文字サイズ 拡大縮小元に戻す 配色 背景色: 元の色背景色: 青背景色: 黒 EnglishChineseKorean

ホーム > ようこそ市長の部屋へ > 記者会見記録 > 【記者会見記録】令和3年11月24日開催

【記者会見記録】令和3年11月24日開催

  1. 第4回市議会定例会提出予定議案について
  2. 質疑

 

1.第4回市議会定例会提出予定議案について

記者会見r031124

本日は大変お忙しい中、記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

12月1日から開会予定の、第4回市議会定例会への提出予定議案や最近の市の話題などについてお話ししたいと思います。

まず初めに提出議案についてです。

条例につきましては、「室蘭市国民健康保険条例中一部改正の件」など合計2件であります。

続いて、単行議案につきましては、財産処分の件など、計18件です。

続いて、補正予算につきましては、一般会計や国民健康保険特別会計、水道会計など、7会計の補正であります。

主な内容といたしましては、一般会計では、新型コロナウイルス感染症にかかわる緊急対策として、子育て世帯への臨時特別給付金や、3回目のワクチン接種の実施等に伴う経費が主なものであり、総額13億9,362万円の補正予算となっております。

そのほか、水道会計や港湾整備会計、下水道会計では、債務負担行為の設定を、病院会計では、医療機器の購入と給食調理等業務委託などにかかわる債務負担行為の設定となっております。

議案につきましては、以上です。

続きまして、最近の話題について何点かお話しいたします。

はじめに令和4年度予算編成についてであります。

令和4年度予算については、今後の新型コロナウイルスの感染状況によっては、企業実績や個人消費の回復の遅れなどによる市税等一般財源収入の減少や、感染防止対策、地域経済構築への支援に対応した更なる財政需要の増加に加え、フェリー航路の動向に伴う地域経済への影響、国の地方財政対策によっては、本市の財政運営に大きな影響を与えることが予想され、依然として厳しい状況と考えています。

このような状況を踏まえ、徹底した既存事業の見直しや自主財源の確保など、将来を見据えた行財政改革の取り組みによる持続可能な財政基盤の確立を基本としながら、開港150年・市制施行100年の記念の年を契機とした「将来にわたって住み続けたいまち」の実現に向け、取り組んでまいります。

令和4年度予算は、私の任期中最後の政策予算編成となりますことから、しっかりと編成していきたいと考えております。

次に、福島県対策地域内の高濃度PCB廃棄物処理についてであります。

11月2日と3日に環境省主催の市民説明会が開催されましたが、参加された市民の皆様のご意見からは、改めて放射性物質の安全性の確認を問う発言があったことから、先々週には、本市職員と北海道の担当者等が福島県を訪問し、現地で直接PCB廃棄物の保管状況を視察したところであります。今回の視察結果等につきましては市ホームページなど様々な媒体を通して、公表していきたいと考えております。

次に、室蘭八戸間のフェリー航路休止についてであります。

室蘭八戸間のフェリー航路につきましては、年内での休止に向けた協議を開始するとの川崎近海汽船の方針を受け、私をはじめ白熊副市長と川崎近海汽船本社を訪問し、その後、白熊副市長が岩手県庁や宮古市、八戸市など関係機関を訪問し、互いに連携していくことを確認しております。残された時間は少ないですが、フェリー航路運航継続に向けあらゆる機関と連携し、来年以降の運航継続に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。

次に、新型コロナウイルス感染症についてであります。

本市ではしばらく発症者が確認されていない状況でありますが、これも市民の皆様方の感染対策の賜物と考えております。これから冬を迎え、第6波も警戒されております。これから年末年始、忘年会や新年会、また家族、友人などと過ごす機会が増える時期でもありますので、油断をせずに、引き続き感染対策の徹底をお願いいたします。

