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【記者会見記録】令和2年12月28日開催

記者会見r021228

  1. 一年を振り返る
  2. 質疑

1.一年を振り返る

記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

年末に際しまして、この1年を振り返り、お話しさせていただきます。

今年は、今年の漢字「密」にも表されておりますが、全国的に新型コロナウイルス感染症に向き合い、悩まされた1年でした。

4月に緊急事態宣言が発令され、学校の一斉休業や、むろらん港まつりや、スワンフェスタなど、今年の大きなイベントは相次いで中止になるなど、市民の日常生活にも大きな影響をもたらした年でもありました。

医療機関や福祉機関をはじめとした関係機関におかれましては、長期に渡って緊張感の中対応にあたっていただいていることに心から敬意を表するとともに、誹謗中傷、偏見や差別のないまちでありたいと願っているところです。

今もなお、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており、胆振振興局管内を含む他市町においても、クラスターが発生するなど、感染拡大が続いております。新型コロナウイルスに罹患された方には、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。

新たに変異種も国内で確認がされるなど、心配な日々が続いておりますが、すでに24日に知事と179市町村長から共同メッセージを出したように、「静かな年末年始」を過ごしていただくお願いをいたします。市民の皆様におかれましては、手洗い、マスクの着用といった基本的な感染予防策の徹底に取り組み、ご自身の健康はもとより、医療機関の負担を増やさず、医療を守るためにも、「普段一緒にいる方」と「自宅」で過ごし、「普段一緒にいない方」との会食は控えていただくよう、あらためて私からもお願いいたします。

新型コロナウイルスワクチンの接種開始に向け、準備が始まっております。厚生労働省からも、円滑に接種ができる体制を整えるよう指示がありますことから、ワクチンが完成し、国内での流通が始まった際には、迅速にワクチン接種に対応できるよう国や道をはじめ関係機関と連携し、体制を整えて参りたいと考えております。

さて、今年の本市を振り返りますと、これまで小中学校適正配置計画に基づき、10校の統廃合(海陽小学校、星蘭中学校、地球岬小学校、旭ヶ丘小学校、翔陽中学校、桜蘭中学校、室蘭西中学校、みなと小学校、蘭北小学校、白蘭小学校)が行われてきましたが、4月に11番目となる、天神小学校が開校しております。

市内経済においては、日本製鋼所室蘭製作所が素形材・エネルギー事業等を分割し、グループ会社4社を統合した新会社「日本製鋼所M&E」が発足、ENEOSバイオマスパワー室蘭合同会社がバイオマス発電所の商業運転を開始したほか、8月から行われていた、19年振りとなる日本製鉄室蘭製鉄所のAIを搭載した第二高炉の改修が無事に終わり、11月22日には火入れ式が行われました。新たな高炉の稼働により、さらなる競争力強化が実現されることを期待しているところであります。

また、パナソニックITSの進出などに合わせ、MaaSの実証などIoTや公共交通施策についても新たに取り組んだ一年でした。

一方で、3月には、室蘭・宮古間の宮蘭フェリー航路が休止となり、4月から室蘭・八戸間の室八フェリー航路に切り替わっておりますが、宮蘭フェリー航路復活に、岩手県や宮古市と連携を密にして取り組みを進めているところでございます。

また、室蘭公設卸売市場の青果部の移転断念と、丸果室蘭青果の自己破産につきましては、極めて残念なことと考えており、12月4日から破産手続きが始まっています。

また、度重なる市職員等の不祥事で市民の皆さんにご心配をおかけした1年でもありました。

さて、新年には、出初め式や成人祭を予定しています。

コロナ対策を講じながら、出初め式は、例年行っていた木遣り唄や梯子のりなどは中止するなど内容を縮小して開催させていただきますが、分列行進を行い、一年の火災予防の意識を高めます。

また、成人祭につきましては、基本的には市内在住者を中心に、会場で感染予防を徹底させ、感染リスクの低減に最大限努力しながら、出身中学校ごとに3回に分け、時間を短縮しての実施を予定しております。道から道民に対して感染拡大防止に向け、来月15日まで、札幌市との不要不急の往来を控える、都道府県において行動制限が要請されている地域との不要不急の往来を控えるようメッセージが出されておりますことから、皆さんには対応、ご判断いただくようお願いします。

行事・イベントを中止にするのもひとつの判断ですが、行事にはいろいろな方の様々な思いが込められており、どのように工夫したらコロナに向き合い開催可能なのか、今後も知恵を絞っていきたいと考えています。

また、来年12月には、幅広い世代が集い、人とのふれあいを通じ、新たな出会いの場となる交流拠点施設「室蘭市環境科学館」と「室蘭市図書館」が開館します。令和4年の(仮称)室蘭市総合体育館の供用開始、新市場の開場も予定していることもありますが、開港150年・市制施行100年の記念事業に向け、しっかりと体制を整えていきたいと思います。

