旬の食材（8月）

このページでは、公設地方卸売市場で取り扱う旬の食材をご紹介をしています。

旬のさかな

品目 スルメイカ 入荷先 胆振沖 分布 北海道から九州にかけての沿岸 室蘭近海での漁の時期 7月下旬から10月まで 選び方 透明感があり、背中に黒褐色の斑点が密集し斑点を指で弾くと明滅するもの

 

特徴

イカは日本人の大好物のひとつで、世界中から獲れるイカのうち4割が日本人によって消費されています。
イカの種類の中でも一番多く消費されているのがスルメイカで、当市場においても平成22年度品目別取扱高（数量）の中では、第2位（約996トン）で、なくてはならない品目のひとつになっています。
日本各地で獲れるため様々な地方名が付けられており、北海道では一番多く獲れることから「マイカ」、伊豆周辺では麦の実る時期に獲れることから「ムギイカ」などと呼ばれています。
昼は水深50メートルから100メートルに生息していますが、夜になると水深20メートルから30メートルの上層部に浮上してきます。この時、光に集まる性質を利用して、夜間に集魚灯を使用した漁法が一般的に用いられます。
胆振沖でもイカ釣り漁の時期には、海にシャンデリアが浮かんでいるような漁り火を見ることができるでしょう。

イカ塩辛の作り方

まず、スルメイカのワタをはずし、塩で締め（ワタが見えなくなるくらい強く塩をする）、冷蔵庫に5時間～6時間置き、余分な水分を出す。
次に塩を落としたワタの袋から中身をしごき出して裏ごしをする。
そこに細かく切った新鮮な身を和え、密閉容器に詰め冷蔵庫で熟成させる。
ときどき箸等でかき混ぜ、1週間程度置いていただきます。
新鮮なスルメイカが手に入った時には是非試してみてください。

栄養素

良質のたんぱく質で、牛乳と同じくらい消化が良いです。また、低カロリー、低脂肪のとても優れた健康食品です。
イカのたんぱく質は、加工しても壊れにくい筋原繊維のたんぱく質の割合が多く、スルメに加工しても豊富に残っているそうです。その他、コラーゲンや善玉コレステロールを増やすDNA、血液を固まりにくくするEPAの不飽和脂肪酸も多く含まれ、眼精疲労の回復に大きな効果があるタウリンも魚肉の3倍程度含まれています。

豆知識

イカは漢字で書くと「烏賊」と書きます。
中国の故事によるとその語源は、「イカが水面に浮かび死んだふりをしていて、それを烏（カラス）がついばもうとした時、イカが巻きつき水中に引きずり込んで逆に烏を食べた。」ということからこの漢字が当てられたそうです。

情報提供：株式会社室蘭魚市場（水産卸売業者）

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旬のやさい、くだもの

品目 梨 産地 茨城県、山梨県、福岡県など 保存方法 梨は乾燥に弱く、水分が蒸発するとカサカサになってしまうので、濡れた新聞紙に包みビニール袋などの保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。新鮮なものは7日から10日程は日持ちしますが、なるべく早く食べるようにしましょう。

 

特徴

日本の梨は果物の中でも歴史が古く弥生時代から栽培され食べられていたそうです。それ以降徐々に改良が進み、現在のような甘みが強く果実の柔らかい梨は明治時代以降に発見されたり品種改良されたものと言われています。日本の梨には、「赤梨」・「青梨」の二つに分けられています。「赤梨」は、豊水や幸水などの果皮が茶色いもので「青梨」は、二十世紀のような果皮が緑色のものです。どちらもペントザンやリグニンという成分からできた石細胞によりシャリシャリとした食感が起こります。現在は、「赤梨」である豊水と幸水のほうが大半を占めるようになりました。余り知られていませんが、梨はバラ科なので若木の時はトゲが沢山ついています。これから、だんだん寒い季節になっていきますが果物の美味しい時期でもあります。シャキシャキとした食感と、甘い果汁がジューシーな梨を食べて美味しい秋を満喫してみませんか。

栄養素

梨は、水分と食物繊維を多く含んでいます。その中の（ソルビトール）という物質が便を柔らかくすることにより「便秘予防」が期待できたり、咳を止め、熱を下げ、のどの炎症を抑える効果もあります。また、（カリウム）からは、むくみを解消したり、摂りすぎた塩分を排泄してくれます。高血圧予防などにも効果などがあるので、女性に多い便秘改善に良いでしょう。また、風邪のときに食べると早く治るかもしれませんね。

選び方

ふっくらとした丸みのある形に、軸がしっかりとしており、ずっしりとした重みのあるものが良いでしょう。果皮のザラザラした（茶色い斑点）は、熟すにつれて減るので食べごろになるとツルツルになってきます。二十世紀などの緑色の梨は少し黄色っぽくなれば甘味が出た証拠です。幸水などの茶色い梨は適度な赤みのものを選びましょう。

調理方法

キウイと梨の美肌ジュース

1.梨（1個）とキウイ（1個）の皮を剥いて一口大にカットしておきます。

2.ミキサーに1.でカットした果物とはちみつ（大さじ1）、水（1カップ）を入れて、良くかき混ぜたら完成です。水の分量はお好みの量に調節しながらつくると良いでしょう。

 

『豆知識』
果皮に近いほど甘いですが、種の周りは酸味が出てくるので取り除くと梨の甘さが引き立ちますよ。

情報提供：丸果室蘭青果株式会社（青果卸売業者）

 

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