文字サイズ 拡大縮小元に戻す 配色 背景色: 元の色背景色: 青背景色: 黒 EnglishChineseKorean

ホーム > ようこそ市長の部屋へ > 記者会見記録 > 【記者会見記録】令和4年12月28日開催

【記者会見記録】令和4年12月28日開催

1.一年を振り返る

2.質疑

1.一年を振り返る

aoyama041228

本日は大変お忙しい中、年末の定例記者会見にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

年末に際しまして今年1年間を振り返り、私の方からお話させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

まず始めに、高砂町1丁目の水道水水質基準値超過の件についてであります。

今月18日に開催させていただきました住民説明会では、これまでの対応の悪さやご不安を与えていることを私から直接お詫びをさせていただいたところでございまして、併せてこれまでの経過や今後の方針についてお示しをさせていただいたところであります。参加された皆様からは、継続した健康調査を求める声やガソリンスタンドに対応を求める声、住民に寄り添った対応をすることなどを求める声など多くのお言葉をいただいたところであります。

また、先日25日には、私自身個別に当該の住民の皆さんのお宅を訪問させていただきまして、住民説明会以降の対応状況や今後の対応などについて、改めてご説明をさせていただいたところであります。年明けには2回目の健康調査を、また、1月の中旬には再度の住民説明会を開催をさせていただく予定としておりまして、これからも引き続き住民の不安解消に努めていきながら、信頼の回復にも努めてまいりたいと考えております。

今年は、ロシアのウクライナ侵攻、コロナの感染拡大、知床観光船事故、安倍元総理が凶弾に倒れられるなど、暗いニュースが多かったと思います。

本市におきましては、火災が多い1年でもあったと感じておりまして、本市で発生した火災は現在28件で前年と比較いたしますと5件増加をしております。今年の年明け1月には相次いで火災が発生し、お亡くなりになった方もいることは記憶に残っているところであります。市民の皆様におかれましては、改めて外出前や就寝前には火の元の確認をいただきますよう、火災予防に努めていただきたいと思います。

一方で、今年は開港150年・市制施行100年の記念の年を迎えまして、1年を通じて数々の催しを行ったところであります。

記念式典では多くの皆様にご出席いただき、まちの発展に貢献をいただいた先人たちとその偉業に敬意を表するとともに、更なる発展を祈念いたしました。3年ぶりの開催となりました「むろらん港まつり」や「スワンフェスタ」では非常に天候に恵まれ、多くの皆様にご来場いただきました。たくさんの笑顔を拝見することができ、この瞬間を楽しみに待っていたことを改めて実感をし、開催できてよかったと心から思ったところであります。

このほか、「Sea級グルメ北海道大会in室蘭」など港に関するイベントが多く行われたとともに、文化的な催しでは、市民合唱団と札幌交響楽団の共演による「第九公演会」の開催や、まちの歴史を振り返るイベントなども開催されたところであります。

このほかにも、次代を担う子どもたちのためにeスポーツ大会やプログラミングを体験する「デジタル教育体験事業」など、多くの記念事業が開催されました。

子どもから大人まで、皆様と感動をひとつに思い出に残る瞬間を味わうことができたのではと確信しています。

また、新型コロナウイルス感染症につきましては依然として感染が収まらない状況でありまして、市民生活に長期間影響を及ぼしております。年末年始は人との接触が多くなる時期でもありますことから、引き続き基本的な感染対策の徹底をよろしくお願いいたします。

原油価格や物価の高騰は市民生活や地域経済に大きな影響を与えております。本市におきましても低所得者や子育て世帯などに対し各種給付事業を行っておりますが、着実に実施し家計負担の軽減に努めてまいります。

今月1日からはキャッシュレス決済へのポイント還元を行っているとともに、先週19日からはプレミアム付き商品券が販売されております。利用期間は来年1月22日までとなっておりますので、年末年始のお買い物に利用し地域経済を盛り上げていただくとともに、家計負担の軽減や消費喚起につなげていただきたいと思います。

このほかに、4月には、新しい入江運動公園総合体育館、「㊆栗林商会アリーナ」がオープンいたしました。様々な競技大会やイベント開催のほか、トレーニング室には多くの皆様にご使用いただきご利用いただいているところであります。8月には、新しい公設地方卸売市場が東町へ移転し供用開始されました。新たな拠点としての役割を果たしていくことを引き続き期待をしており、残る公共施設の再編整備を進め、持続可能なまちづくりを進めてまいります。

さて、本市ではゼロカーボンの実現に向けて、洋上風力発電関連産業の集積に向けた取り組みを進めておりまして、この動きが顕著に表れた1年だったと思っております。今年は大成建設、五洋建設、清水建設さんなど、全国の大手企業と案件を進めることが出来まして、その波及効果は既に室蘭の地場の企業にも広がりつつあるところと認識しており、年末市内企業を回った折にはそのようなお話もお伺いしたところであります。また、アイスランドの企業「ハンピジャン」の営業所開設もありまして、今後の事業拡大にも期待しております。

まだまだ洋上風力関係の取り組みは途上でありまして、先日上京し各社の社長さんとも直接意見交換をさせていただいたところでありますが、これからもこのご縁を大切にしながら、洋上風力産業のさらなる集積に繋げてまいりたいと考えております。

終わりに、来年は本市の次の100年に向けたスタートの年となります。コロナの収束を願いつつ、地方政治も変化する年であります。新しい景色を市民と見る、そんな一年にしていきたいと考えております。私の残された任期も引き続き全力で市政運営に取り組んでまいりたいと考えております。

記者の皆様におかれましては、お体を大切にしながら新年をお迎えいただくとともに、年明けにはまた元気なお姿でお会いできることをご祈念申し上げ、今年最後のあいさつとさせていただきたいと思います。

