たむら食堂
地元へUターン ご近所に愛され、遠くからでもわざわざ行きたくなる食堂を目指して
たむら食堂経営/ 田村真梨絵 さん
東京からUターン
室蘭市白鳥台に2022年オープン
室蘭出身の方の温かさに触れ 地元に恩返し
私は18歳まで室蘭で過ごし、高校卒業後は服飾関係を学ぶために市外に進学しました。東京やイギリスなど様々な場所で生活し、色々な人や物に出会う経験ができた20代でした。
その後、飲食業のプロデュースに関わる中で、東京で室蘭産のうずらの卵を使ったスイーツを販売する「うずらカフェ」で店長を務める機会に恵まれました。その際、本当に多くの室蘭出身の方・室蘭に縁のある方がお店に来てくださり、暖かい声掛けをいただいたことが本当に嬉しかったです。
「何か地元に恩返しがしたい」という思いが募り、Uターン創業の道に進むことを決めました。
室蘭は開業地としても 良い場所でした
首都圏はとにかく家賃が高く、小さなお店ですら数千万円の開業資金が必要ですが、地方都市は当然首都圏から比べれば開業資金が抑えられます。
特に室蘭は自然が豊かな上、日常の買い物も不便なくできるほか、近郊には洞爺湖や登別温泉と有名ドライブスポットがありプライベートも充実!
開業地としても良い場所だと思います。
特に室蘭の中でも端にある「白鳥台」は、私が高校卒業まで住んでいた馴染みのある地域。ここ最近では、若手の経営者が小売店等を開業する動きも見られます。
私も、多くの人に「白鳥台」という地域を知ってもらうきっかけづくりができるよう頑張っています。
地元食材を使う 安心安全な定食を提供
室蘭市白鳥台には、お昼ご飯を食べられるお店が決して多くはありません。近隣に住む方はもちろんですが、働きに来ている方にも気軽に食べに来て欲しいと思い、食堂経営を決めました。
同じ建物内にあるお肉屋さん「ハイミートたなか」、お魚屋さんの「ハイフィッシュみなしん」の新鮮な食材を仕入れ、丁寧に心を込めて調理しています。
「たむら食堂」の発信のみならず、“こんなに美味しい食材が室蘭でも手に入る”ということも広くPRしています。
やりたいことがまだまだ沢山 自分の将来が楽しみ!
もともと飲食店のプロデュースを手がけていたので、その時に培った知識や販路はどんどん活かしていきたいと思っています。
もっと室蘭の食材を知ってもらうために、地元食材を使ったたむら食堂オリジナルのレトルト商品も開発進行中です。
コロナの感染拡大が落ち着いたら、私自身もっともっと外にでて自分のお店・マチのPR活動を積極的に行いたいと思っています。
人口減少は日本全体の課題ではありますが、「一人でも多く室蘭に住む人を増やしたい」これが開業した私の1番の思いですし、原動力です。
移住・創業者が増加傾向にある他都市をみると、まちのポテンシャルを活かしつつ、世の中のトレンドを掴み、ターゲットを見据えて呼び込んでいるように思いますし、そして移住してきてくれた創業者をマチ全体で歓迎するムードも大切だと感じています。Uターン組の一人として、私もできることは進んでやっていきたいと考えています。
これから移住・創業を考えている方へ
私は開業資金を集めるために、クラウドファンディングも開始し、お店の改修もお金をかけないようにと可能な限りDIY改装を進めました。
地元のイベント等にも積極的に参加することで、地域の方ははもちろん、同業者とも交流し日々沢山の刺激を受けています。 地元室蘭への思い、やりたいことを実現する気持ちを大事に持ち続けていきたいと思います。
都会とは違った魅力が体感出来ると思いますので、是非一度室蘭に来てみてください!
お店情報
店名 | たむら食堂 |
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住所 | 〒050-0054 北海道室蘭市白鳥台5-1-4 白鳥台ショッピングセンターハック2F |
電話番号 | 0143-83-7426 |
駐車場 | ショッピングセンターハック駐車場利用可 |
営業時間 | 11:00~14:00(LO13:30) |
@TAMURASHOKUDO |
活用した市補助金
- 家賃補助金
- 加点支援(特定業種加算、転入加算)
(注釈)移住前から空き店舗を探し、創業計画等の準備を行いました。
2022年6月創業