病院事業管理者挨拶

令和3年度を迎えるにあたり

病院事業管理者 金戸宏行

病院事業管理者
金戸宏行

平成30年度より室蘭市病院事業管理者を拝命し4年目を迎えます。昨年度までは院長職を兼務し日常診療業務を継続しながら、看護学院長業務、室蘭市医師会副会長業務、日々の新型コロナ感染症対策を始め、院内における各種調整業務に追われ、9月には麻酔科常勤医の急な退職などの対応も要し、まさに波乱の1年でありました。1人で処理しきれる業務量を超えてしまい、本来の管理者業務まで十分手が行き届かなくなる状態が続き、市立病院にとりまして良くない状況に陥っていると判断いたしました。そこで関係部署と相談の上、本年度より院長業務の兼務を断念して新病院長である高橋先生に院長として病院運営全般と看護学院長業務をお願いし、私は管理者業務を主軸とする体制で業務を遂行することになりました。引き続き外来一般診療・検査業務は継続しますので、現場目線での経営改善を目指していきたいと考えております。また本年度も、新進気鋭の医師、看護師をはじめ多くの医療スタッフが新しく加わりましたのでよろしくお願い致します。

令和3年1月末には今後の高齢化社会の到来により必要となる「支える治療」に対応するために医療連携・患者支援推進センターの各部門を1階に集約し「ななかまど」として運用を開始いたしました。多職種で質の高い「支える治療」の提供を地域の医療職の皆さん,患者さん、そしてそのご家族と一緒にすすめてまいりたいと思っておりますので、積極的な活用をよろしくお願い致します。

コロナ禍により、ますます医療情勢は厳しさを増しておりますが、今年度は病院の年度目標を「赤字体質からの脱却」として前年度以上の収支改善を目指して、職員一丸となり不退転の気持ちをもって取り組んでまいりたいと思っております。新型コロナ感染症の終息がまだ見えない状況下で、当院の使命である「結核・感染症病棟のある病院」を維持しながら、西胆振で当院が重要な役割を担っている「脳外科,精神科のある総合病院」,「がん診療連携指定病院」「高エネルギー外傷患者の受け入れ先」「災害拠点病院」として、引き続き急性期医療を提供すると共に、地域包括ケア病棟を中心に入院医療と在宅医療、そして介護領域への橋渡しなども含めて、皆さんが安心して任せられるような病院を目指して取り組んでまいりたいと考えておりますので、今年度もどうぞよろしくお願い致します。

令和3年4月1日
室蘭市病院事業管理者
金戸宏行