社長にインタビュー
宮﨑健悟代表取締役社長に現場での女性採用に対する考え、思いを伺いました。
”エンゲージメントの高さ”が我が社一番の自慢です
--建設業は男性のイメージが強い方もまだまだ多いと思いますが、現場職で女性を採用しようと思ったきっかけを教えてください。
力仕事以外であれば、仕事をするにあたり男女の区別はありません。魅力ある人材を求め採用活動をしていたところ浅川さんに出会い、現場職を希望してくれたため、本人の希望に添った配属を行いました。
とは言え、弊社の女性社員は全員事務職で、現場職は初めてだったため正直心配もありましたが、本人のやる気・人柄から、現場に新たな風を吹き込めるのではないかという期待から踏み切りました。
結果として、期待以上に活躍してくれて大正解でした。
浅川さんはいつも笑顔で華があり、現場を活気づけてくれます。おかげでチーム内の仕事の流れが円滑になったり、会社の良い雰囲気作りを担う貴重な人材です。
--まさに”新たな風”ですね。初めて現場に女性を受け入れるあたり、制度や職場環境など準備したことがあれば教えてください。
新たに取り組んだことは特にありません。前々から弊社の取り組みとして、定期的に女性社員に現場を見てもらい、衛生面や働く環境に対して意見を聞いています。それにより、男女共に快適に使用できる「快適トイレ」を設置したほか、ハラスメント研修を行い、改めて社員の意識付けに注力しました。
昨今は、弊社に限らず業界全体でも本来当たり前にあるべき職場環境が整い始めてきたと感じています。今後、現場女子を増やしていくにあたり、育児との両立のしやすさにはもっと取り組んでいきたいです。
ライフステージの変化に伴う社員の希望に添った配置転換やリモートワーク体制の更なる強化、また授乳室の設置や企業主導型保育園との契約など、働いてくれる社員のために企業としてやるべきことは沢山あると感じています。
--男女共に働きやすい環境作りに励まれる姿から、宮崎社長が社員のみなさんを想う気持ちが伝わってきます。浅川さんの現場での活躍を受けて、どんなところが女性ならではのスキルだと感じますか?
浅川さんには、現場仕事以外にも弊社のSNSコンテンツをお任せしているのですが、これがとても好評で、いつも新鮮な視点で閲覧者の目を引くような投稿をしてくれています。初めてインスタのDM(ダイレクトメッセージ)で採用に関するお問い合わせをいただいたり、弊社を知っていただくきっかけづくりがとても上手で関心しています。
まだまだ男性の多い業界、これからは女性による広報活動が大事だと考えています。
事務においても、資料作成などでは相手にとって見やすい少しの工夫が資料の印象やわかりやすさに繋がっており、またデザインやバランス感覚も素晴らしいと感じています。現場女子に限った話ではありませんが、女性は気配りや自然なコミュニケーションを取るのが上手だと想いますね。
--女性の現場参入は良いことずくめですね。建設業界は特に人材不足が顕著だと伺っておりますが、採用に関する今後の展望をお聞かせください。
まずは男性イメージを払拭したいですね。世界の人口割合と同じく、社内が男女半々になるよう女性の割合を増やしていきたいですね。また”建設ディレクター”を社内に取り入れ、女性の職域を増やしたいですね。
業界全体としても”ドボジョ(土木女子)”やSNSの普及により、少しずつイメージが好転していると感じています。手前味噌かもしれませんが、弊社の一番の強みは”エンゲージメントの高さ”だと思っています。居心地の良さが一番の売りなんです。
これからもっとたくさんの仲間を迎え入れて、弊社の力を更に高めていけたらこれ以上の喜びはありません。
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