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救命事例紹介

「室蘭市内での救命事例」の一部を紹介しているページです。

あなたの勇気で助かる命があります!!

市内での救命事例

事例1:家族による胸骨圧迫と救急隊の早期除細動により救命された症例

平成18年1月、住宅兼仕事場の2階で大きな音がしたため、息子が駆けつけると父親(60歳代)が倒れて反応がなかったため、すぐさま119番通報。呼吸を確認したところ呼気が感じられないため、心肺蘇生法を絶え間なく実施した。通報から2分後に救急隊が到着し、AEDにて除細動を実施したところ脈拍が出現した。また、病院への搬送途中には自発呼吸も出現し、1か月後には独歩で退院することが出来た。

事例2:消防通信指令員の電話での指導により心肺蘇生を実施し救命された症例

平成19年8月、50歳代の男性。自宅居間で急に倒れ心肺停止となった。一緒にいた家族が119番通報、消防通信指令員の電話口による心肺蘇生法の指導により家族が胸骨圧迫(心臓マッサージ)を実施、通報から4分後に救急隊が到着しAEDにて除細動を実施したところ心臓の動きを取り戻し、すぐ意識も回復する。病院に搬送、入院を経て独歩で退院となる。

事例3:救命講習受講者による心肺蘇生法が奏功した症例

平成20年1月、80歳代の男性。自宅前で作業中に玄関でうずくまった。近くに住む娘が来たところ呼吸がなかったため心肺蘇生法を実施し、3分ほどで呼吸と反応があらわれたため中断、通報から9分後に救急隊が到着。接触時には呼吸・脈拍も再開しており、意識も回復していた。病院に搬送後、入院を経て退院となった。
普通救命講習を受講した家族がおり、適切で迅速な応急処置が功を奏し社会復帰したと推測される事例である。

事例4:救命の連鎖が奏功した症例

平成20年2月、60歳代の男性。自宅で椅子に座りテレビを見ていたところ、急に意識消失したため妻が119番通報する。通信指令員の口頭指導により、椅子から下ろし心肺蘇生を実施した。通報から2分後に救急隊が到着。傷病者は心肺停止状態、救急救命士により救命処置を行ない病院に搬送、その後病院での救命処置により回復し入院を経て退院する。
通報者の応急処置から救急隊の迅速な活動、処置そして医療機関での的確な処置という救命の連鎖がおこなわれた症例である。

事例5:現場に居合わせた家族の処置により一命をとりとめた症例

平成21年10月、50歳代の男性。風呂上がりに倒れ心肺停止状態となる。妻がただちに119番通報するとともに心肺蘇生法を開始した。救急隊到着時、妻による心肺蘇生法実施中であった。AEDによる除細動を2回実施し直後に脈拍が回復。人工呼吸を実施しながら搬送し、搬送中に呼吸も回復する。病院到着時には、話すことができるまで回復した。家族による迅速で的確な処置が功を奏した症例である。

事例6:同僚により胸骨圧迫が実施され救命に至ったと推測される症例

平成23年8月、60歳の男性。普段より肩こりがあり当日も痛みがひどかったが何とか出勤。職場で胸苦を訴えたため、同僚が乗用車で病院まで送る途中に心肺停止となった。救急隊接触時、同僚により胸骨圧迫が実施されていた。急性心筋梗塞と診断されたが、入院を経て軽快退院・社会復帰となった。その場に居合わせた同僚の応急処置が功を奏した症例と推測される。

事例7:救命講習受講者により心肺蘇生法が実施され救命に至った症例

平成24年3月、23歳の男性。ドラム缶の搬送作業中に本人より「具合が悪く胸に違和感がある」と同僚に訴えて休んでいたところ急に意識を失ったため、同僚1名が救急要請しもう1名(救命講習受講者)が心肺蘇生法を実施したもの。救急隊が引継ぎ、病院到着までに除細動を4回実施した。医師に引継時には呼吸と脈拍が出現し、意識回復はしていないものの手足を動かしていた。その後、入院を経て退院・社会復帰となった。同僚の迅速かつ的確な通報・応急処置からの救急隊の活動、医療機関での処置による救命の連鎖がつながった事例であるとともに、救命講習受講の有用性が理解できる症例である。

