新年のごあいさつ（平成26年1月6日）

市民の皆様、新年あけましておめでとうございます。

皆さまに於かれては、輝かしい新年を迎えられましたことと、心からお慶び申し上げます。

新年の幕開けは、白鳥大橋カウントダウンでの花火に加え、地球岬の初日の出ではご来光を拝むことが出来たなど、穏やかなものとなりました。

今年は、ソチ冬季オリンピックやブラジルサッカーワールドカップなどが開催されますが、本市にあっても、クルーズ船が過去最多の十数隻が入港するなど、国際的な様々なイベントに心が躍ります。

さて、本市の財政運営でありますが、4月からの消費税率の引き上げや地方交付税の「別枠加算」の減額など、国の地方財政対策の動向により、大きな影響がでると予想しています。

このような状況の中、平成26年度の予算は、「勝力ある室蘭」づくりの総仕上げとして現在、編成中でありますが、予算編成方針の柱として、子育て・若年者世代への定住化対策や津波避難対策の充実、商店街づくりへの支援のほか、公共施設の省エネ化などの環境施策に加え、本市の潜在力を生かした環境産業・環境エネルギー都市を目指し、新たな政策展開を図ってまいりたいと考えております。

そして昨年、八丁平南公園及び隣接市有地から土壌汚染対策法の基準を超える重金属が検出された問題で、住民の皆様においては不安な年越しとなったことから、土壌汚染に関する相談窓口を年末年始に対応をさせていただきました。私自身も執務納め後の28日からの3日間、八丁平南公園周辺の世帯を中心に個別訪問し、改めて対応のお詫びと経過の説明をさせていただき、少しでも不安の解消につながればと、ご挨拶にまわったところです。現在、周辺の土壌や水質に関する調査結果をもとに北海道や関係機関等と連携を図りながら、健康影響調査について検討しているところであります。

また、住民説明会などでいただいたお話を真摯に受け止め、一刻も早く原因の究明と汚染区域の特定をし、皆様の不安・心配を少しでも早く解消できるように全庁が一丸となり、1日も早く安心安全宣言を出せるよう、誠意をもって取り組みを進めてまいります。

最後に今年は午年です。

北海道民の我らが誇る名馬の道産子は、厳しい環境の中であっても力強く精力的に前進する馬です。そのスピリットにあやかって、私も室蘭市のトップとして最前線で勇猛精進し、「勝力ある室蘭」づくりに全力で邁進してまいりたいと思いますので、今年1年、市政へのご支援をよろしくお願いします。