上司にインタビュー
現場女子を指導する上司を代表して、中田さんの上司である川倉さんにお話を伺いました。

――中田さんのお仕事は比較的重労働は少ない業務のようでしたが、日本製鉄のように特に大きな製品を扱う会社の場合、重労働も含めて女性だと体力的に厳しいなという仕事もあるかと思います。そういう場合は、実際はどういう対応をされているのでしょうか。
日鉄構内全体でみると、一昔前からみたら機械化された業務が多いですが、一方で、体力勝負というような仕事もまだあります。
性別による区別という意味では無くて、適性に基づく配置は必要だと思っていますが、どうしても力仕事が必要という場合は、どの現場も同僚がしっかりフォローしています。
それは一緒に仕事をしていく中で当然の思いやりですし、お互い様です。
私の職場で働いてる中田さんは、製図を扱う仕事をしていますが、男性と比べても体力的なハンデがでる仕事ではないので、性別関係なく素早く丁寧に仕事をしている姿が印象的です。
「適正配置」のわかりやすい事例だと思いますね。
――お互いフォローし合える体制が現場女子を採用するにあたっては重要なんですね。
これから就職を考えている皆さんに、ひとことメッセージをお願いします。
当社は「何も専門的なことを知らない普通科の高校生は、入社は難しい・・」、そう思われがちですが、人材育成に向けた教育環境は整っていますので、気負わず安心して応募してもらいたいと思います。
例えば当課の場合ですと、大阪に発電プラントのトレーニングセンターがあり技術的な部分を深く学べます。各部署、様々な方法で人材育成に努めていますので、気になる方は一度ご相談いただければと思います。