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【記者会見記録】平成30年5月30日開催

  1. 第2回市議会定例会提出予定議案について
  2. 質疑

 

1.第2回市議会定例会提出予定議案について

記者会見h300530

本日は記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

6月11日から開催予定の第2回市議会定例会への提出予定議案について、ご説明した後に、最近の話題などをお話ししたいと思いますが、説明に入ります前に、今回の港湾整備事業会計の補正予算提案にも関わる、不適切な事務処理が判明しましたので経緯について、ご説明させていただきます。

平成28年度、29年度の港湾整備事業会計で実施した、ガントリークレーンの整備について、平成29年度の企業債借り入れにおいて、事務手続きの誤りにより、北海道より議決限度額を超えた企業債の同意を受け、また、実際の借入額についても、事業費よりも過大になっていたことが判明しました。

このことを受け、起債の同意を受けた北海道にもすぐに相談・協議を行い、過大な資金の速やかな返済を行うものであります。

このたびの、不適切な事務処理について、市民の皆様の信頼を大きく損なったものと猛省しており、ご迷惑おかけしましたことに深くお詫び申し上げ、今後、再発防止に向けた取り組みを徹底して参る考えであります。

続きまして、議案についてでありますが、まず、初めに条例では、減少傾向の続く消防団員について、定員の適正化を図る「室蘭市消防団設置条例中一部改正の件」など、計4件であります。

続きまして、単行議案でありますが、中島スポーツセンターの整氷車の「財産取得の件」と、室蘭市天神小学校校舎棟並びに体育館棟新築建築主体工事の「工事請負契約締結の件」など、計6件であります。

続きまして、専決処分につきましては、市営住宅汐見団地漏水事故にかかる損害賠償の額の決定の「専決処分について承認を求める件」の1件であります。

続きまして、補正予算でありますが、一般会計と市場会計、港湾会計を予定しておりまして、この内、主な内容につきましては、一般会計では、32年度の開設に向けた「火葬場整備事業費」に6,486万6千円など、また、市場会計では、これまで移転を含め、市場の建て替えについて協議を進めてまいりましたが、市場運営協議会において移転の方針が決定されましたことから、新たな市場施設の整備に向け、敷地からの車両導線の確保を踏まえた、施設の規模と配置を検討するための「基本計画の作成」など、2,199万円の補正であります。

続きまして、最近の話題について4点ほどお話をさせていただきたいと思います。

はじめに、室蘭市地域医療のあり方についてでありますが、昨日、「室蘭市地域医療あり方検討会」の石井会長から提言書が提出されました。

提言書の今後の検討内容として、『将来の3病院の経営形態については、今後、更に検討』、『将来の病院数や基本的医療機能については、「地域医療の継続性を高めるため、診療機能の統合・再編や病院数の縮小に向けて再編等を検討」』とされております。

これらの検討に向け、「平成30年度の早い時期に3病院、室蘭市の関係職員等で構成する会議を設置し、地域医療構想の動向も考慮しながら検討を進める必要がある。」との提言を受けたところです。

私といたしましては、今後の人口減少や人口構造の変化を見据えた、本市における将来の具体的な医療提供体制について、一層、検討を進める必要があると考えておりますことから、今回の提言をしっかりと受け止め、新たに私を会長として、連携・再編等を推進する会議体を設置するなどして、更に議論を深めていきたいと考えております。

続きまして、JXTGにつきましては、来年3月末に迫ったJXTGエネルギー株式会社室蘭製造所の製造機能停止による、地域経済への大きな影響が懸念されているところですが、すでに今回のシャットダウンの規模が大幅に縮小されていることを見ても、そのことを強く実感せざるを得ません。本市としては、地域経済への影響を最小限に食い止めるためにも、製造機能停止後の新たな展開に向けたJXTGとの勉強会を北海道と連携しながら継続していくとともに、国にも情報提供や支援を求めながら、地域関係機関と連携したセーフティネット措置や新たな土地活用、企業誘致、産業の創出に向け、取り組んでいきたいと考えております。

