ME機器管理業務

業務

生命維持管理装置をはじめ、ME機器と呼ばれる医療機器に番号(ME番号)を付け管理しています。
ME機器を中央管理し、貸出/返却・保守・メンテナンスを行っています。

日常業務

  • 返却機器使用後点検(輸液ポンプ・シリンジポンプ・人工呼吸器他)
  • 定期点検
  • 定期メンテナンス
  • トラブル対応・修理対応
血液ガス分析装置3台
心電図モニター114床
輸液ポンプ106台
シリンジポンプ112台
経腸栄養ポンプ20台
特殊シリンジポンプ(PCI/TCI)6台
パルスオキシメーター141台
カプノメーター5台
持続吸引器14台
従量式採血装置1台
血液凝固(ACT)測定装置2台
酸素流量計327台

血液ガス分析装置

  • 血中の酸素・二酸化炭素の分圧や電解質の測定を行う装置です
  • AQUREと呼ばれる監視システムを通して状況確認・トラブル状況・件数などを確認しています
  • 日常的な試薬交換や部品洗浄
  • 定期的なメンテナンスを技士およびメーカーで行っています
  • 検査システムを介して電子カルテに連動し採血データとして参照出来るようになっています

心電図モニター

  • 部品交換、トラブル対応、修理対応
  • バッテリー交換
  • ch管理
  • サーバーを介しセントラルモニターと電子カルテをつなぐ(連動させる)事で、電子カルテの温度板入力などが自動で行われるようになっている
  • 各電子カルテ端末から患者のバイタル(数値・波形)を確認する事が出来る
  • 患者のバイタルは最大2週間サーバーに保管されているので、患者の波形情報などを振り返る事も出来る

パルスオキシメーター

  • 血中の酸素飽和度を測定できる機械
  • 簡素化の指標として用いられています
  • トラブル対応、修理対応

カプノメーター(EtCo2モニター)

  • 呼気に含まれる二酸化炭素ガス分圧を測定するモニター
  • 呼吸・肺・代謝の状況を反映
  • 挿管時のご挿入防止
  • トラブル対応、修理対応

ポンプ類


輸液ポンプ
・貸出機使用後点検
・定期点検:年1回
・バッテリー交換
・修理対応

シリンジポンプ

経腸栄養ポンプ

PCAポンプ・TCIポンプ

低圧持続吸引器

胸部及び腹部等の外科手術によって生じる患者の創部からの排出液や分泌物等を体外へ持続的に吸引するための電動ポンプを使用した低圧持続吸引装置

  • 貸出機使用後点検
  • 修理対応

従量式採血装置

  • 血液バッグを用いて採血する際に、陰圧方式による採血を補助する器具
  • 手術前の貯血に使用
  • 献血等でも使用されている
  • 技士による定期点検:年1回
  • 修理対応

血液凝固測定器(ACT:activated clotting time)

ベットサイドで簡易に実施できる採血した血液が凝固するまでの時間を測定する検査である。この検査は凝固反応に必要なリン脂質を供給するために、十分な血小板数が必要である。測定誤差や個人差が大きく、体外循環導入時にヘパリン効果判定や終了時のプロタミンによるヘパリン中和能の判定に臨床的有用性がある。

  • 技士による定期点検:年1回
  • メーカー定期点検:2年に1回
  • 修理対応

酸素流量計

  • 院内の酸素流量計の管理
  • 修理対応
  • 流量点検(トラブル時)
  • 酸素残量早見表作成

酸素残量早見表

  • ボンベの残りの残量から残りの時間が分かる早見表のタグを作成し、各病棟に配布しています
  • 裏面には、流量計のトラブル時の対応と注意点が書かれています