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現場女子にインタビュー

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実際に現場女子として働いている入社4年目の吉野紗羽さんと育成担当者である松本朋泰作業長にお話しを伺いました。

現場で働いてみたい」ものづくり現場に思いを持って入社

吉野紗羽さんと松本朋泰作業長の写真
作業中の吉野さんの様子

――吉野さんの担当業務や勤務体制を教えてください。

吉野:入社当初からクレーン業務を担当しています。クレーン業務は資格がないと操縦できないので、入社後必死に勉強して資格を取得しました。

勤務体制は、三交替勤務をしています。正直、慣れるまでは体調管理が大変でしたが、慣れれば意外と働きやすいと思っています。

女性で夜勤…?うーん…と仕事を選ぶときに敬遠する高校生もいるかもしれませんが、比較的休みが取りやすい環境なので、有給休暇を使い、友人と予定を合わせて息抜きに遊びに出かけることもできますよ。私も実際、息抜きにお休みを取ることもあります。

松本:プライベートあっての仕事ですから、休みを取りやすい環境も大事だと思っています。 そこは男性、女性関係ないですよね。子供の行事への参加、自分のためのリフレッシュ休暇など、そこは社員みんなお互い様です。

――事故未然防止のためにも心身ともに疲労回復は大事ですね。

吉野さんのインタビューの様子

――次に吉野さんの入社したきっかけや実際働いてみて感想などあれば教えていただけますか。

吉野:入社のきっかけは、高校の先生からの勧めでした。兄が工場で勤務している影響もあって現場で働いてみたいと思い、応募を決めました。私は普通科高校の出身ですが、体を動かすことが好きだったので、実際に働いてみて自分に合っているなと感じています。

松本:彼女のように就活の時点で、ものづくり現場で働くことを選択する女子生徒は、本人は気づかないかもしれませんがどこか熱い思いがあるかもしれませんね。

おそらく、ものづくり現場を最初から選ぼうという女性がまだ少ない中でも、この道を選択してくれたということは、周りに流されてではなくて自分自身で決めてくれたということですから。 

育成のし甲斐がありますよね。こちらも思いに応えたいと思います。

仲間という関係性が大事

松本作業長に指導を受ける吉野さん

――松本作業長に伺います。具体的に技術を習得してもらうために、どのようなことを心がけていますか。

松本:基本として、男性だから女性だからと差をつけることはありません。

上司部下というよりも、チームの仲間として関係を築くことで働きやすい環境になると思っています。指導はしますが、仲間という関係性が大事かなと思います。

あえて女性に特化して考えるとしたら、体調管理だけはできるだけたくさん声掛けをしています。特に女性は体力的にも暑さや寒さで消耗しやすいと思いますので、配慮は必要だと思っています。

―男女に差をつけるのではなく、声掛けなどの配慮、「気にかけてくれている」と感じるのは嬉しいですよね。

吉野:はい。松本作業長だけでなく、他の先輩方も声かけをしてくれるので、頼りにさせてもらっています。休憩室でも雑談をしたり、結構可愛がってもらっていると思います(笑)

食事中の様子

――お2人の雰囲気からも仲が良いのが伝わってきますね。他部署の方ともコミュニケーションを取る機会はありますか。

吉野:他部署の女性社員とも、更衣室で話したり、イベントでの交流もあるので、仲良いですよ。

イベント交流の様子
ソフトボールをする様子

――先ほど体力面での話が出たように、やはり運動部出身の方が現場女子に向いていますか。またスキルという意味で、工業系の学校を卒業された方が多いのですか。

松本:運動部出身でない方もたくさん働いていますよ。学歴や職歴も関係ないので、普通科出身で未経験の方が多く、入社後に資格を取得する場合がほとんどです。

吉野:私は体を動かすことが好きという理由もあって職場を選びましたが、走り回る仕事ではないので、そこは気にしなくてもいいと思います。運動より機械を動かすことに興味がある方は向いているかもしれないですね。

――そうなんですね。現場女子=運動部という勝手なイメージ、思い込みがありました。

元気な姿で仕事から帰ってもらって、また元気な姿で出勤してもらえるような安心できる職場に

松本作業長と吉野さんの写真

――松本作業長、最後に、今後入社を考えている方にお伝えしたいことはありますか。

松本:鉄鋼業は危険を伴う仕事が多いと心配されるご両親もいらっしゃると思います。私は大切なお子さんをお預かりしているという気持ちで日々指導にあたっています。

心身ともに元気な姿で仕事から帰ってもらって、また元気な姿で出勤してもらえるような安心できる職場環境を作ることが私たち管理職の使命だと考えています。一緒に働いてくれる仲間をお待ちしています。

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