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【記者会見記録】令和3年8月30日開催

  1. 第3回市議会定例会提出予定議案について
  2. 質疑

 

1.第3回市議会定例会提出予定議案について

記者会見r030830

記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

9月6日から開催予定の、第3回市議会定例会への提出予定議案や新型コロナウイルスの状況、最近の市の話題についてお話ししたいと思います。

まず初めに提出議案についてご説明いたします。

条例につきましては、「室蘭市廃棄物の減量・リサイクル及び適正処理等に関する条例中一部改正の件」など、計2件であります。

続きまして、単行議案につきましては、「祝津公園サッカー場」の財産取得の件など、計2件であります。

続きまして、補正予算につきましては、一般会計と介護保険特別会計、病院事業会計の、3会計の補正であります。

主な内容としまして、一般会計では、新型コロナウイルス感染症にかかわる緊急対策として、ワクチン接種に要する経費のほか、感染拡大防止に取り組む保育所などへの支援、また、経済対策として、長期化するコロナ禍で特に影響を受けている飲食店などを支援するため「プレミアム付き飲食券」の発行や、テイクアウト代行事業である「RanEats(ランイーツ)」への支援を行うなど、総額2億7,936万8千円の補正予算となっております。

議案につきましては、以上であります。

次に、新型コロナウイルス感染症の状況やワクチン接種の状況についてであります。

現在の感染状況につきましては、北海道では8月2日に「まん延防止等重点措置」が発出された後、感染者数の増加を受けまして、8月27日から9月12日までの期間で「緊急事態宣言」が発出されております。

本市の感染者数は比較的少ない状況が続いておりましたが、直近の1週間の感染者数は20人となり、人口10万人あたりの新規感染報告者は25人を超え、北海道で8月26日に5段階から4段階に改定された警戒ステージ指標4相当となっており、油断ができない厳しい状況であると認識しております。保健所とのヒアリングの中では、市外の感染拡大地域との往来に起因する例や夜遅くまで営業している飲食店での感染が確認されていると伺っております。市民の皆様方には、緊張感を持ちながら、引き続き感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。

次にワクチン接種の状況についてであります。

接種の状況についてでありますが、65歳以上の高齢者への接種は、希望者への接種はほぼ終了し、次の段階であります基礎疾患のある方などへの接種も順次行っております。

接種券はすでに12歳以上の対象者すべての方に一斉に送付済みであり、市で実施する集団接種に予約の受付が可能となった場合には「予約受付案内はがき」を対象者へ郵送し、予約と接種を行っております。現在は、45歳以上の方へはがきを郵送済みであり、今夜には40歳以上の方へのはがきの郵送を予定しております。

接種率は、今まで市内の実施施設での実績を反映していたV-sysでの集計から、医療従事者や職域接種の実績が含まれておりませんが、市民の接種実績を反映しているVRSでの集計へ変更します。

接種体制につきましては、引き続き、かかりつけ医での個別接種や、保健センターでの集団接種に取り組むとともに、9月4日から25日まで毎週土曜日に市立室蘭総合病院で集団接種を実施します。加えて平日の夜間の集団接種の拡大なども関係機関と調整していきます。

また、職域接種についても9月上旬には商工会議所や室蘭工業大学でも始まることから、ワクチン接種が加速していくものと考えております。

今後も、ワクチンの入荷状況などを考慮しながら、予約受付と接種を進め、早期に希望するすべての方への接種が終わるよう取り組みを続けて参ります。

続きまして、最近の話題を3点ほどお話しいたします。

1点目は、東京室蘭会オンラインイベントについてです。

9月4日の土曜日に東京室蘭会主催のオンラインイベントが開催されます。新型コロナウイルス感染拡大により、総会・懇親会が来年に延期されたことに伴い、本イベントが開催されることになりました。

当日のイベント内容として、第1部は、室蘭出身のシャンソン歌手 田尻 勝久(たじり かつひさ)さんが、生演奏をバックにライブを行い、第2部は、室蘭市の郷土史家 伏木 晃(ふしき あきら)さんが、「室蘭開拓の祖を辿(たど)る」と題した講演を行います。

会員でない方もYouTubeで視聴できますので、この機会に室蘭にゆかりのある多くの方にご覧いただき、また、東京室蘭会を盛り上げていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

2点目は、「くじらん健康ポイント」についてです。

「誇り輝く室蘭」の政策の中の1つで健康増進の取り組みを検討しておりました。8月16日から始まった事業でありますが、室蘭市の公式LINEアカウントに登録してもらい、室蘭・登別市内の検診を行う医療機関や市の保健センター、また散策路や運動施設などに設置している、二次元バーコードを読み込むとポイントが付き10ポイント集めたらオリジナルグッズと交換できる、という内容です。

