゴムパッキンを交換してください。ゴムパッキンは、ホームセンターなどで販売しており、容易に交換できます。
受水槽の場合は、ポンプや圧力タンクの部品交換などをする必要があります。なお、ゴムが劣化するため、ダイヤフラムは5年に1度取り替えが目安とされています。
3.の場合
ポリエチレン管部分の工事の有無を確認し、工事があった場合は十分な放水をしてから使用して下さい。内面が剥離する場合は、2層管ポリエチレン管に取り替えすることをお勧めします。
4.の場合
しばらく放水しきれいになってから使用して下さい。

2.白色の異物がでる

原因

水道中にはカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が含まれています。これらは蒸発するとあとに残るため、水の蒸発や乾燥が繰り返される部分では、白い異物となって付着します。

対策

やかんや蒸発皿に何度も水を注ぎ足して使用すると生じやすくなります。定期的に洗浄してから使用すると防ぐことができます。ドラッグストアなどで販売されているクエン酸などの洗浄剤を用いると効果的です。

3.赤色の異物がでる

原因

給水管や配水管内壁に付着した鉄さびなどが剥離し、水道水とともに赤色や赤褐色の異物として流出することがあります。茶色や黒色のこともあります。多くの場合、老朽化した管で生じ、赤水を伴います。家の中の蛇口によってサビが出たり出なかったりするのは屋内の配管サビです。水道本管が原因の場合、すべての蛇口からサビが出ます。

対策

出し始めの水をしばらく放水してから使用して下さい。

お問い合わせ

水道部/料金課

〒050-0082
室蘭市寿町1丁目11番16号
電話:0143-44-6118
FAX:0143-44-6112
【お問い合わせフォーム】

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