社長にインタビュー
今野香澄代表取締役に現場での女性採用に対する考え、思いを伺いました。
女性社員の活躍で会社全体が引き締まる
――現在、何名の方が現場でご活躍されているのでしょうか。
現在は、社員23名のうち、3名の女性社員が現場で活躍しています。
近年では、当社の取り組みを新聞記事で読んで、入社を見据えて工場見学を希望される地元の学生さんがいて、正直驚いていますが、とても光栄に思います。会話をすることで人柄を知ることができますし、入社に繋がれば嬉しいなと思っています。
タイミングにもよりますが、現在は高校生の新卒者は募集していません。UIJターンを含め、 経験のある方や学校などで技術や専門知識を学んでいる方は、即戦力になるので、ぜひ力を貸してほしいです。
――女性を現場で採用するようになって社内で変化はありましたか。
最初の頃は、現場で女性を採用することに心配する声もありましたが、最近は全く聞きませんね。女性社員が頑張ってくれている証拠だと思います。
細かい部分まで気配りができ、仕事に対して熱意のある方が多い印象です。技術を身に着け、様々な仕事を担えるようになりたいと自ら志願してくれる人もいます。
ものづくりでは全くの素人であった女性社員がどんどんスキルを身に着けて活躍する様子は、会社全体が引き締まる感じを受けましたね。
子育てが原因で辞める選択にならないよう寄り添う
――平成30年度に取材をさせていただいた際、子育て中の方もいらっしゃると伺っておりましたが、子育てしながらでも働きやすい工夫などはしておりますか。
お子さんの体調不良や行事などで休まなければいけない場合でも、有給休暇が使いやすいような雰囲気づくりを大切にしています。小さなお子さんは突然体調を崩すこともあって急な休みも当然あります。
基本的に休み明けにしっかり集中して業務をこなしてもらっていますが、どうしても納期が迫っている場合は、他の従業員がフォローしています。自分の担当する仕事のスケジュール管理は自ら立てられますので、そういう面では働きやすいと思います。
子育てが原因で辞める選択にならないように、社員の話を聞くようにしています。私も子育て経験者なので、仕事と家庭との両立で悩むママの気持ちは痛いほど分かります。
“大変な時は職場にお子さん連れてきても良いよ”と声をかけることもあります。社員が当社で働きたいと思ってくれている限り、子育てしながらでも働き続けられるよう寄り添っていきたいですね。
仕事を通じて自分が成長しようと考える社員が多い
――最後に入社を考えている方にメッセージをお願いします。
今野鉄工所では、社員同士がお互いを尊重し、どんなことでも感謝の気持ちを忘れずに、仕事を通じて自分が成長しようと考えている仲間が多く働いています。
働いている社員は、素直な人が多く、仕事に対しても、自分に対しても、ひた向きに頑張っている人ばかりです。
それでいて、地域密着型の金属加工業の魅力が多くあり、家族のようなアットホームな雰囲気があります。そんな今野鉄工所で働きたいと思ってくれる方をお待ちしております。