また、新型コロナワクチンの3回目の接種については、補正予算を上程させていただきましたが、円滑な接種に向け準備を整えていきたいと考えております。

最後に、新しいカントリーサインについてであります。

来年の開港150年・市制施行100年の記念の年をきっかけに、新しいまちのイメージを発信するため、カントリーサインのデザインを変更することになりました。

カントリーサインのデザインは、先日決定したブランドマークをもとに、室蘭らしさや室蘭の色を表現した3つの案を作成しております。

つきましては、明日11月25日から12月12日までの期間で市民投票を行いますので、ぜひ多くの皆様方に投票していただきたいと考えております。

なお、「くじらん」につきましては、誕生から30年が経過し市民の皆様にも長く愛されたキャラクターでありますことから、今後もあらゆるところで、起用していきたいと考えておりますので、引き続き「くじらん」もよろしくお願いいたします。

 

2.質疑

(記者)フェリー航路の休止検討問題について、限られた時間の中で今後できる市としての取り組みや現状での考え、また、2度の上京やフェリーとつながる東北の県・市を回って来たが、現状の市長の受け止めを伺いたい。

(市長)11月25日に川崎近海汽船社長が来庁されるが、発言の内容を伺いながら今後の対応を確認したい。受け止めと認識は、依然厳しい状況であると捉えているが、運航継続を目指した働きかけを関係機関含め策を講じていきたい。

(記者)新型コロナワクチンについて、3回目の接種が12月から開始されるが、今回の接種目標は市で何か考えているか。また、1・2回目の接種から見えてきた課題、改善点などはあるか。

(市長)12歳以上の接種は8割を超えたが、1・2回目を接種した人に3回目も接種してもらうよう力を尽くしていく。1・2回目は高齢者から予約と接種を始めたが、高齢者の予約は電話が多く、コールセンターがパンクしたことがあったので、コールセンター対応の拡充や予約専用ダイヤルを用意しスムーズな予約と接種につなげたい。年齢が若くなるにつれLINEでの予約が多かったので、まずは高齢者を想定した対応を考えている。

(記者)3回目のワクチン接種の予約体制について、LINEでの予約は今後も続けていく予定か。また、LINE予約の課題や、それに対応した変更点などはあるか。

(市長)LINE予約は今後も続ける。LINEは空いた時間に予約状況を見ながら予約ができるので、特に苦情は聞いていない。

(記者)ワクチン接種予約について、まだ1回も接種していない人への対応はどうする予定か。

(市長)11月で1・2回目接種に目途がついたが、何らかの事情で1・2回目を接種していない人や今後12歳になる人も出てくるので、月1回程度、集団接種等を受け入れるような準備を現在も行っており、今後も1回目を受けたい人が積極的に接種できるよう準備を進めていきたい。

(記者)フェリーの関係で、市長、副市長をはじめ関係機関との調整を行ってきたとの話があったが、その中でどのような話が出て、地域にどのような影響が出るのか。また、25日に川崎近海汽船の社長が来庁するが、どんな要望を伝えたいか。

(市長)非常に厳しい状況にあると機会あるごとに話をしていたが、新型コロナウイルスの影響や燃料油の高騰が厳しさを増す1つの要因だと伺っている。

室蘭と八戸というより北海道と本州をつなぐ動脈であるので、地域経済も少なからず影響が出ると考えている。市もこれまでフェリー就航に際して様々な環境整備に取り組んでいるので、引き続き運航継続を求めていきながら今後の対応の話を詰めていきたい。

(記者)フェリーの就航に際して、市でフェリーターミナルの整備をしたが、休止された場合の取り扱いについて川崎近海汽船に要望することも考えられるか。

(市長)休止の検討段階であり休止が決定していないので何とも言えないが、環境をどう整えていくのかということだと思う。重要な問題であるので、休止となった場合には市として対応していきたいと考えている。

(記者)フェリーターミナルの整備にお金をかけたので、そこで何かを正式に決まったら要望するということか。

(市長)民間企業の経営問題といわれており、これをやめさせる権限は市にはない。交渉で続けていただくように話すことが唯一の手段だと考えている。その中で細かい話が出てくれば都度対応していきたい。先方とはコミュニケーションを取っているが、具体的な話をされていないし、プレスリリース以上にお伝えできる情報は無いと言われている。また、室蘭市も協議対象の一部ではあるが、主たる協議者は他のところであるとはっきり言われている。我々はいろいろと投げかけを行っているところであり、できることは行っていきたい。

