人工透析室業務

人工透析をはじめ、血球吸着療法(GCAP・LCAP)などを行っています。

当院の人工透析は通常のHDに加え、病態に応じてIHDFオンラインHDFを実施しております。透析液は学会で定められた水質基準をクリアしており、安全で清潔な透析液を提供しております。2017年に水処理装置をリニューアルし、毎週熱水消毒を実施しております。

2019年に体成分分析装置「inbody」を導入し、DW管理の向上を図っております。

火曜日と木曜日の午後は透析を行っていないので、各装置の定期メンテナンスを実施しております。

日常業務

【一日の流れ】月水金の例

  • 透析情報管理システム起動・各装置始業前点検
  • 透析液測定
  • 透析装置プライミング(自動オンライン)
  • 透析室始業ミーティング
  • 患者入室・体重測定
  • 穿刺・治療開始
  • 巡回・ダブルチェック
  • 各装置使用中点検・次クール準備
  • 午前休憩
  • 返血開始・後体重測定・患者退室
  • 患者入室・体重測定・治療開始
  • 巡回・ダブルチェック
  • 各装置使用中点検
  • 翌日の回路セッティング
  • 午後休憩
  • 返血開始・後体重測定・患者退室
  • 透析情報管理システム停止・各装置終業時点検

その他作業

  • 管理システムデータ入力・改訂
  • 管理機器点検
  • 管理機器メンテナンス
  • 透析液測定
  • エコー下穿刺
  • シャントマップ資料作成
  • カンファレンス資料作成
  • 体水分分析(Inbody)測定
  • シャントエコー

管理機器

多人数用透析監視装置16台
個人用透析監視装置2台
多人数用透析液供給装置1台
自動溶解装置1台
RO(逆浸透)装置1台
エンドトキシン除去装置1台
透析情報管理システム1台
エンドトキシン測定装置1台
浸透圧測定装置1台
リフトスケール(体重計)1台
体成分分析装置1台

装置連動

電子カルテからの指示、測定した体重、透析条件設定、透析液供給などが管理システムと連動している。

透析液製造ライン

透析液清浄化

日本透析医学会学術委員会で策定された透析液水質基準、日本臨床工学技士会・透析液等安全委員会作成<透析液清浄化ガイドライン>に基づいて透析液の清浄化を行っています

透析液検査

採取部位測定頻度
血液ガス分析測定 毎透析実施日
浸透圧測定 毎透析実施日
エンドトキシン測定 月1回
R2A生菌測定 6ヶ月毎

その他

リフトスケール

立位や車いすで体重を測定出来ない患者を、ハンモックの要領で寝た状態で体重を測定できる体重計

体成分分液装置

体内の水分量・筋肉量などを電気抵抗を用いて非侵襲的に測定出来る装置