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【記者会見記録】平成23年5月24日開催

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  1. 市議会提出予定議案について
  2. その他の話題
  3. 質疑
記者会見する青山市長

資料

  1. 平成23年第2回室蘭市議会定例会提出予定議案(PDF:6,433KB)
  2. 平成23年度室蘭市「予算概要(6月補正後)」(PDF:663KB)

 

1.市議会予定議案について 

(市長)本日は5月31日開催の、第3回市議会臨時会と、6月6日招集予定の、第2回市議会定例会への提出予定議案についてご説明し、そのあと、私のほうから、最近の市の動きなどお話をしたいと思います。
また、市政方針についてですが、現在、市政運営に対する私の所信や、政策目標とする6プラス1の柱を推進するための今後の取り組みの考え方、そして「勝力」ある室蘭に向けて第1歩となる補正予算の考え方を骨子に、案を取りまとめたところであり、今後、精査・調整を行ないながら、第2回定例会において説明します。

それでは、まず、議案関係ですが、条例及び単行議案と補正予算の主な内容について、私のほうから概要を申し上げ、詳細については、総務部長、企画財政部長より、後ほど、説明します。
まず5月31日開催の臨時会については、「室蘭市税条例中一部改正の件」など条例が2件です。

次に6月6日に招集を予定している定例会については、条例では、「室蘭市街路灯助成条例中一部改正の件」など2件、単行議案につきまして「財産取得の件」「工事請負契約締結の件」など5件です。

次に、補正予算ですが、「地域公共交通活性化推進事業」「市立病院電子カルテ導入整備事業」「商店街コミュニティ拠点施設支援事業」など、一般会計、水道事業会計、病院事業会計の総額で、22億2千600万円です。
私のほうからは以上でございます。

(総務部長)

予定議案について資料に基づき説明。

(企画財政部長)

補正予算案について資料に基づき説明。

 

2.その他の話題 

(市長)それでは、引き続き、私のほうから最近の市の動きについてお話します。
まず、市民の皆様から不安の声が聞こえる長崎屋室蘭中央店についてですが、蘭西地区唯一の総合スーパーの存続に向け、いろいろと情報収集を行なう中で地域の住民代表や商業者、またサブテナントの方々と情報交換させていただきながら、対応策について検討しているところです。
対応策については、私自身が最終的に判断するためにも、また、新たな対応策が考えられないのかといったことも含め、昨日東京に出向き中央店の施設所有者にお会いし、商業機能の維持に向け要請すると共に施設の活用等についてのお考えを伺ってきました。
施設はあくまでも商業施設として活用するため、既に後継キーテナント探しをされているとのことでして、厳しい経済状況でありますが期待を致すところでありますし、行政としても出来得る範囲で協力していきたいと考えています。なお、詳細につきましては31日に開催していただきます経済建設常任委員会でご報告させていただきますので、よろしくお願いします。

次に、津波被害にかかるホタテ養殖桁の進捗状況についてです。
被害を受けたホタテ養殖桁(施設)については、室蘭市が4月20日から海上撤去作業を開始し、5月20日に完了しました。昨日も東京へ伺ったときに農水政務官に北海道の被害についても相談してきましたが、陸上運搬作業についても、今月中を目途に、完了する予定となっており、養殖桁の再設置については、設置の資材が不足しており、資材の確保が出来しだい実施する予定となっています。

次にMランド計画についてですが、今回の津波被害の影響により、平成23年度に市と漁協で実施予定の人工島の整備事業を1年見送ることとし、この結果、当初予定していた平成24年7月の供用開始が遅れる見通しとなりました。
今後、市としては、漁協をはじめ養殖漁業者と密に連絡をとりながら、供用時期について調整を進め、確実かつ円滑に利用されるよう、事業化の手続きを進めてまいりたいと考えているところです。

次に明るい話題として、プロスポーツの室蘭開催についてです。
6月12日の日曜日に、入江陸上競技場で、コンサドーレ札幌と横浜FCの試合が開催されます。中山選手と三浦選手という、日本の代表選手であったお二人の対戦カードに注目が集まっているのに加え、昨年も好評でした伊達・登別・室蘭の特産品PRイベント「スタジアムグルメ」が開催され、室蘭やきとりやカレーラーメンなど30店舗、昨年は25店舗でしたが、出店し、8千人近い集客が予想されます。また、その翌週、6月19日の日曜日には、プロ野球イースタンリーグ公式戦の北海道日本ハムファイターズと東京ヤクルトスワローズの試合が、新日鉄球場で開催されます。室蘭市でのプロ野球公式戦は平成6年に行なわれた、巨人対西武戦以来、17年ぶりとなりますので、ぜひ、多くの市民の皆さんにも足を運んでいただきたいと思います。

