文字サイズ 拡大縮小元に戻す 配色 背景色: 元の色背景色: 青背景色: 黒 EnglishChineseKorean

ホーム > ようこそ市長の部屋へ > 記者会見記録 > 【記者会見記録】令和5年5月29日開催

【記者会見記録】令和5年5月29日開催

1.第2回市議会定例会提出予定議案について

2.質疑

1.第2回市議会定例会提出予定議案について

aoyama

本日は記者会見にお集まりいただきまして、ありがとうございます。今日は6月議会、第2回市議会定例会がまもなく始まりますけれども、それに向けた補正予算の概要、最近の話題などについてお話しをさせていただきたいと思います。

市長として4期目に就任してから1か月を迎えたところでございまして、この間、幹部人事の編成、そしてまた、公約を実現するためにスピーディーに予算編成作業、そしてヒアリングを行ってきたところでございます。

6月議会にこれらを皆様方にお伝えし、ご審議いただくために準備を進めて参りました。今日はそれに向けたお話しをさせていただきたいと思います。

まず市政方針につきましては、現在、市政運営に対する私の所信、そしてまた、今後のまちづくりを推進するための基本的な考え方のほか、「住み続けたいまち室蘭」の実現に向けて編成した補正予算の考え方を骨子に、現在、市政方針案を取りまとめているところであります。

今後、内容の精査・調整を行いまして、定例会初日にご説明をさせていただきたいと考えております。

それでは、提出議案についてご説明いたします。

初めに、条例につきましては、入江運動公園にテニスコートを設置するための改正であります「室蘭市都市公園条例中一部改正の件について」など、計8件であります。

続きまして、補正予算につきましては、一般会計と水道会計の補正予算でありまして、一般会計の補正予算額につきましては、総額7億9,200万円としております。

このたびの補正予算は、子育て施策など公約の達成に向けた施策や、現下の物価高騰への対策を柱に編成をさせていただいたところであります。

補正予算の主な内容といたしましては、

「安心できるまちづくり」では、今任期の政策の柱に位置付けております子育て支援策といたしまして、9月からの実施に向けたスクール児童館の無償化、10月からの実施に向けた第3子以降の学校給食費の無償化など、子育てに対する負担感の軽減を図る新たな取り組みを速やかに実施をしていくということを組ませていただいているほか、物価高騰対策といたしましては、物価高騰により家計への影響が特に大きい低所得世帯に対し給付金の支給をさせていただくほか、プレミアム付デジタル商品券の発行や省エネ性能の高い家電への買い換え費用の助成など、幅広く市民の負担軽減を図っていくものであります。

次に、「ものづくりと世界に貢献する港づくり」では、フェリーターミナルビルの適切なメンテナンスを行いまして、10月のフェリー就航に向け、着実に遅滞なく進めてまいります。

次に、「潤いある文化・観光・スポーツ振興」では、8月に予定されております車いすバスケットボール日本代表合宿にあわせまして、子どもたちが選手の技術などに触れられる機会を創出してまいります。

補正予算の主な内容の説明については以上であります。

次に、最近の話題についてでありますが、始めに、高砂町の水道水水質基準超過関係についてであります。去る5月20日・21日の2日間、対象世帯の皆様方への補償につきまして、個別に説明の場を設けさせていただきましたが、補償の内容や健康に対するご不安、今後の要望など様々なご意見をお伺いしたところであります。今後につきましては、事業者と協議を進めるとともに、住民の皆様方に寄り添いながら誠意をもって不安の解消に引き続き努めてまいる考えであります。

次に、クマの出没についてでありますけれども、5月12日金曜日の夜に目撃されて以降、クマの目撃情報が多数寄せられておりますが、痕跡などは確認されておりません。北海道では、5月13日から6月12日まで、蘭東・蘭北地区を対象に「ヒグマ注意報」を発出したほか、先週25日には、ヒグマ対策を話し合うために、専門家を招いた対策会議が行われまして、これまでの目撃情報の検証や具体的な対策の検討を行ったところであります。今後につきましては、ヒグマ注意報の期間中6月12日までは、関係機関と連携した警戒体制を維持していくほか、ビデオカメラによる監視の継続を行い、状況の確認や注意喚起に努めてまいります。クマの活動は夕方、夜間、早朝に活発となりますので、その時間帯の行動にはくれぐれも市民の皆さんにおかれましては注意していただきたいと思いますし、クマが市街地に近寄らない環境作りのため、ごみのポイ捨てや野外に放置しないなど、市民の皆様方のご協力をよろしくお願いしたいと存じます。

