ホーム > 12誘導心電図伝送システムの運用開始について
突然死の最大の原因である急性心筋梗塞等の心疾患では医療機関での早期治療が重要になります。室蘭市消防本部は地域住民の救命率・社会復帰率を向上させるため12誘導心電図を救急現場で測定し、クラウドサーバーを介して伝送するシステムを令和2年度石油貯蔵施設立地対策等交付金事業により市内3台の全救急車に導入、令和2年10月1日から運用を開始しました。
症状や訴えにより救急現場で心電図を測定し伝送を行うこと、掛かりつけや希望する医療機関ではなく循環器科の救急搬入が可能な医療機関へ搬送することがありますのでご理解・ご協力願います。
病院での検査や健康診断で使用され、胸や手足に電極を付け、心臓からの電気信号を記録するもので、モニター型心電図よりも情報量が多く、急性心筋梗塞等の循環器疾患を判別するために非常に有用です。
12誘導心電図モニター心電図
救急現場や車内で12誘導心電図を測定し、クラウドサーバーを介して、医療機関で閲覧、救急隊への指示や受入準備を行います。場所を問わず、複数の端末で同時に閲覧可能なため、常時専門医が画像診断を行うことが可能となります。クラウドは個人を特定可能な情報は入力されていませんので個人情報保護の観点でも安全です。
システム導入前は病院到着後に検査、準備後の治療でしたが、運用後は病院到着前に画像の診断、準備が可能となるので治療までの時間短縮が可能となります。
「胸や背中の突然の痛み・苦しみ」、「急な息切れや呼吸困難」、「胸の中央が締め付けられる、圧迫されるような痛みが続く」、「冷や汗」などが当たります。このような症状が現れた際は我慢せず、119番通報を行い救急車を要請して下さい。
その他、救急車を呼ぶべき症状は【救急車利用リーフレット(外部リンク総務省消防庁)】(外部サイトへリンク)をご確認ください。
お問い合わせ
消防本部消防署救急係
住所:〒050-0083 室蘭市東町2丁目28番7号
電話:0143-43-0119
ファクス:0143-41-4649
Eメール:fire-syo-kyuukyuu@city.muroran.lg.jp
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