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応急手当及び救命処置について

応急手当の重要性

応急手当が必要な傷病者が発生したとき、その付近に居合わせた人が適切な応急手当を速やかに行なうと、傷病者の救命率が一層向上することは、医学的見地からも明らかです。また、傷病者の治療経過にもよい影響を与えます。このようなことから、とっさのときの応急手当は大変重要なものです。 AED(自動体外式除細動器)

応急手当・救命処置の目的

目的には、救命、悪化防止、苦痛の軽減の3つがあります。

  1. 傷病者の命を救うこと、つまり救命にあります。応急手当の知識と技術を習得し、すぐに処置ができれば、尊い人命を救うことができるのです。
  2. 現状以上に悪化させないこと。例えば、止血や骨折時の固定などは、その症状の悪化防止につながり、その後の治療を早めることにも役立ちます。
  3. 適切な手当を行ないながら、励ましの言葉をかけてあげます。傷病者の状態を確認しながら、苦痛の軽減を行ないます。

AED(自動体外式除細動器)による除細動の重要性

心臓が停止すると、4分以内に脳に障害が発生します。また、元気だった人が心筋梗塞などの心疾患が原因で突然倒れたような場合には、心室細動と呼ばれる不整脈が出現していることが多いのが知られています。心室細動とは心臓の筋肉が不規則にブルブル震え、全身に血液を送り出すことができなくなっている状態でそのまま放置すると死に至ります。

この心室細動に対するもっとも適切な対処法は、除細動であり除細動の実施が1分間遅れると7パーセント~10パーセントの割合で生存退院率が下がると報告されています。

平成16年7月より医療従事者以外の一般市民にもAEDの使用が認められ、全国的に医療機関以外の場所へも設置が進んでいます。

 

市民による応急手当及び救命処置の重要性

突然のケガや病気で倒れた人に最初に接する可能性が高いのは市民のみなさんです。その場に居合わせた人が協力しあって、救急車が到着するまでに適切な手当をする必要があります。

寸刻を争う応急手当

室蘭市内では、救急車が到着するまで平均7分程度かかります。しかし、この7分間の時間が傷病者の生命を大きく左右することになります。

自主救護の必要性

大災害時等には、救急隊にも限界がありますので、みなさんが積極的に応急手当の技術を習得して、自主救護に努める必要があります。

「自分達の身は、自分達で守る」という防災の基本にたって、日頃から近隣の助け合いに努めるようにしましょう。

事業所では傷病者を速やかに救護するため、組織的な救護計画を事前にたてておきましょう。

健全な地域社会の形成

傷病者が発生したとき、そのまま放置することなく、誰かがすぐに救いの手をさしのべるような社会にする必要があります。そのためには、まず、あなたが応急手当を身につけて、いつどこででも助けてあげられるようにしましょう。

また、応急手当を学ぶことによって、事故の防止や安全に対する意識を高めることにもつながります。市民のみなさんが安心して暮らせる健全な地域社会の形成を目指していきましょう。

 

救命処置の手順(心肺蘇生法とAEDの使用手順)について

室蘭市消防署では「JRC蘇生ガイドライン2015」をふまえた心肺蘇生法(CPR)を救命講習で実施しています。

下記の総務省消防庁救命処置について(外部サイトへリンク)にて救命処置手順などが動画で紹介されていますので、ご活用ください。

また、室蘭市での救命講習案内もリンクがありますので開催日など確認してください。

 

お問い合わせ

消防本部消防署救急係
住所:〒050-0083 室蘭市東町2丁目28番7号
電話:0143-43-0119   ファクス:0143-41-4649
Eメール:fire-syo-kyuukyuu@city.muroran.lg.jp

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