(記者)実際運航が始まってからフェリーターミナルの様子を見ていても、トラックの台数が増えていたり、混雑している状況ではなく、いずれこうなることが予想された。先方に商業的な提案できるようなものは無いか。

(市長)室蘭と八戸がつながっているが、その役割は北海道と本州の物流をどうするのかということ。これまでも、第一次産業の生産者やトラック協会など物流関係者に当たりながらフェリー航路の利活用を提案したり、市も持っている情報に基づき進めてきた。想定された目標量に達してはいないが、市も様々な場面で集荷に取り組んできたのは事実である。

(記者)病院再編の件で、協議会の審議が再開されないまま1年半以上経過したが、市長として今後協議を続けていく意思はあるか。

(市長)協議会の会議は新型コロナウイルスの関係もあり1年半開かれていないが、コロナ禍の状況、今後の各病院の考え方については再度個別に話を伺う中で、取りまとめした内容の具現化に向けてこれからも皆さん方と検討していきたい。

(記者)協議会の再開ではなく個別に進めていきたいということか。

(市長)地域医療は非常に大切な問題である。もともとの発端は人口減少、患者の減少に伴って医師の確保が難しくなっているということ。病床数や患者数に応じた最適な地域医療を持続可能にするためにどうするかというのが始まりである。会議そのものの持ち方に話題がいくが、個別に話を伺いながら取りまとめの実現に向けて対応している。

(記者)フェリー航路の継続を求める中で、金銭的な支援を行い継続を延ばすような考えはあるか。

(市長)選択肢の1つではあるが、以前に支援策の話を持ち掛けた際に断られた。市だけでできるものではなく、事業者の理解が得られないと想定している。

(記者)コロナ関連で政府は第6波を想定して専門病床数を増やす計画を出しており、北海道も全体としてかなりの数字になってくると思うが、現状で次の感染症拡大を想定して室蘭地域でコロナ病床の充実、拡大を想定されているか。現状で十分だと考えているか。

(市長)基本的には病床の管理は北海道庁・保健所が行っており、市に権限が無い状況だが、地域住民の安心・安全につながる話なので第6波に備えた環境を、ということは常に保健所を通じて北海道にも話をしている。感染症対策を北海道とも充分に連携を図り対応していきたい。

(記者)子育て世帯の給付金について、高校生については申請が必要かと思うが、申請書の郵送はいつ頃から始まるか。

(市長)高校生については申請が無いと所得の把握が難しい。児童手当を受給している世帯については12月24日ごろを目標に進めているが、それ以外は申請が必要である。まだ詳細が示されていないので、分かり次第速やかに対応していきたい。

(記者)3回目のワクチン接種について、国は2回目接種完了から原則8カ月以上経過、その上で地域の感染状況によっては6カ月以上も可能になると見解を示しているが、感染状況によっては可能になる場合、その「場合」ということが明確ではないとの見方があるが、その部分について考えをお聞かせいただければ。

(市長)基本は8カ月と聞いているので、まずはその通り作業をしっかりやっていきたい。先日、知事会を通して国に基準を明確に、という話もあったので、その辺の動向もしっかり情報収集しながら安心して接種していただけるように対応を図っていきたい。

(記者)PCBの関係について、先日の職員の視察結果を受け市長は何を思われたか。また、改めて住民との対話の場を設ける意思はあるか。

(市長)先日職員から現地の仮置き場の状況を聞いた。放射能の値を含めて確認をしてきて、環境省から報告のあったとおりの中身であったと聞いている。これから専門家から意見を伺い総合的に判断していきたい。

対話については11月2・3日含めて3回の住民説明会を環境省に実施していただいたが、市民の安全を丁寧に説明してほしいという要請を受けての3度の説明会だったと思う。11月2・3日は私も話を聞き回答もした。市としては一定の説明がその場で十分されたと考えている。

