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社長にインタビュー

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藤川康司代表取締役社長に現場での女性採用に対する考え、思いを伺いました。

女性の起用に保守的な建設業界を変えていかなければいけない

藤川康司代表取締役社長の写真
建設現場の写真

――令和2年度より現場に女性を配属されたと伺っておりますが、どんな業務を担当されているのでしょうか。

現在は、室蘭市新体育館の建設現場で“現場監督”をしています。

“建設業”といっても業務内容は様々で、男性だけでなく、女性にできる仕事も実は多くあります。

でも建設業界全体的に女性に対して保守的なところがあるのは事実ですね。当社も含め、現場に女性を採用する一歩が他業界に比べると遅れているように思います。そんな状況を変えていかなければいけないと強く感じていますし、良い事例はどんどん発信していきたいという思いです。

“背中を見て学べ”だけでは優秀な人材は育たない

インタビューに答える社長の様子

――藤川社長の強い思いがあって採用に繋がったのですね。女性を採用後、社内でなにか変化はありましたか。

女性の価値観や女性ならではのライフスタイル、フォローの仕方など採用前に会社全体で考えていかなければならないと思いました。

十数年前に女性が現場で働いていることがありましたが、結婚・出産を機に辞めるのが当たり前の状況でした。

でも今は結婚・出産後も働くことを希望される方が多く、産休・育休後も戻って来られるように制度を整えています。

昔は“上司の背中を見て学べ”と教わったものですが、最近ではあまり聞かなくなりましたよね。

女性に限らず、若手社員や外国人労働者の育成方法については、指導する側も伝える言葉、作業の見せ方など工夫することが大事だと感じています。ビジネススピードの速い時代でもありますので、丁寧に教えながらより優秀な人材を育ていきたいですね。

現場で女性を採用するにあたり、本音を言うと、男性社員を採用するときより受け入れ態勢など、一から検討する部分があったのは事実です。これからも一つひとつ課題があれば解決しながら進めていきますが、男性・女性ということすら話さなくなることが理想だと思います。もっと現場で女性が働くのが当たり前の状況にしていきたいです。

インタビューに答える藤川社長と前田さんの様子

――建設業界においてコロナ禍で働き方に変化はありましたか。

リモートでの会議などが増えてきています。今まで図面を見て打ち合わせをするのは、全て対面でしたし、それしかできないと思っていました。

でも実際コロナ禍でリモートでの打ち合わせや会議が出来るようになったことで仕事の幅が広がり、今まで関わりのなかった首都圏の企業とも一緒に仕事をするようになりました。

ノウハウを持つ、大企業等からのリモートでの意見を取り入れた事例もあり、私自身とても勉強になりますし、新たな刺激を感じています。

また国が進める副業の一環として、本州の技術を持った方にリモートで仕事をお願いすることもあります。

社会の変化に柔軟に対応し、より働きやすい環境を

インタビューの様子

――最後に入社を考えている方にメッセージをお願いします。

先ほどもお話しした通り、建設業は色々な職種があり、現場だからと言ってきつい力仕事ばかりではありません。

これからは現場でもリモートでできることが多くなっていくと思います。将来的には育児中の方は自宅からリモートで現場の作業をすることなども考えられます。

社会の変化に柔軟に対応し、より働きやすい環境を整えていきたいですし、建設業界全体としてもどんどん良いことは取り入れて変わるべきだと感じています。

当社は今後、初の試みとして総合職の採用も検討しています。現場や事務に限らず、より良い会社にしていくために中枢業務を担う人材を採用していきたいです。

男女問わず、「ものづくり」の先にある達成感と感動を共に分かち合える、新しい仲間をお待ちしています。

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