【記者会見記録】平成25年9月2日開催

1. 第3回市議会定例会提出予定議案について
2. 最近の市の動きなどについて、他
3. 質疑

 

 

1.第3回市議会定例会提出予定議案について

お忙しいところ、記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。
9月9日から開催予定の第3回市議会定例会への提出予定議案について、概要をご説明し、そのあと、最近の市の動きなどをお話ししたいと思います。

まず、議案関係ですが、条例では、法の規定に鑑み、室蘭市子ども・子育て会議設置等に関し必要な事項を定める「室蘭市子ども・子育て会議条例制定の件」、呼吸器に関するより高度な診察や手術を行うことができるよう専門医を採用し、診療科目に呼吸器外科を設ける「室蘭市病院事業の設置等に関する条例中一部改正の件」、他3件。

規約では、住民基本台帳法の一部改正等により、外国人住民が住民基本台帳法の対象に加えられ、外国人登録制度が廃止されたことに伴う「北海道後期高齢者医療広域連合規約中一部変更の件」の1件。

単行議案につきましては、Mランドの完成に伴い「新たに生じた土地確認の件」「公有水面埋立地確認に伴う町の区域設定の件」の2件です。

次に、補正予算ですが、北海道に売却予定の旧日新小学校跡地について校舎の解体等を実施する「旧日新小学校解体等経費」に9千609万円、国の補助事業に採択された輪西商店街振興組合の取り組みに対し、必要な環境整備費の助成として「商店街環境整備事業費助成金」に68万6千円、産業会館の解体に伴い跡地を公園として活用するため、擁壁の補強対策に要する経費として「公園整備事業費」に5千199万8千円、消防本輪西支署と白鳥台出張所の統合に向け実施設計等を行う「本輪西支署・白鳥台出張所統合支署建設事業費」に4千404万2千円など、一般会計の合計で3億3千624万9千円、また、特別会計では介護保険会計で超過分の交付金の返還金など4千650万7千円の補正を予定しているところです。

2.最近の市の動きなどについて、他

続きまして、最近の市の動きなどについてお話させていただきます。

昨日、室蘭シャークスが社会人野球日本選手権北海道予選で3年ぶり3回目の優勝を飾り、本大会への切符を手にしました。この快挙は、室蘭市にとって大変明るい話題と感じているところです。

また、今年も多くの客船などが入港を予定しており、今月はボイジャー・オブ・ザ・シーズ、飛鳥Ⅱ、ダイヤモンド・プリンセスの3隻の大型客船が入港します。9月11日、12日に初入港のボイジャー・オブ・ザ・シーズは、室蘭入港では最大級の客船で、今回、北海道では室蘭港だけに寄港します。先日お披露目された国際信号旗「UW」や、心のこもった各種の歓迎イベントで市民のみなさんが客船をお出迎えして、室蘭の魅力を伝えてくれることを期待しているところです。

昨日9月1日は防災の日でしたが、9月1日からヤフーで「避難情報」の配信をスタートしました。これは、昨年10月に締結した本市と株式会社ヤフージャパンとの災害協定によるもので、今までは、「災害時に市ホームページのキャッシュサイトを構築しサーバの混雑緩和を行うこと」「避難場所をYahoo!JAPANに掲載すること」「Yahoo!ブログに防災ブログの開設」を行っており、8月22日からヤフーが避難情報の配信を開始したことから、ヤフーと業務提携するレスキューナウ株式会社を経由して本市の避難情報を配信することとしました。

レスキューナウは、本市に代わってヤフーのシステムへ情報登録を行い、スマートフォンにヤフーの「防災速報」のアプリを入れておけば、室蘭市が避難勧告などを出した場合に、市内のスマートフォンに一斉に情報が通知されるといった概要で、全国最初の取り組みとなります。

港まつり以降、市内のイベントは雨に悩まされておりまして、中止になったものもあり大変残念なことです。今週末にはスワンフェスタが開催され、ニコニコ動画で全国に発信されるという企画もあり、どうか今回は天気が良くなって、市民の皆さんと楽しみ、イベントが成功することを祈っています。
私からは以上です。

 

3.質疑

（記者）今回の補正予算の柱は。

（市長）消防本輪西支署と白鳥台出張所の統合に向けた実施設計等を行う件や産業会館跡地の整備、旧日新小学校の解体が大きなポイントになると思います。

（記者）消防支署統合の関係で、これまで回数を重ねて住民説明を実施してきて、この時点での議案提出ということは、住民理解が得られたということでの理解でいいか。

（市長）これまで11回の住民説明会と先日は白鳥台地区と港北地区で市の考え方をお話しさせていただきました。このタイミングで補正予算を計上したのは、消防体制を維持するにはぎりぎりのタイミングとの判断で、住民の中には依然として不安を抱えている方もいらっしゃると思いますが、引き続き不安解消に向け、消防水利の充実や救急体制づくりなど、地域の皆さんと相談しながら進めたいと考えています。

（記者）野外ロックフェスティバルは生憎の天候で負傷者が出ましたが、市長の受け止めと、市のまちづくり活動支援補助金の対象となっていたということで、市の支援のあり方としてどうだったのか、お話しいただければ。

（市長）若者によるイベントが荒天にみまわれ中止になったことは非常に残念でした。また、負傷者が出たことは、負傷者の一日も早い回復をお祈りいたしますし、実行委員の皆さんには、負傷者や支援してくれた関係者に真摯に丁寧な対応をお願いしたいと思います。まちづくり活動支援補助金については、内容をしっかり吟味して対象と認めたので、補助金の出し方としては問題ないと考えています。事故当日の土曜日には、市の職員も情報収集と支援のため駆け付けていますし、本日も実行委員から報告を受けることになっていますので、詳しい状況を把握して対応したいと考えています。