事例8:目撃者による早い通報と現場に駆け付けた介護職員による積極的な心肺蘇生により救命に至った症例

平成25年3月、50歳代の男性。歩行中に急に倒れたのを近くの事業所職員が目撃し119番通報。また、現場付近を歩行中であった介護施設職員が駆け付け、意識と呼吸がないのを確認し心肺蘇生法を実施した。通報から6分後に救急隊が現場に到着、傷病者が心肺停止状態であるのを確認しAEDによる除細動及び心肺蘇生を実施しながら医療機関へ搬送する。医療機関収容後、2週間の入院を経て無事退院、社会復帰となる。迅速な通報と積極的な応急処置により救命することができた症例である。

事例9:家族による胸骨圧迫、PA連携により救命された症例

平成28年5月、60歳代の男性。自宅で突然心肺停止状態になった。居合わせた家族は動揺しながらも119番通報を実施、通信指令担当職員の口頭指導により胸骨圧迫を開始した。PA連携(消防隊による救急支援出動)により先着した消防隊員が心肺蘇生を実施、まもなく救急隊が到着し電気ショックを2度実施した。その後、心拍再開とともに深く大きな呼吸が出現する。病院搬送中は意識は戻らなかったものの、入院して3日後に意識回復し現在は後遺症なく社会復帰する。家族による迅速な通報と適切な応急手当、消防隊と救急隊の救命処置により尊い命が救われた症例である。

(注)後日、出動した救急隊員が傷病者宅を訪問させて頂きました。本人及び家族から当時の事を聞き取り調査し、その内容を消防署で実施している救命講習会の教材に反映させ、受講者の救命意識向上を図っている。

事例10:友人の早期胸骨圧迫・救急隊の早期除細動・院内での二次救命処置により救命の連鎖が奏功した症例

平成28年6月。友人と飲食店にて食事をしていたところ、急に前のめりに倒れ意識消失したことから救急要請する。通信指令員の口頭指導により友人が心肺蘇生法を実施。救急隊現場到着時、友人により有効な心肺蘇生法が実施されていた。救急隊が観察したところ心肺停止状態で顔面チアノーゼが見られた。ただちにAEDを装着したところ、心室細動が見られたことから除細動を2回実施する。病院へ収容後まもなく心拍が再開、会話も出来るまでに回復する。口頭指導により救急隊到着まで心肺蘇生法を続けていたことにより、後遺症が軽度で社会復帰できた事例である。

事例11:施設に設置されたAEDの使用により救命された症例

令和元年11月。スポーツジムのランニングマシーンでトレーニング中に急に意識消失し倒れたため、現場に居合わせた方が心肺蘇生法とAEDによる電気ショックを実施し、その後呼びかけに反応があり、救急隊が接触した時には傷病者は会話が出来るまでに意識状態が回復していた。居合わせた方の適切な処置により後遺症も残らず社会復帰できた事例である。

事例12:目撃者による早い通報と、通勤途中の看護師・消防職員による心肺蘇生法により救命された症例

令和2年10月、70歳代の女性。路上で倒れたのを通行人が発見し、通勤途中の消防職員と看護師が協力し、早期の心肺蘇生法と早期の通報を実施したもの。通報から2分後に救急車が到着しAEDにて除細動を実施したところ、呼吸・脈拍が再開する。病院到着時には意識も回復し、会話もできるようになった事例である。

 

救命された理由について

なぜ、この方達は救命されたのでしょうか。

救命事例には、ある共通点があります。

助かった方達は、救急車が来るまでの間、通報者やそばにいた方が心肺蘇生法やAEDなどの応急処置をしていました。呼吸や心臓が止まってしまった人は、1分1秒でも早く応急処置をすることにより、救命される可能性が高くなります。

あなたのその手は、心臓が止まってしまった人の心臓の代わりとなります。

勇気をもって応急処置してください。

その勇気は、救命講習を受講することにより養われます。

みんなで救命講習を受講しましょう。

 

救命講習会の案内のページへ

 

お問い合わせ

消防本部消防署救急係
住所:〒050-0083 室蘭市東町2丁目28番7号
電話:0143-43-0119   ファクス:0143-41-4649
Eメール:fire-syo-kyuukyuu@city.muroran.lg.jp

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