続きまして、宮蘭フェリー就航についてであります。

いよいよ、6月22日に宮蘭フェリーが就航します。宮古市からの第1船には、山本宮古市長をはじめ、宮古市の旅行事業者が企画したツアーに大勢の方が乗船して室蘭に入ると伺っています。

また、宮古行きフェリーには、室蘭商工会議所の訪問団などと一緒に宮古市に私も一緒に訪問し、室蘭・宮古市の物産展や水素自動車の展示・啓発を行い、室蘭の環境への取組みなども周知してまいたいと考えております。

待望の就航日が近づいていますが、安定した就航になるよう、物流面でのポートセールス、西胆振の魅力を感じていただける旅行商品などを、広域でPRもしていきたいと考えています。

最後に、先週、知利別町で発生した交通死亡事故についてです。

被害者となった方のご冥福をお祈りいたします。

本市と致しましても、死亡事故ゼロを目指し交通安全運動を推進してきただけに、このたびの事故により尊い命が奪われたことは、非常に残念でなりません。今後も、関係団体と連携して、交通死亡事故が発生しないよう交通安全運動や啓発を強化してまいりたいと考えております。

 

2.質疑

(記者)地域医療の検討会の進め方についての考えは。

(市長)地域医療の検討会については、学識者と医療関係者の方々に入っていただき、4回の会議が行わている。会議は、3病院の経営にも関わる話のため、非常難し内容となっている。今回の経験と経過を踏まえた中で具現化に向けエネルギーを費やしていただきたいと考えている。石井会長をはじめ、皆さんに感謝を申し上げるとともにその皆さんの努力にしっかりと答えられるように成果を見ていきたいと思っている。

(記者)検討会で、まず3病院の経営形態を考えることが、診療機能の再建という考え方になっていたが、診療機能の再編を考えて最後に経営形態を直ししてから話し合うべきではないかという指摘もある、市長の考えは。

(市長)意見を踏まえながら、今後、診療機能の再建をどうしていくのかなど、それぞれの経営の問題や病院の組織形態について議論を深めていきたい。

(記者)地域医療再編に向けた市長の思いは。

(市長)これからさらに進行する高齢化社会、人口減少社会に伴い2025年問題を踏まえた中で、これからの将来に向かって地域の住民が安心して医療を受けられる環境を構築していくことが何よりの基本である。3病院がこのまま継続して残していくといったようなことは、厳しい局面を迎えるということで、今回あり方検討会から提言をいただいた。

市長としての思いは、将来に向かって住民市民の安心した医療を受けられる環境を整えるというのが一番である。

(記者)新たな協議会についての設立スケジュールがあれば教えてほしい。

(市長)問題は非常にデリケート、かつ非常に大きな問題であるため、市長が中心となり進んでいかなければならないと考えている。早いうちに設立したいと考えている。

(記者)2013年から市場の移転についての説明されてきた。

時間がかかったことについて市場関係者から、もっと早く決めてほしかったという批判する声に対する市長の考えは。

(市長)市場の開設する場所は、現在の市場用地にするか、あるいは追直地区にするかといったようなところから始まり、どれくらいの面積規模が必要かといった大きさ規模の設定や、民間の利害関係者との調整で時間を要した。

皆さんにご理解をいただいたとともに、皆さん方には時間がかかっていることは申し訳ないと思いながらも、今回のこの結論に導くことにご協力いただいた皆さんに感謝したい。

(記者)小学校の新設・増築について、天神小学校は新設校、また八丁小学校では増築に約1億円の費用がかかる。

児童数がこれから減少していく中、費用をかける必要があるのか、市長の考えは。

(市長)我々としては教育環境の整備充実を図っていることが、絶対的な基本だと考えている。八丁平地区においては、想定を上回る児童数の増となっている。子供たちの環境をしっかりと考えた中で、できるだけ費用を抑え最善の策で、小学校の新設・増築しなければならないと考えている。

 

 

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