私からは以上であります。

2.質疑

(記者)高砂町のベンゼン問題について、5月20日と21日に補償金額を提示したが、金額は非公表とのことで今後市が負担する場合、金額を議会に説明する考えはあるか。また3回目の住民説明会を行う考えはあるか。

(市長)金額については、弁護士や関係企業とも話しをしながら調整、説明をしている。水道事業については、5月から特別職である公営企業管理者を設置をし公営企業管理者の責任において、住民の皆さんや弁護士の皆さん方ともしっかりと誠意をもって対応するようにとの指示を出した。説明会についてはその状況の中で判断をしていく。

(記者)室蘭市も補償金を負担することは間違いないか。

(市長)責任の所在や割合というところも鋭意調整をしており、ここでのコメントは差し控えたい。

(記者)今回この流出事故自体を起こしたのは関係企業だが、室蘭市にも責任があるということか。

(市長)我々にも責任があると考えており、今後も引き続き協議や検討を行っていきたい。

(記者)水道料金を返還したと思うが、それとは別にまた負担をするという考えか。

(市長)我々としても誠意ある対応を考えており、その金額の多寡や割合については控えさせていただきたい。

(記者)病院の話で、先日から事務レベルの会議がスタートし内容などは非公表とのことだが、これ自体を議事録にまとめて後から公開する予定はあるのか。

(市長)ワーキンググループを開催をしたところであり、そこで話し合われた内容は関係者・関係機関の確認をしている。今回は事務レベルでの協議であるが、話し合われた内容は各病院、関係機関の責任のある方にもしっかりと情報共有しながら今後どのようにつなげていくか考えていきたい。

(記者)ベンゼンの関係で、説明会で住民に金額を提示したが、不満を持っている人が多いのか、あるいは、納得している方が多いのかなど、市長は住民の方々の反応をどのように認識しているのか。

(市長)住民の皆さん方が不安な中で生活をしてきたことは、これまでも直接話しをする中で承知をしており、その受け止め方についてはそれぞれあろうかと思う。今回の事の大きさからしても、納得していただく方、納得できない方、いろいろ受け止めがあろうかと思うが、我々としては関係者を含めてしっかりと誠意を持った対応をしていきたいと考えている。

(記者)今回、金額や説明に不満を感じている方の中には、集団での訴訟も視野に入れて活動していこうという動きがあるが、その辺についてどのように受け止めているか。

(市長)これから住民の方々でまとまって我々に対し質問をするということは伺っているが、具体的な質問の内容については承知していない。質問をいただいた際にはしっかりと誠意を持った対応をしていきたいと考えている。

(記者)今回公約に掲げている33項目の中で、今回どの辺をより重視しているのか。

(市長)今回33項目の公約を掲げた。これからも「住み続けたいまち室蘭」の実現に向けてどれもが大切であると考えており、すぐに取り組むところについては今回予算化を図った。特に子育て関係、スクール児童館の無償化や学校給食費の無償化は、ただちに行うとともに予算になかなか表現できないような今後の公共施設の関係については、庁内関係部局に速やかにヒアリングの中で今後の具体化に向けたスケジュール感を検討するようにとの指示を出した。

(記者)スクール児童館と学校給食費について、対象期間について来年度以降どういった考えを持っているのか。来年度以降も継続して行うのか。

(市長)無償化のような政策、取り組みは今年だけ実施する、というような話しではないので、今後も継続した取り組みを行っていく。

(記者)給食費は第3子以降の無償化ということだが、拡大の考えは持っているのか。

(市長)まずは第3子以降の給食費の無償化を着実に行うところに力を注いでいきたい。

(記者)ベンゼンの件で、不満を持っている人が少なからずいる中で、今後どういうスケジュール感で臨まれるのか。また、公営企業管理者を新設したが最終的に市長がもう一度住民の前に出て最終的な交渉、最後の仕上げをするような考えがあるのか教えていただきたい。

(市長)公営企業管理者は従前も設置をしているが、今回は特別職にしたことで責任の所在の明確化や迅速に対応するようにと指示をしている。今後については、その状況や場面場面で判断し、これまで同様しっかりと対応していきたいと考えている。

(記者)このような問題は時間をかければいいというものではないと思うが、いつまでに決着させたいという考えはあるのか。

(市長)いつまでにということは今の状況では言えないが、1日も早く皆さん方が納得し不安の解消につながるような対応をしていきたい。

(記者)クマの問題で、5月25日の対策会議で5月12日・13日に防犯カメラの映像に映ったクマは、すでにこの地域にはいないのではないか、と専門家の見立てがあるが、専門家の指摘を受けて市長としてはどのような感想をお持ちか。

