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指導医からのメッセージ

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2103001
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外科研修のすすめ

研修医の皆さんは、これから自分の進むべき進路を選択するわけですが、どこの科へ進もうと外科的手技は必ず必要になります。具体的には、皮膚縫合、糸結び手技、CVカテーテル留置、CVポート造設などの手技です。当外科では、全ての研修医がこれらの手技を習得いただけるよう、多数の症例を術者として経験して頂いております。また、たとえ内科志望であっても、たとえ1ヶ月の研修であっても、手術室で行う手術(鼠径ヘルニア手術、虫垂炎手術など)を、最低1例執刀医として経験できます。 この他、外科志望で研修期間の長い研修医には、腹腔鏡下胆摘、腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術、乳腺手術、肛門手術、消化管吻合なども執刀してもらっています

当科では、毎年約500例の手術を行なっております。食道から肛門までの全ての消化管疾患、肝胆膵疾患、乳腺疾患を主に扱っています。胃切除、大腸切除、ヘルニア手術など、腹腔鏡下手術を積極的に行っています。

外科研修のもう一つの利点は、全身管理を学べることです。輸液療法、栄養療法、抗菌薬の適正使用、ときには、critical ill patientのレスピレータ管理や血液浄化療法などの集中治療管理を学ぶこともできます。何科に進むにしても貴重な経験になると思いますので、是非、外科での研修を選択してください。

副院長(兼外科部長)(研修総括指導医) 佐々木 賢一
副院長(兼外科部長)(研修総括指導医) 佐々木 賢一

当院は救急医療・災害医療の中心病院

当院は西胆振地域における救急医療・災害医療の中心的役割を担う総合病院です。脳神経外科を含む外科系診療科が充実していることから、高エネルギー外傷(交通事故など)に対応できる地域で唯一の病院として、発生するほぼ全症例が搬入されます。症例の絶対数では大都市の病院に劣りますが、幅広さでは決して引けを取りません。当院の救急診察室には年間約 3000例の時間外受診患者と約2,000例の救急車での搬入患者が受診しています。西胆振地区、東胆振地区には救命救急センター不在の中、地域における救急医療の中核を担っています。

災害発生直後に現場へ派遣されるDMATを有し、急性期医療への積極的な取り組みにより、地域の消防とは緊密な協力関係が築かれていますので、研修医でも救急車に同乗実習することが可能です。

救急蘇生・外傷初療など院外での講習会を受講する場合は交通費・受講費とも全額病院が負担することになっていますし、AHAやICLSなどの正式なインストラクター資格を持つ職員による院内勉強会も開催されています。日常の勤務を離れても、当院では医師・看護師を問わず、自ら学ぶ意思のある方を最大限にバックアップします。

研修医として私たちの病院で存分に学んでください。

救急センター長(脳神経外科部長) 大山 浩史
副院長(兼救急センター長)(兼脳神経外科部長) 大山 浩史
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