桜
室蘭のサクラ開花日は、平年値5月6日で、開花の基準となる標本木は、室蘭八幡宮境内のソメイヨシノです。
標本木に5~6輪以上の花が開いた日に、気象台が開花宣言し、開花してから満開になるまでは、数日から1週間程度かかります。
また、ヤエザクラは開花が遅く、例年5月下旬に見ごろを迎えます。
母恋富士下サクラ並木
長年にわたり、地域の人たちが手塩にかけて育てた約29種、130本余りのソメイヨシノやカンザンなどが5月上旬から6月上旬にかけて咲きほこります。
また、宮城県塩竈市の鹽竈(しおがま)神社に3年がかりで足を運んだ末、許可を得た門外不出の「鹽竈桜」や、京都御所の「御車返し」、兼六園の「菊桜」などの桜もあります。
「富士下サクラ並木の会」の皆さんが保全活動を行っており、開花時には、お花見スペースも用意されています。
- 場所
- JR母恋駅から東室蘭方面に100メートルほど進み、関野自動車整備工場付近を右折。
できるだけ、公共交通機関をご利用ください。最寄りのバス停は「母恋」です。
南部陣屋跡の桜
崎守町の一本桜
幌萌町の大桜
樹齢約170年の胆振地方最大級のエゾヤマザクラで、室蘭市の保存樹木に指定されています。
威風堂々とした高さ16メートル、幹回り4.3メートルのこのサクラは、寿命をはるかに超えており、防風雪などで幹の損傷が進んだため、樹木医等により修復されています。
開花の時期には、市民有志の手により、夜間はライトアップされています。
- 場所
- 旧国道37号のJR本輪西駅前の交差点を本輪西町春雨橋方面に進み、最初の信号を左折(小林商店が目印)。道なりに進むと住宅地が見え、道が2方向に分かれるので右側へ。
途中、中幌萌町会有志の皆さん手づくりの看板があります。
祝津臨海公園の桜並木
祝津会館裏手の幅約20メートル、長さ約300メートルにわたって、祝津町会が毎年ヤエザクラを中心に植樹し、400本にもなります。
海沿いで風が強いため高く成長しない木は、花見に向いています。
平成21年の祝津商店会55周年を節目に、桜祭りの開催を始め、現在はこのお祭りで毎年数本の記念植樹を行なっています。
- 場所
- 祝津臨海公園(祝津町4丁目)
鷲別川沿いの桜並木
室蘭市と登別市の境を流れる鷲別川沿いに、毎年春になると、高砂町から水元町までの1.5キロメートルを見事な桜並木が飾ります。
付近の町会の人たちが、昭和50年から4年間かけて植樹したヤエザクラ500本が、立派に育っています。
毎年開花の時期には、「桜まつり」が開催されます。
- 場所
- 高砂3丁目公園
白鳥台北公園の桜
「白鳥台北公園に桜を咲かせる会」が、平成12年から住民総参加で植樹をスタートし、今では400本を数えるまでになりました。
毎年、6月初旬に「桜まつり」が行われています。
- 場所
- 白鳥台北公園(白鳥台3丁目)