(市長)今回比較的市街地の、とりわけ住民・市民の皆さんが住んでいるすぐ側にヒグマが目撃されたことは少なくとも近年経験をしていないことで、我々も十分に専門的な知見を有しておらず、直近の状況について専門的に分からないところもあったので、今回専門家の話しを聞けたことは非常に有効であり、我々としてもアドバイスをいただいたので、今後市民の皆さんが安心して暮らせるように対策を講じていく。住民の皆さんもクマの習性を分かっていない方も多いと思うが、例えば夕方、夜中、早朝に多く出没する、ということや、ごみを漁ったという話しも聞くのでごみの管理をしっかりすることなど、身近な生活においてもクマを寄せ付けない、注意をするというところも啓発・周知を図っていきたい。まだまだ油断のならない状況であり、引き続き注意しながら生活していただきたいと思う。

(記者)ベンゼンの健康面の話しで、専門家からベンゼンの数値は自然と下がるというアドバイスがあったが、逆に2回目の調査で数値が上がり不安に思っている方がいるが、市長の考えは。

(市長)これまでも話しを伺っており、今は3回目の検査の結果を待っている状況である。引き続き専門家や住民の皆さん方に個別にしっかりと対応していくことが大切だと考えている。

(記者)個別の説明会で提示のあった金額について、どのように決めているのかという住民の声があったが、どう考えているのか。

(市長)金額は、法律の専門家の方々が相談した中でその金額を伝えているし、弁護士の方々も全国の類似の事例、また、今回の事案、状況を踏まえた中で示していると考えており、納得いただいていないところは、引き続き話し合いや説明をしていくことが大切だと考えている。

(記者)昨年からのベンゼンの話で住民からは、もう疲れたという声を聴くが、今回補償金の支払いで決着をつけたいと考えている人やそうではない人もいるが、そのような意見を聞いてどう感じているか。

(市長)住民の方もそれぞれの反応が有ろうかと思う。しっかりとお伺いさせていただく上において今回の問題、事の大きさも改めて感じているので、引き続き誠意を持った対応をしていきたいと考えている。

(記者)パートナーシップ制度の導入に向けた準備について、検討委員会の設置をいつ頃を予定しているのか、また、市内の相談件数についてはどうなっているのか。

(市長)検討委員会の設置時期は、7月以降になるべく速やかに設置、立ち上げたい。

(記者)これまでも相談件数は徐々に年々増えているのか。

(市長)今までは教育委員会の男女共同参画のセミナーなどを通じて状況の周知に努めており、その際にいろんな声・意見を伺ってきた。

(記者)プレミアム付き商品券の件で、これまでは紙で配っていたと思うが、これからデジタル化ということで、デジタル化することで少し予算が伸縮することはあるのか。

(市長)デジタル商品券を入れた理由の一つが事務費の圧縮というのがあるが、大幅な圧縮は難しいが、従来の紙の商品券に比べると若干は圧縮している。

(記者)今回たいわ団地の建て替えなど進めているが、本庁舎の関係について今回の補正予算には調査費は入っているのか。

(市長)今回調査費は入っていないが、内部協議で公共施設については全体の中で検討することをヒアリングの中でも早速話しをしているし、今後の政策推進本部会議でもスケジュール感を意識しながら検討を進めていく。

(記者)年内に話しがまとまったりするのか。

(市長)現時点で具体的なところは明言できないが、当然議会論議も入ってくるため、しっかりと前に進めていきたいと考えている。

(記者)学校給食センターの関係で、登別市と協議を進めていると思うが、現在の話し合いの進捗状況やスケジュール感、いつくらいまでに決定したいという考えがあれば。

(市長)今はどこに建てるかを決めているところで、室蘭に建てるのかそれとも登別に建てるのか、中間地点に建てるのか、その際には建てる適地に津波の心配はどうなのかなど、さまざまなことを加味しながら、両市で公有地に限らず民有地も含めて探している状況。スケジュール感については、今年度に入ってから建設部会や管理部会などのワーキンググループを複数回進めており、なるべく今年中、今年度中に建設予定地を定めたいということで検討を進めている。しかし適地が無く、津波などを考えると両市とも土地がないところもあるため苦労している。

(記者)洋上風力の関係で、漁業者と事業者の勉強会が市の主催で行われており、昨年11月以降開催されていないが、次回以降の日程は。

(市長)我々としては当然漁業者の皆さん方とも話し合いをしているし、また、推進する皆さん方の取り組みも承知している。説明会の具体的な日時についてはまだ答えられないが、しっかりと橋渡しをしながら理解を深めていくことが大事だと、それを最優先に作業をしている。

お問い合わせ

総務部広報課広報係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2193   ファクス:0143-25-2835
Eメール:shimintaiwa@city.muroran.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか? (必須)

 

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?(必須)

 

ページトップへ