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PCBが使用されている安定器の安全対策について

事務所などで使われている業務用・施設用蛍光灯などのうち、PCBが使用されている安定器(PCB使用安定器)の事故に関する対策については、平成12年11月に閣議了解され、環境省のホームページなどで情報提供されています。

環境省のホームページへ(外部サイトへリンク)

一部の事務所などで、PCB使用安定器の交換が行なわれていない可能性もありますので、あらためてその概要を次のとおりお知らせします。

なお、一般家庭用の蛍光灯にはPCB使用安定器は使用されていません。

以下の項目をクリックすると直接目的の項目へ進みます。

  1. PCB使用安定器の安全対策、交換などについて
  2. 取り外したPCB使用安定器の保管、管理について
  3. PCBの飛散などによりPCBが付着した場合の応急措置について

 

1.PCB使用安定器の安全対策、交換などについて 

(1)PCB使用安定器の確認について

  • PCB使用安定器は、1957年(昭和32年)から1972年(昭和47年)8月までの間、一部の照明器具に使用されていました。昭和47年9月に製造、販売が中止され、それ以降に製造された照明器具には使用されていません。
  • ただし、PCB使用安定器を新たに使用することが禁止されたのは昭和51年10月でしたので、施設を改築・改修した時期又は照明器具を保守交換した時期が、1957年(昭和32年)1月から1977年(昭和52年)3月までの場合は、PCB使用安定器が使用されている可能性があります。
  • PCB使用安定器の最終判別は、銘版に記載されている事項により、製造メーカー、電気工事業者などに確認する必要があります。

 

(2)交換又は撤去にあたっての留意事項

  • (1)の確認により、PCB使用安定器と判別された場合は、安定器の破裂などによるPCB飛散事故防止のため、速やかな交換をお願いします。
  • 安定器を取り外す作業は、電気工事業者又は電気工事士の有資格者にお願いしてください。

 

2.取り外したPCB使用安定器の保管、管理について 

(1)法令上の取扱い

  • 使用済みのPCB使用安定器(コンデンサ)は、廃棄物処理法により「特別管理産業廃棄物」の中の「特定有害産業廃棄物」に指定された「PCB汚染物(金属くず)」に該当します。
  • 使用済みのPCB使用安定器(コンデンサ)の処理は、中間貯蔵・環境安全事業株式会社北海道PCB処理事業所で平成25年9月から始まっていますが、処理するまでの間は、「施設管理者(施設所有者)」が保管、管理することになります。

 

(2)保管、管理について

【問合せ先】

北海道胆振総合振興局保健環境部環境生活課

(室蘭市海岸町1丁目4番1号むろらん広域センタービル4階、電話:0143-24-9597)

 

3.PCBの飛散などによりPCBが付着した場合の応急措置について 

PCB使用安定器が破裂などして、PCBが飛散した場合には、次の措置をしてください。

(1)PCBの飛散事故時の措置

  • 直ちに飛散事故の発生場所から人を退避させてください。
  • その後、拡散の範囲や飛散量などを確認するとともに、換気するなど安全性を確保のうえ、ふき取り等の汚染除去作業を行なってください。
  • 汚染除去作業にあたっては、保護具として、ゴム手袋、眼鏡(ゴーグルタイプ)、マスクを着け、長袖、長ズボンの衣服を着用するなど人体にPCB油が付着しないよう、必要な措置を行なってください。

【ふき取り方法】

  • 雑巾・ウエスに洗浄油(パラフィン系溶剤(NSクリーンなど)、手に入らない場合は灯油で代用)を染み込ませ、汚染部をふき取ってください。
  • ふき取りは、汚染箇所にとどめ、汚染範囲の拡大を防止するようにしてください。
  • ふき取りは、一方向により行なってください。
  • 新たなPCB汚染物を増やさないようにするため、雑巾・ウエスは効率よく使用するため、ふき取りを行なった面を内側にたたむようにして、16分の1サイズ(4回の折り返し)になるまで折り返して使用してください。
  • このふき取りを8回繰り返し、最後にきれいな布・ウエスに洗浄油を染み込ませ、仕上げふき取りをしてください。

(2)人体に付着した場合の応急措置

  • 顔や手などの皮膚にPCB油が付着した場合には、PCB油が付着した衣服を直ちに脱ぎ、植物油(オリーブ油、椿油)を脱脂綿につけて軽くふき取った後、石鹸でよく洗ってください。
  • 口や眼の中にPCB油が入った場合には、次の応急措置をして医師の診察を受けてください。
    1. 口の中にPCB油が入った場合には、直ちに吐き出して水でうがいを繰り返してください。
    2. 眼にPCB油が入った場合には、直ちに多量の洗浄水で15分以上洗眼した後、3パーセントのホウ酸水で洗眼してください。
    3. PCB油の蒸気を吸入して気分が悪くなった時は、新鮮な空気の箇所で安静にしてください。

 

【ふき取った後のウエス等の保管、管理について】

  • ふき取った後のウエス、PCB油が付着した衣類、PCB油が染み込んでしまった物などは、ビニール袋に入れ、口をしっかり結び、さらにドラム缶やペール缶などの密閉容器で保管するようにしてください。
  • 保管にあたっては、「2.取り外したPCB使用安定器の保管、管理について」と同じ取扱いとなりますので、保管基準に適合した保管の必要があり、またPCB特別措置法に基づく届出などが必要です。

 

≪参考≫

環境省ホームページ

日本環境安全事業株式会社北海道事業所(現中間貯蔵・環境安全事業株式会社北海道PCB処理事業所)「PCB等除染手順要領」

 

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お問い合わせ

生活環境部環境課環境係
住所:〒051-8511 室蘭市幸町1番2号
電話:0143-23-2225   ファクス:0143-22-7148
Eメール:kankyou@city.muroran.lg.jp

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