放射線科

放射線科について

放射線科は、当院の理念である「おもいやりの心がかよう病院」に基づいて、市民の皆さんに安全で安心な検査・治療支援を提供できるよう放射線科職員一丸となって努力しています。

X線検査はDR(Degital Radiography)化しています。DR化することで以前より5割程度の放射線被ばくを軽減しています。

医師 2名
診療放射線技師 17名
看護師 2名
助手 3名

放射線機器のご案内

CT MRI マンモグラフィー
放射線治療 RI 血管造影
X線撮影 X線透視 骨塩定量測定

放射線治療

放射線治療は、志藤光男放射線科部長が担当しています。

放射線治療とは、現在のがん治療において効果が証明されている3大療法 (手術療法、放射線療法、化学療法) の1つで、エックス線・電子線などの放射線を用いてがんを安全かつ効果的に治療する方法です。

また、これらの3大療法は病気の状態に合わせて組み合わせて行われることもあり、例としては手術で乳房を切除した後の再発予防のための放射線治療がこれにあたります。

放射線治療の利点は放射線を当てることによる痛みがないこと、手術によって切除することなくがんに対して治療効果が期待できることです。体力の低下により手術が困難な患者さんでも行うことができ、臓器をそのまま残したり、臓器の働きをがんになる前と同じようにしておくことができるので「体に優しい治療法」だと言われています。

また、放射線治療はがんが骨に転移して引き起こした痛み(疼痛)を和らげる目的で行われることも多くあり患者さんのQOLの向上が期待できます。

一方、将来的な晩発性の放射線障害の可能性が高くなるため一度治療した同じ部位にもう一度放射線を当てることが原則できません。

放射線治療は目的によってがんを完全に治癒する根治照射、がんが消失した後の 再発予防のための予防的照射、がんを小さくして手術をしやすくするための術前照射、術後の再発を予防するための術後照射、がんが根治できないと判断された後にがんによって起こるさまざまな症状を緩和するための緩和照射に分類されます。

放射線治療を受ける場合は放射線治療医の診察を受け、がんの広がりや体の状態、これまでの検査や治療の内容から適切な治療方法を選択していく必要があります。

ほかに甲状腺機能亢進症の131I内用療法も施行しております。

バセドウ病のアイソトープ治療を受けられる方へを参照ください。

画像診断

画像診断は吉田悟画像診断担当部長が担当しています。

現在放射線科で行っている画像検査は、以前に比べると撮影装置やコンピューターの進化によって画像の種類も数も大きく増えています。診断医はX線写真、CT、MRI、核医学など多岐にわたる画像情報を専門の立場から総合的にとらえ診断を行っています。