加えて、政府からは、新年度予算に向けたリリースもなされています。脱炭素の動きが加速し、本市も取り組んでおります、水素や洋上風力発電についても注目が注がれていることから、しっかりと時流に乗り、地域の活性化に加え、地球温暖化防止へ貢献していきたいと思います。

最後になりますが、今年の年末年始は、コロナの関係で帰省を控え、いつもとは異なる新年になる市民の皆さんも多いかと思います。記者の皆様におかれましても、健康に留意され、輝かしい新年をお迎えくださいますよう、ご祈念申し上げます。

 

2.質疑

(記者)コロナを含め、例年になく様々な問題があったが、市長にとって今年1年はどのような年であったのか。

(市長)大変な年であったと思います。1番は新型コロナウイルス感染症の関係で、先が見えないなか、市民と向き合いながら対策を講じてきました。また、市内部につきましても様々なことが起きており、いずれにしましてもしっかりと襟を正しながら、新しい新年をみなさんと共に英知を絞りながら進めていきたいと思います。

 

(記者)今年は室蘭市としていろいろとコロナの対策を行っていたと思うが、市で取り組む経済対策などで良かった点などを教えてください。また、来年以降のコロナ対策で考えているものがあれば教えてほしい。

(市長)春の定額給付金を市としてできるだけ迅速に、大変な思いをされている市民の皆様に届くように職員が連休も作業を進めてきたこと、また、経済対策についても、さまざまな業種に足を運びお話を伺う中で、全業種を対象とした厳しい事業所に迅速かつシンプルにと職員に指示をし、小規模事業者に20万円を給付をさせていただきました。

今後については、市としても切れ目のない経済対策を考えているところでありますが、この感染状況を見極めた中で、どのような対策が必要か考えていかなければいけないと思っています。

今お話しできるところは、ワクチン接種について市民の皆様が接種できるように、万全の体制を整えていきたいと考えています。

 

(記者)新型コロナウイルスのワクチンについて、実施する事業主体は市町村になっているが、現在、市としてどこまで準備をしているのか。

(市長)国から円滑に接種できる体制を整えるように指示があったところです。先週末、報道にもありましたが、医療従事者あるいは高齢者で疾患を持った方を優先に接種していくと伺ったところです。

市ではクーポン券を郵送し、クーポンを手にした方から接種できるようになると思います。

国から具体的な指示が来ていないことや、ワクチンの種別やどのくらいの量のワクチンが届くかなど、まだ定まっていないこともあり、市としても情報を急いで収集しているところであり、ワクチンの種類の中にはマイナス70度で流通・保管をしなければならなこともあります。1月早々には通知が来ると思いますので、市民の皆さんが安心して接種できるように対応を急ぎたいと思います。

 

(記者)人口減対策について、来年8万人を切る可能性がある。来年、人口減対策として何か考えてることはあるか。

(市長)例年と比べ、出生数も増加していない。今年は母子手帳の発行件数も少ないと伺っています。定住対策については、さまざまな取り組みをしていかなければならないと思っています。雇用の場の確保、生み育てやすい環境作りなど総合的な取り組みをしっかりと重ねていきたいと考えています。

 

(記者)今年相次いだ不祥事について、自らの減給処分、50パーセント減給は過去に例のない、かなり重い処分かと思う。その狙いをあらためて聞きたい。

(市長)今回の自身への処分については、今年度は重なっておりますので、ことの重大さから、自ら先頭に立って再発防止に努めて行きたいと考えておりますし、また、職員と共に市民の皆さんから信頼をいただけるような市役所をつくっていきたいと考えております。

 

(記者)冒頭、成人祭の話がありましたが、延期や中止と判断した他の自治体があるなかで、成人祭を実施する狙いと、コロナ禍での成人祭を実施するにあたり、新成人にどのようなことを呼び掛けて参加して欲しいということをあらためて教えて欲しい。

(市長)各自治体が色々な判断をされていると思います。近隣自治体の状況も収集しているところです。コロナ禍にあって、どのように開催することができるのかを判断した中で、決定したところです。基本的には感染予防対策をしっかりと講じてもらう。また、3密を回避する。

行動制限が出ているところについては、新成人としての自覚を持った対応をしてもらうと考えています。実行委員会を含め、開催については悩んだところですが、大切な式典でありますことから、我々大人としてできるだけ開催できる方策をぎりぎりまで検討した中で、今のところ判断をしておりますし、また、これからも柔軟に考えていきたいと考えております。

 

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総務部広報課広報係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2193   ファクス:0143-25-2835
Eメール:shimintaiwa@city.muroran.lg.jp

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