わたしたちは、白鳥湾の美しい自然のなかで、たくましく発展している港湾と商工業のまち、室蘭の市民です。
わたしたちは、このまちを愛し、市民であることに、誇りと、責任をもち、さらに、豊かな未来をめざし、ここに、市民憲章を定めます。
1健康で働き、明るく楽しい家庭をつくります。
1老人をうやまい、子どもの夢をはぐくみ、あたたかい心のかようまちをつくります。
1自然を愛し、環境をととのえ、緑豊かなまちをつくります。
1のびゆく港と、産業を育て、未来を開く希望のまちをつくります。
1きまりを守り、教養を深め、文化のかおりあふれるまちをつくります。
昭和47年8月1日制定
前文と本文第5章からなり、前文では、白鳥湾の美しい自然をうたい、先人の偉業についてはたくましい発展として表現し、伝統ある港湾と商工業の発展のまち、誇りと責任をもちとうたい、市民の決意を表しています。
市民憲章とは、会社などによくある社訓、また先祖から伝わっている家訓などと同じように法律や規則ではありませんが、つぎの時代にそれを受け継いでいくものがそれを守ることで商売が栄え、会社の業績が伸びる、家庭が健康で豊かになるように考えられているものです。まちを美しく、おたがいの生活をより豊かにするための約束を守っていこうという市民の合言葉「市民憲章」はちょうどまち全体の社訓・家訓と同じものなのです。私たち室蘭市民の日常生活の心の持ちかたをあらわしたもので一人ひとりが力を合わせて実行していくものです。
室蘭市民憲章は、開港100年、市制施行50年の記念事業の一環として、昭和47年8月1日制定されました。
市民憲章制定にあたっての基本的精神は、美しいまちに住みたい、おたがいに幸福になりたいという17万人(当時)の市民の共通の願いをこめてあらわすものですから、室蘭の自然を保護することはもちろん、健康、緑化、都市美化、平和なまち、公共物の愛護、文化、福祉、交通、郷土愛、働く喜びなど、まちぐるみで努力するという建設的で幅広い内容を含み、室蘭の特徴や将来像もあわせて表現することがねらいでありました。
開港100年、市制施行50年という本市にとって記念すべき年を迎えるにあたり、全市民の合言葉、そして心のよりどころとなる規範、精神的なつながりを求める声が市民の間から出始め、その最初に出されたのが市民憲章を制定してはどうかという案でした。
そのため「室蘭市民憲章制定準備委員会」が設置され、多くの市民の意見を聞くため、市報で市民憲章の原案を募集し、応募された52点をもとに「市民憲章起草委員会」で審査が行なわれ、まとめられた草案を制定委員会に報告し、審議の結果、市民憲章案が最終決定されました。
昭和47年8月1日、室蘭市文化センターを会場に道内外から来賓・招待者約900人を迎えて開催されました「室蘭市開港100年、市制施行50年記念式典」において、47年成人式代表(男性)と46年優良勤労青少年知事賞受賞者(女性)の2名によって、新たに制定された「室蘭市民憲章」が力強く発表されました。
また、市民憲章の普及を図るため、毎年8月1日を「市民憲章制定記念日」といたしました。
市内中央町小公園内及び東室蘭駅西口前に市民憲章を刻んだ市民憲章碑が建てられています。
お近くをお通りの際には一度ゆっくりとご覧になってみてはいかがでしょうか。
【中央町小公園内市民憲章碑】 | |
昭和53年11月8日竣工 | |
黒御影石製 | |
寄贈:室蘭ロータリークラブ |
【中島町東室蘭駅西口前市民憲章碑】 | |
昭和57年9月18日竣工 | |
人造黒大理石製 | |
寄贈:室蘭北斗ライオンズクラブ |
室蘭市民憲章推進協議会は、昭和47年6月27日に設立され、会長、副会長ほか常任委員と委員で構成され、「市民憲章推進事業」にもとづき、室蘭市民憲章の周知、啓蒙を図り、実践活動を推進することを目的に活動しております。
室蘭市民憲章について 室蘭市民憲章は、住みよい室蘭のまちづくりのための努力目標ですが、地域には先人たちの努力によってすでに住みよいまちの基盤が出来ているのです。 自然景観、重軽工業、港湾施設、医療機関、教育機関、スポーツ・文化施設などに恵まれた生活を享受しているのですが、さらなるモチヴェーション、エネルギーを与えるのが私ども市民であり、市民の協働ですので、目的意識を持ってがんばりましょう。 未来の室蘭市の発展のために。 室蘭市民憲章推進協議会会長 松永 英樹 |
構成団体
室蘭商工会議所、登別室蘭青年会議所、室蘭市女性団体連絡協議会、室蘭市社会福祉協議会、室蘭市スポーツ協会、室蘭市青少年健全育成推進協議会、室蘭文化連盟、室蘭市町内会連合会、室蘭を緑いっぱいにする会、室蘭市老人クラブ連合会、室蘭市PTA連合会、室蘭市小中学校教護会、室蘭市(順不同)
室蘭市民憲章は、昭和47年8月1日、開港100年、市制施行50年を記念して輝かしい未来への希望を託し、健康で豊かな生活を築くまち、室蘭を目指すため、市民一人ひとりが市民憲章の理念を守り、これを実践していく規範として定められました。
私たちは、白鳥湾の美しい自然のなかで、港と産業を活力として発展している室蘭の市民であることに誇りと責任をもち、すべての市民が一体となって市民憲章の精神を守り、明るく住みよいまちづくりのため、この運動を推進してまいります。
基本方針
市民憲章推進協議会では、むろらん港まつりや市民憲章制定記念日に向けて、小公園内と東室蘭駅西口前にある市民憲章碑の清掃を行なっています。みなさん、ぜひ一度市民憲章碑に立ち寄ってみてください。 |
お問い合わせ
生活環境部地域生活課市民生活係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2380
ファクス:0143-24-7601
Eメール:seikatsu@city.muroran.lg.jp
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