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【記者会見記録】平成27年8月25日開催

  1. 記者会見H270825第3回市議会定例会提出予定議案について
  2. 質疑

 

1.第3回市議会定例会提出予定議案について

本日は、記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

9月7日から開催予定の、第3回市議会定例会への提出予定議案についてご説明し、そのあと、最近のできごとなどをお話ししたいと思います。

まず議案関係ですが、条例では、いわゆるマイナンバー法に基づく個人番号を、独自利用事務や庁内連携などに利用する場合の規定について項目の追加を行う「室蘭市行政手続における特定個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例中一部改正の件」、マイナンバー制度が始まることに伴い、通知カードや個人番号カードの再交付の手数料を追加するとともに住基カードの交付手数料を廃止する改正を行う「室蘭市手数料条例中一部改正の件」、福島復興再生特別措置法の一部改正に伴い規定を整理する「室蘭市営住宅条例中一部改正の件」の26件です。

単行議案につきましては、白鳥大橋ライトアップ用投光器と白鳥大橋イルミネーション用ロープ照明の「財産取得の件」、室蘭港仲町地区の「公有水面埋立てに関する件」、「平成26年度室蘭市水道事業会計未処分利益剰余金処分の件」の4件です。

次に補正予算ですが、マイナンバー制度の開始に向けセキュリティ対策を行う「情報セキュリティ強化経費」に1億3千213万円、同じくマイナンバー制度の開始に伴い、通知カードの発送と個人番号カードの発行を行う「個人番号通知カード等交付事業費」に3千197万1千円、「障害者グループホーム整備費補助金」に3千520万2千円、「認知症高齢者グループホーム等整備費補助金」に5千347万8千円、子宮頸がん予防ワクチン接種により、原因が明らかとならない健康被害が発生した対象者に医療費負担等の軽減を図る「子宮頸がん予防ワクチン健康被害支援給付金」に96万3千円、フェリー航路就航に向け、ターミナルビルの建物診断および改修費用等の調査を行う「室蘭港フェリーターミナルビル調査診断経費」に1千296万円、「陣屋・本室蘭・白鳥台小学校統合新設校建設事業費」に5千385万4千円など、一般会計合計で3億6千485万5千円となっています。特別会計では、国民健康保険会計で222万2千円、介護保険会計で4千181万6千円の補正です。

ただいまの補正予算の説明の中で触れました、子宮頸がん予防ワクチンに関する予算について補足説明します。これは、本市の勧奨により接種した子宮頸がん予防ワクチンにより、原因が明らかとならない健康被害が発生した対象者1人に対し、医療費の負担等の軽減を図るための支援を行うものです。これまでも定期的に保健師や私もご家庭に訪問してきたところですが、全国的にも子宮頸がん予防ワクチンの接種による副反応の症状がみられ、政府の対策もなかなか具体化しない中、本市として独自に対象者の経済的負担を考慮して今回の補正になったところです。

続いて、最近の市の動きなどについてお話しします。

苫小牧沖で火災のあったフェリー「さんふらわあ だいせつ」については、乗務員1名の尊い命を失うという、海難事故の惨劇を目の当たりにし、3年後のフェリー就航に向けて安全対策に気を引き締めて行かなければと改めて感じたところです。市では、衛生面や臭いの発生の懸念などから、本船から出された一般廃棄物の処理を登別市と共同で行うこととしました。「さんふらわあ だいせつ」の今後については未定で、調査等が終了したとしても受け入れる側の港の確保などもあるので、いつまで室蘭港に停泊しているか、見通しが立っていない状況です。

次に、羊蹄山麓・西胆振地域広域連携会議の発足についてですが、来春の北海道新幹線開業を見据えて、観光や防災などでの協力を目的に、後志の羊蹄山麓地域と私たち西胆振の自治体等が、喜茂別町の菅原町長の呼びかけにより、「(仮称)羊蹄山麓・西胆振地域広域連携会議」を設立する運びになりました。新幹線開業に向けては、既に胆振・日高地域はnittan戦略会議で連携していますが、今回の会議では、行政界を超えた連携により、観光戦略に加えて大災害への対応など、防災面での協力を目指すものです。また、本市としては、羊蹄山麓地域との協力関係ができることで、3年後のフェリー就航やクルーズ船のオプショナルツアーのメニュー創設なども見据え、さまざまな効果が期待できるものと考えています。明日26日、洞爺湖町で開催される連携会議の設立会に、私も出席し協力関係を深めてまいります。

続いて、ふるさと納税の返戻品の受付開始についてです。室蘭市のPRを目的に、市外にお住まいで1万円以上寄附をしていただいた人に対して「まちの特産品」を進呈することとしましたが、9月1日からホームページで受け付けできるよう、現在準備を進めています。進呈する「まちの特産品」は、室蘭カレーラーメン、室蘭やきとり、ホタテの蘭扇などを用意していまして、9月上旬に開催される東京室蘭会でも周知PRしてまいりたいと思います。

最後に、室蘭観光協会会長の平武彦さんが21日にご逝去されました。室蘭ルネッサンスの理事長としても長年まちづくり活動にご尽力いただき、とりわけ測量山のライトアップ事業については、お亡くなりになる直前まで思いを強くしていたようです。数年前からの闘病生活でしたが、来年の1万日連続点灯までは頑張りたいとおっしゃっていました。先月の港まつり開催式でご一緒させていただきましたが、今回のLED点灯についてはとても喜んでおられました。私自身もまちづくりについてご指導をいただいた大切な方であり、室蘭のまちづくりの核をひとつ失ったような気持ちで大変残念な思いです。心からのご冥福をお祈りするとともに、いつまでも室蘭の発展を見守っていただきたいと思います。

私からは、以上です。

 

2.質疑

(記者)子宮頸がん予防ワクチンに関するの補正について、このタイミングで計上した理由をお聞かせください。

(市長)これまでも、金銭面以外の側面的な支援を行っていました。さまざまな制度の活用が可能か相談していましたが該当するものが無く、また、国の支援の考え方が定まらない中、ご家族の経済的負担も増えている状況で総合的に勘案し、今回の補正に計上しました。

(記者)マイナンバー制度の情報セキュリティの強化について、世間では情報流出に対する危機意識が高まっていますが、この度の対策によって懸念は払しょくされると考えてよろしいですか。

(市長)全国的に個人情報にまつわる事故が発生しており、多くの方が心配していることは承知しています。セキュリティを万全にして個人情報保護を徹底することで、効率的な行政サービスに努めていきたいと考えています。

(記者)ふるさと納税に関して、特産品の返戻品により期待する一方で地域間の競争激化について、どのようなお考えですか。

(市長)これまでも、返戻品を拡大して積極的に進めるべきという考えと、あまり過熱しないようにとの考えがあり、我々は慎重な対応をしてきましたが、この機を生かして、ふるさとをしっかり発信することで室蘭のファンになっていただき、少しでも室蘭を応援してくれる人を広めていきたいという思いで実施します。

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