本年も1年間、どうもありがとうございました。

2.質疑

(記者)市長選挙について、令和5年4月の市長選挙まで任期は残りわずかとなったが、市長はいまだ進退を表明していない。次期市長選挙に立候補する考えはあるのか。現時点で表明できない場合はいつ進退を明らかにするのか、具体的な日時や方法は。

(市長)3期目は残りわずかとなっているが、今しっかりと様々な諸案件に継続して取り組み、今任期を振り返り総括する市政報告会を1月中旬に開催したいと考えており、その中で今後の考えを述べたいと考えている。

(記者)具体的な日にちや場所は。

(市長)1月16日に市民会館で行う予定。支援者や市民の皆さんにこれまでの任期を総括した話をさせていただきたいと考えている。

(記者)高砂町の水道水質基準超過の件で、2回目の健康調査と住民説明会の日程を伺いたい。

(市長)2回目の健康調査は年明け早々に実施する予定でいる。説明会は1月中旬の予定で、現在最終調整をしている。

(記者)健康調査の具体的な日程は。

(市長)早い人で令和5年1月4日。12月25日から職員と健康調査のキットを届けさせていただいた。基本的には1月4日の年明け早々に尿検査を実施する。

(記者)これは1回目の検査内容と同じと考えていいか。

(市長)今回は尿検査だけを行う。

(記者)血液検査をしない理由は。

(市長)今回はガソリン成分と関係のある部分の検査をする。尿検査では馬尿酸とフェノールが関係しているので、その部分を前回と比較するため行う。

(記者)前回12月18日の1回目の住民説明会の際に、本物の検査結果表が欲しい、またガソリンスタンド周りの土壌を実際にいつ頃手を付けるのかなど、住民からいくつか要望があったが、住民説明会後10日間程度経過した今、具体的に進んだ部分はあるか。

(市長)詳細な検査結果表は、すでにすべての人にお届けした。またガソリンスタンドについてはガソリンスタンド側の対応であり、市としては住民説明会で要望のあった土壌対応など、早期に対応していただくようENEOS社に対して要請をしており、鋭意検討していると聞いている。

(記者)具体的にいつくらいに返事をもらえるとか、そこが今一番住民が心配されているところだと思うが。

(市長)土壌対応については、ENEOS社が地下水をくみ上げてそれを浄化するという工事を1月中旬から着手していきたいと聞いており、ENEOS社が個別に住民を回って説明すると聞いている。

(記者)水道水へのベンゼン混入で住民は何年も前から訴えていたが、市長まで報告が届いておらず、市長は今年になって初めて知ったとのことだが、職員の対応についてどう思っているのか。

(市長)初動の対応、住民に寄り添った対応ができていなかったと考えている。

(記者)先日の住民説明会を聞いていた中では、何カ月ではなく何年も前から水道部に話をしていたと。人事で職員も異動しているが、責任の所在など考えているのか。

(市長)責任の取り方もそうだが、今はしっかりと住民の不安解消に最善を尽くすということであり、処分、責任の所在については改めて対応していきたいと考えている。

(記者)2回目の住民説明会を開く予定だが、ENEOS社の出席は可能なのか。

(市長)1回目の住民説明会終了後、私から直接ENEOS社に2回目の住民説明会への出席を求めると住民の皆様に約束したので、直接私からENEOS社に依頼した。当然ENEOS社も住民の皆さんに説明するということであり、住民説明会に出席するということで考えている。

(記者)過去10年相当分の水道料金を対象世帯に謝罪金として返金するという決定を説明会で市長自ら報告したが、直近の議会ではそういう話は出ていなかった。どういう過程で決定がなされたのか市長の考えを聞きたい。

(市長)議会ではその部分は触れていないが、議会終了後、住民説明会に臨むにあたり市として今回対象となった住民の気持ちに立ったうえで、どういうところで一定の理解をいただけるかを考え、私が判断し決めた。

(記者)10年というのはどういう基準か。

(市長)住民の皆さんとの聞き取りの中で10年近く前という話があったことから、10年とさせていただいた。

(記者)返すお金はどういうところから持ってくるのか。

(市長)水道事業会計から返金する。10年間分の水道料金を返金するということだが、本来水道水として適していない水を供給したことに対し、本来は徴収するべきではなかったので返金するという考え方の中で対応していきたいと考えている。

(記者)対象者全員に対して算出して返金するのか、希望者、申請した人だけに返金するのか。

(市長)過去10年居住されていた方については、住民票等で確認できるのでその方々に10年遡って、10年に満たない場合は居住年数に応じて返金していく。

(記者)高砂町の水道水質基準超過の件は市の初動の部分もあると思うが、供給してしまったという部分ではENEOS社側にも少なからず何かしらのものがあったかと思う。補償については市が全部被るのか、それともENEOS社側に何か求めていくものなのか、その辺の考えはあるのか。

(市長)市としては住民の皆さん方の不安解消につながるような対応をENEOS社側にも求めているし、そうしていただきたいと思っている。

(記者)それは説明会や、土壌の部分だったりということか。

(市長)1月中旬でどこまで答えがあるか承知していないが、市としては先般の説明会の中でもそのような話を多数いただいたので、我々もそのように考えておりENEOS社に対して求めていきたい。

(記者)春の市長選挙に向け、関係団体から4期目に向けて期待の声が聞こえているが、その期待の声に対してどのような受け止めをしているか。

(市長)そのような声をいただくことは大変ありがたいと感じている。いずれにしろ今任期をしっかりと振り返る中で市政報告会で述べさせていただく。

お問い合わせ

総務部広報課広報係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2193   ファクス:0143-25-2835
Eメール:shimintaiwa@city.muroran.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか? (必須)

 

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?(必須)

 

ページトップへ