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【記者会見記録】平成25年5月31日開催

  1. 第2回市議会定例会提出予定議案について
  2. 室蘭港の防災拠点港の拡充を図る自衛隊の輸送関連施設の誘致に関する要望活動について、他
  3. 質疑
市長記者会見平成25年5月31日

1.第2回市議会定例会

お忙しいところ、記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

6月10日から開催予定の、第2回市議会定例会への提出予定議案についてご説明し、そのあと、最近の市の動きなどをお話ししたいと思います。

まず、議案関係ですが、条例及び単行議案と補正予算の主な内容について、私のほうから概要を申し上げます。

条例では、「室蘭市防災会議条例及び室蘭市災害対策本部条例中一部改正の件」、「室蘭市職員及び特別職の職員の給与の臨時特例に関する条例制定の件」など5件、単行議案につきまして「財産取得の件」「工事請負契約締結の件」など6件でございます。

次に、補正予算ですが、子育て世代が安心して出産・育児ができる環境の充実を図るために「風疹ワクチン接種事業費」に956万4千円、北海道大谷室蘭高等学校の校舎建て替え事業に対し、私立学校における教育環境の充実を図る「私立高等学校教育振興費補助金」に2千万円など、一般会計で3億737万9千円の補正でございます。

続きまして、詳細については、総務部長、企画財政部長より、説明いたします。

(総務部長、企画財政部長の説明あり)

 

2.室蘭港の防災拠点港の拡充を図る自衛隊の輸送関連施設の誘致に関する要望活動について、他

それでは、引き続いて、私のほうから最近の市の動きなどについてお話させていただきます。

はじめに、室蘭港の防災拠点港の拡充を図る自衛隊の輸送関連施設の誘致に関する要望活動についてですが、5月7日に室蘭地域自衛隊施設等誘致期成会から、「災害に強いまちづくりに向けた自衛隊関連施設の誘致に関する要望書」が提出され、誘致活動への協力を要望されたところであります。

私といたしましても、市として、東日本大震災においては、被災地への救援物資の搬送をはじめ、室蘭港に配備されている広域防災フロートの活用など、室蘭港が復旧に向け大きな役割を果たしたこと、昨年から室蘭港が、災害時を想定したエネルギーの安定供給のために石油製品の国家備蓄拠点として使命と役割を担っていること、また、5月17日の第2回市議会臨時会においても、「室蘭港の防災拠点港の拡充を図る自衛隊の輸送関連施設の誘致を求める決議」がされたことも、重く受け止め、期成会の趣旨に賛同し、災害に強いまちづくりと室蘭港活用のため、期成会活動に協力する考えを示しました。

昨日は、期成会会長、室蘭市議会議長、私・室蘭市長の三者連名の要望書を作成し、東京で要望活動を行なっていただいたところです。

今後は、まだ調整中ですが、来週6月3日に札幌で陸上自衛隊北部方面総監部、北海道防衛局、4日に東京で、防衛省防衛政策局に要望活動を行なう予定です。

続きまして、直近の室蘭の経済をとりまく動きですが、先週24日にJX日鉱日石エネルギー室蘭製油所から事業再構築の詳細について説明があり、高機能化・高付加価値化により今後も室蘭で生産活動を継続していくとの判断の発表でありました。

26日には、日本ダービーを最後に、ウインズ室蘭が営業終了となりましたが、今後の跡地について有効活用が図られることに期待しているところです。

29日には、自動車部品製造の大岡技研室蘭工場が落成し、この地で末永い操業・発展が期待されるところで、今後も事業展開をしていくと会社役員のかたのお話を伺いましたので、市内経済の活性化に寄与していただけると強く期待しているところです。

続きまして、平成24年度の観光入込客数の集計結果がまとまったので報告いたします。

平成24年度に本市を訪れた観光客は、111万1千人で、対前年比117パーセント約16万3千人の増加を記録しました。

開港140年市制施行90年の記念事業が展開され、各イベントも天候に恵まれたこともあり、3年ぶりに111万人台に回復したところです。

主要施設については、道の駅「みたら室蘭」が44万6千人、対前年比37パーセント、約12万人増加で、平成23年のリニューアル事業の効果が大幅な増加につながったとみております。