最後に、東日本大震災にからみ、商工会議所からも先日新市長への要請がありましたが、経済状況が大変な中で、自粛ムードが広がり、室蘭市内の商工業者にも影響が出ており、自粛の自粛をお願いしたいと要請があった中で、私も職員や、色々なところの挨拶の中でも購買活動の増加をお願いしております。胆振管内の温泉地でも、観光客離れで大きなダメージを受けているとのことで、特に、洞爺湖温泉については、3月期で観光客入り込み数が、前年比で40パーセントも減っているとのことです。
登別や洞爺湖温泉街は、独自のサービスを展開して、集客を図っているようですが、大変、状況は厳しいようですので、胆振地域の活性化のためにも、ぜひ市民も管内の温泉地を利用していただきたいと思います。

3.質疑 

(記者)自身で初めての予算となる今回の補正予算で、特に力を入れた政策は。

(市長)子どもからお年寄りまで安心して暮らせるまちというところで、移動、買い物に困難な市民がたくさんいるため、特に高齢者の足の確保としてのコミュニティバス導入に向けた取り組みです。予算額では少額ですが、今後の事業化に向け検討していきます。
また、商業関係では、商店街の地域コミュニティの場としての位置付けや、振興策についても商業者の意向も伺いながら反映しました。この2点が特筆するところです。

(記者)新市長として、継続ではなく新しく取り込んだ事業はあるか。

(市長)先ほどのコミュニティバスと商店街関係です。今回間に合わなかったもの、例えばまちづくり協議会なども、今年度中に見通しをつけ、基礎固めをしていきたいです。

(記者)予算編成全体で留意した点は何か。また市長選では震災で税収減が懸念されると訴えてきたが、歳出削減でこんなことをしたということが何かあるか。

(市長)公約の6つの柱プラス1を基本としましたが、これまで市民とお話する中で要望が高かったことや、各課とヒアリングする中で、子供からお年寄りまで安心して希望の持てるまちづくりといった観点からの継続事業についてなどを考えました。

(記者)コミュニティバスの実施時期は。

(市長)時期については、まだ明言できませんが、今年度は、交通事業者や町会、商店街の方々などで協議会を立ちあげ、調査をし、時期についても検討していきます。

(記者)他都市の良い事例などはあるのか。

(市長)議員時代に、傾斜地の多い長崎市に視察に行きました。既存の路線バスが入れない公共交通空白地帯にマイクロバスが入って行き、地域のかたに喜ばれています。ある程度の料金をいただきタクシーや既存の路線バスとのすみ分けをしている例もあります。ほかにも色々例があるので、そのようなものを取り入れていければと考えています。

(記者)まちづくり協議会の位置づけは?コミュニティバスの協議会と、どうすみ分けるのか。

(市長)まちづくり協議会は、市民のまちづくりへの意識を高めたもらうためのもので、その中で、コミュニティバスや、道の駅など、市民の関心の高い事業について協議してもらい、個々の協議会や審議会などにフィードバックしてもらって、市が具現化していくという流れで検討していきたいです。

(記者)長崎屋問題で、後継テナントを探しているという事は、長崎屋としての継続は難しいと言う事か。

(市長)情報収集している中で、今の状況では難しいことが分かってきました。しかしながら、地域の総合店を中央地区に存続できる方向で、取り組んでいる段階です。

(記者)所有者が後継テナントを探しているということだが、市としての協力の考えは。

(市長)所有者も、現状に近い業態を探しています。今後の市の対応としては、できる範囲でその動きを注視しながら検討していきます。

(記者)市長として、トップセールスでお願いするとかあるのか。

(市長)慎重に対応しながらも、最終的に、出来うる限りの対応をしていきます。

(記者)今回の補正予算では、電子カルテやHCU(高度治療室)など病院に力を入れているが、病院経営的に大丈夫なのか。また電子カルテは、まだやっていなかったのかという印象だが、医療救急体制に力をいれたことについてお聞きしたい。

(企画財政部長)経営は、昨年度診療改定などで不良債務事自体はかなり改善されています。電子カルテは、西いぶりの医療連携も視野に入れて、整備します。救急患者も増えているので、スペースの確保、HCUの併設など救急業務の効率化、受け入れる為の機能の充実も図られます。室蘭だけではなく、圏域医療体制につながるので、大きな事業となりました。

(記者)就任1カ月の感想は。

(市長)緊張感をもちながら過ごしました。人事、市政方針の作成、補正予算の編成など、議員時代と全く違い、積み上げる大変さを感じました。市民とじかに話す機会が多く、自分の政治理念と合っていて良いです。

(記者)全国各地で、震災被災者の就職枠を設けている自治体が増えているが、室蘭市は、そのような具体的な制度はないのか。

(市長)道と連携しながら、また、ものづくりの集積や産業もあるので、そういった企業とも協力しながら対応していきたいと思います。

(記者)公約の防災計画の見直しが予算化されていないが、国や道と連携しながら見直すと時期的に遅くなる。先行して独自で見直す予定はないのか。

(市長)先行して見直すと、国や道の指針と合わなくなったときに二度手間になることがあります。避難所については、市民が不安視しているのも事実であり、6月では予算化されていませんが、担当課中心に総合的に検討していきます。

 

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