説明会以降も団体から要請を受けた際に話をしたが、市として新たに説明会を開く予定は無いけれども、市民の皆さんの意見、考えをまちづくりに活かすということはこれまでも取り組んでいるのでenとーくなどの機会を通して、また、ご意見があればお寄せいただきたい。先日の視察の報告内容はホームページなどを通して広く市民の皆さんにお伝えをしていく。

(記者)これまで市は懸案事項として人口減少対策を行ってきたが、改めてこれまでの人口減対策、今までの反省点を踏まえて今後の見通しや、特に、蘭西地区は人口がかなり減ってきており、空き家も増えてきている状況なども合わせ、今後どのような対策をやっていきたいか。

(市長)人口減対策はこれからもしっかり取り組んでいく。定住問題は非常に難しい問題だが、全国的にも人口が減少していく中で地道な取り組み、雇用の確保や子育て環境の整備など総合的な対策を講じている。実効性があったものを振り返ると、良質な宅地の提供は一定程度社会減の歯止めに効果があったと思う。蘭西地区の話もあったが、12月25日には環境科学館・図書館、来年春には新しい体育館がオープンする。地域的なものは解消されていくと思っている。また、空き家対策は個人の問題であって行政の介入が難しいところもあるが、安心して暮らしていただけるような、また、魅力ある地域づくりをこれからも目指して持続可能なまちづくりにつなげていきたい。

(記者)カントリーサインについて、市民投票とあるが誰が決めるのか。

(市長)市民投票を通じ、最終的には私が発表する。

(記者)カントリーサインについて、インターネットで全国から応募された場合、はじかれるようなシステムになっているのか。今まで室蘭市ではSNSで外部の話を受け、対応がひっくり返ったことがあったが、市民の意見、気持ちがこもった結果であるようなスタイルで進めていただきたいと思うが、見解は。

(市長)はじかれるシステムにはなっていないが、多くの皆さんがこれに決まってよかったなと思えるような選定をと考えている。

(記者)カントリーサインのデザインを見た感想は。

(市長)3つから選んでもらうが、室蘭の特徴がすごく表現されていると思っている。ブランドマークとカントリーサインを選ぶにあたっては市民の皆さんに室蘭を代表するものを投票していただき、その中で白鳥大橋と室蘭やきとりが1位・2位に選ばれた。また、市外の人に室蘭のイメージを聞くとやはり白鳥大橋、室蘭やきとりと言われたことがある。室蘭の特徴、わがまちならではのカントリーサインになると思っている。中学生を含めた市民の皆さんから出された構想をデザイナーにアレンジしていただいたが、どれも素晴らしいと思っているし、室蘭らしさが出ていると思う。

(記者)投票数の少ないものを選ぶ可能性はあるか。また、様々な声が多かった場合にデザイン変更の余地はあるか。

(市長)投票数の多いものを選定するし、デザインを変えることはない。

(記者)カントリーサインのデザインは年内に決まるのか。

(市長)年内に決まる。

(記者)カントリーサインで、くじらんをデザインからはずした理由は。

(市長)くじらんについては問い合わせをいただいている。ただ、30年前に選ばれたカントリーサインのデザインで、当時は白鳥大橋もなかった時代である。現在もホエールウオッチングにも取り組んでいるが、くじらに遭遇することが難しいということもあり、より親しまれ、なるほどな、と思われるものをと意見を募った際に白鳥大橋と室蘭やきとりが多かったので、カントリーサインにするということである。

くじらんは長い間市民に親しまれ馴染んでおり、これからも大切な室蘭のキャラクターとして長く使っていく。くじらんを使ったLINEスタンプ作りも進めているので、引き続き愛していただきたい。

 

お問い合わせ

総務部広報課広報係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-25-2193   ファクス:0143-25-2835
Eメール:shimintaiwa@city.muroran.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか? (必須)

 

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?(必須)

 

ページトップへ