日帰り客は、約89万8千人で対前年比20パーセント約15万人の増加、宿泊は、約21万3千人で対前年比5パーセント約1万人の増加しており、近年の夜景観光や、やきとりなどの食の浸透のほか、映画等の撮影が相次いだことも増加の要因と考えています。

今後の行事は、スポーツ関連の合宿等が予定されており、6月9日から14日まで、Jリーグ王者サンフレッチェ広島の現役選手の夏季合宿が入江運動公園で行なわれます。これは室蘭の気候の良さや天然芝コート、またサッカーのまちとして栄えてきたことなど、総合的に評価されたものと思い、今後のスポーツ振興に生かしていきたいと考えています。

6月15日には、女子バスケットボールのWリーグ5連覇中のJX-ENEOSサンフラワーズの現役選手による、バスケットクリニックの行事が開催されます。

プロやトップレベルの選手を間近に感じられる機会で、スポーツ都市宣言をしている本市にとって、非常に嬉しい明るいニュースととらえており、引き続き、合宿や行事の誘致など、力を入れていきたいと考えています。

私からは、以上です。

 

3.質疑

(記者)港の活用策に市長を先頭にポートセールスなどを行なっているがすぐには結果が出ない難しい局面で、防災は室蘭港の活用の柱になっていくと思うが、自衛隊施設の誘致について、今後の進め方などうかがえますか。

(市長)今までも、北海道における港湾の役割として、災害に対する取り組みとして、小樽・石狩・函館・苫小牧・室蘭の五港連携の考えはありました。自衛隊の防災に係る関連施設の誘致については、期成会の動きがあったほかに、東日本大震災の際に北海道の港から救援物資の搬出がスムーズにいかなかったなどの背景もあり、災害時には室蘭港を拠点に機動的に貢献できるよう、今回の考えに至っております。今後、関係省庁と相談しながら進めますが、現時点では、来週の要望活動をすることによって進め方を探っていきたいと考えています。

(記者)もし、自衛隊施設誘致の現実味が増してきた場合、市民意見も賛否が分かれるところだと思いますが、市民合意の形成をどのように取り組んでいくお考えですか。。

(市長)今までも、一部では海上自衛隊の基地誘致の動きがありましたが、自衛隊施設が岸壁を占有するイメージがあったと思います。今回は、自衛隊施設や艦船が岸壁を常時占有するのではなく、陸上自衛隊の輸送部隊を配置することで、災害時に円滑に、物資輸送の連携を図ることができるというお話を伺ったところで、議会論議や、さまざまな機会を通しながら市民の皆さまにお伝えしたいと思います。。

(記者)北海道新幹線について、日胆の自治体、国の出先機関、民間の経済団体を含めて地域活性化に向けた新組織を作る動きがありますが、市長はどのようにかかわっていく考えをお持ちですか。

(市長)私も道民として、北海道新幹線開業を北海道全体で盛り上げることに強く賛同する一人です。胆振は沿線から外れるが、お客さんに北海道を楽しんでもらう視点と、新幹線問題に関わって新幹線の効果・恩恵をいかに引き入れるか、地域の共同体で取り組んでいくことに共感し、組織の立ち上げにも賛同しています。

(記者)JX室蘭製油所の事業再構築について、署名いただいた皆さんに対し説明していきたいと言っていましたが、どのように進めていく考えですか。

(市長)昨日は署名に協力いただいた道庁に対し報告、地元の考えをお話ししました。市内でもさまざまな機会に市民の皆さまに説明しているところです。事業再構築では、停止予定だった灯油の製造装置の稼働や多くの設備投資が行なわれるなど、署名の力が大きかったと考えています。石油製品備蓄について、資源エネルギー庁にリスク分散の観点から災害に強い地の利を訴えて引き続き要請活動を行なっていきたいと思っています。一方、港湾の関係で影響の出てくる業種の皆さんもいらっしゃるので、JXに経済の影響が最小限になるよう、機会のあるたびに要請したいと考えています。

 

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