ヒグマは、日本に生息する陸棲哺乳類で最大の種で、国内では北海道のみに生息しています。
ヒグマは、冬眠中に冬眠穴の中で出産します。生まれたばかりの子グマは、体重が400gほどしかありませんが、春に母グマと一緒に冬眠穴から出てくる頃には、4~5kgまで育ちます。
ヒグマの子育てはメスのみが行い、オスは子育てには一切参加しません。子グマは親離れ(独り立ち)する1歳半~2歳半までの間に、生きる術を母グマから学びます。
成長した子グマは、1歳半または2歳半の夏頃に、母グマから離れて独り立ちします。メスは母グマの近くで生活しますが、オスは近親交配などを避けるため、母グマから遠く離れた場所へと移動していきます。独り立ちしたばかりの若いオスは、この時期に市街地付近に迷い出てしまうことがあります。
ヒグマは、3~5歳頃に性成熟を向かえ、繁殖が可能になります。5~7月の繁殖期、オスは行動範囲を広げて山林を動き回り、複数のメスと交尾します。子グマを連れたメスは繁殖に参加しないので、メスと交尾するために、オスが子グマを殺してしまうことがあります。そのため、この時期の子連れのメスは、オスの動き回る山林を避けて市街地付近に出没することがあります。
ヒグマの寿命は20~30年程度と言われています。野生の個体は、動物園等で飼育されている個体と比べて寿命が短いと考えられますが、はっきりとしたことは分かっていません。
<参考:「ヒグマを正しく知ろう!(北海道)」>
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