救急症例検討会
平成27年2月5日(木曜日)に、当院2階講堂にて救急症例検討会を行いました。
今回は院内のみならず広く地域の救急医療関係者にも参加を呼びかけ、胆振全域から約100名が出席して開催されました。各消防より、3つの症例が報告され、病院と救急隊との意思疎通の重要性をあらためて確認する場となりました。
最初の症例では救急隊員によるグループ討議も行われ、その間、上原達哉救急救命士と下舘勇樹麻酔科部長によって、病院職員にその症例に関連するミニ講義を行うという手法で、病院内外の参加者がそれぞれの立場から救急医療の知識を深めることができました。また、ドクターカーと救急車とのドッキング模様のビデオ上映や、消防によるアプリを利用した位置情報についての提供など、参加者にとってもわかりやすい解説がなされました。各症例を検討するなかで、当院ドクターカーの必要性や、患者の症状を判断・処置する際の認識などについて、今後の課題もふまえて考察し、活発な討議が行われました。
症例1
『心停止前の静脈路確保とエピペン投与を行った症例』
室蘭市消防救急救命士 上原 達哉
麻酔科医師 伊藤 知哉
(追加発表:室蘭市消防救急救命士 岩城 淳)
症例2
『救命し得なかった多発外傷の1例』
登別市消防救急救命士 渡辺 圭介
麻酔科医師 戸ノ崎 拓哉
外科医師 奥谷 浩一
症例3
『市立室蘭総合病院ドクターカーとのドッキング症例』
白老町消防救急救命士 石部 衛
麻酔科医師 下舘 勇樹
脳外科医師 大山 浩史
(追加発表:室蘭市消防救急救命士 佐藤 健太郎)
(追加発表:登別市消防救急救命士 阿部 豪介)