現在は緊急事態宣言が発出されている状況下で、公共施設等は休館しているところですが、コロナ禍で体を動かす機会が少なくなっていると思いますので、ウオーキングなどで活用していただきたいと思いますし、緊急事態宣言解除後にも、健康増進、健診受診への動機付けになればと考えております。詳細は、広報むろらん9月号などに掲載しておりますので、多くの皆様に参加いただければと思います。

最後に「市公式ツイッターのフォロワーが1万人を突破」したことについてです。

8月26日にフォロワーが1万人を突破いたしました。

市の情報発信の取り組みについては、私が市長に就任した10年近く前からさまざまな検討を重ねてきた中の1つで「SNSでのタイムリーな情報発信」に取り組んできました。公式ツイッターは、平成23年10月3日のアカウント開設以来、行政情報や様々なイベントのお知らせ、災害時には避難所やライフラインなどの情報、コロナに関する情報、地域のイベントなどについて、さまざまな情報を発信してきました。

1万人突破を記念したキャンペーンについては、職員と検討を重ねておりますので、準備が整い次第、お知らせいたします。さっそくですが9月1日からは、くじらんが金色に光り「金のくじらん」ということで、皆さんに発信し、今後も室蘭の情報に関心を持っていただけるような取り組みを続けていきたいと考えております。

 

2.質疑

記者)ワクチン接種について、妊婦や教員などに優先して接種できるよう各自治体で取り組みが行われているが、室蘭市の対応は。

(市長)現在は学校の教員や保育士、幼稚園教諭などに対して優先接種を行っており、最近特に全国的に妊婦さんに対し優先的に接種が行われる取り組みがあることは承知している。

本市では、接種券を全世帯に送付済みであり、妊婦さんは検診の段階でかかりつけの産科、産婦人科の先生と話をする機会があると思うので、接種希望についてや悩み・心配がある人は先生とお話をしていただければと思う。市としては正しい、安心していただける情報を妊婦さんにお伝えする準備をしている。接種については、個別接種での対応を検討いただければと考えている。

(記者)ワクチン接種について、他自治体では夏休みに12歳以上の小中高生へのワクチン接種を行う取り組みをしていたが、室蘭市ではそのような取り組みの考えがあるのか。

(市長)本市の集団接種は、年齢の高い人から順番に進めており、小中高生をピックアップして接種を行うなどは現在のところ考えていないが、接種券は皆さんに届いており、比較的個別接種のクリニックの方が予約が取りやすいので、個別接種での対応をお願いし、周知していきたいと考えている。

(記者)40歳以上には、はがきが送付されるなど、当初の予定より若干スムーズにワクチン接種が進んでいるように思えるが、11月中の完了予定より前倒しになる可能性は。

(市長)職域接種も今週末から本格的に進んでいく。関係する職域の実施者と話をしているのは、市の集団接種は年齢の高い人から順番に接種しているが、職域接種の方は例えば20代から30代など比較的年齢の低い人から積極的に呼び掛けることで、年齢に関わらず接種を終えるような工夫もしている。また、集団接種の機会を増やすことも考えており、平日の水・木曜日の夜間に実施している集団接種をもう1日、来週火曜日(9月7日)から実施する目途が付いているので、ホームページなどでも詳しく案内させていただく。希望する人が1人でも多く早く接種できるように、関係機関とり分け医療従事者やスタッフを含めて、いろんな関係者の皆さんで集団接種が成り立っているので、体制が出来次第案内と接種を加速させていきたいと考えており、11月末までには終えるように、しっかり取り組みたいと考えている。

(記者)感染対策で、ワクチン接種ができるのは12歳以上からだが、ワクチン接種の対象とならない小学生向けの感染症対策について、何か考えは。

(市長)国の方でも検査の話も出てきているので、市として何ができるか、どのような対策が効果的かなど、引き続き国の動きをみながら対策を検討していきたい。ワクチン接種の対象となっていない低年齢の人に対しては、家族の皆さんも心配だと思うので、小学生の保護者が多い20代から40代などの世代の方々に1日でも早く接種できるように対策を急いでいきたいと考えている。

(記者)小学校単位で、例えば不織布マスクを無料配布するなど、今後の感染症対策の検討は。

(市長)不織布マスクについてはだいぶ手にされるようになってきていると理解している。当初の頃はなかなか品薄で手に入らないという状況の中、一部そのような取り組みもあったが、今はドラッグストアやスーパーなどでも不織布マスクを手にすることができるので、それぞれの家庭で対応していただきたいと思う。それでも叶わないということであればご相談をしていただきたい。

(記者)補正予算でプレミアム付き飲食券の発行について、プレミアム付き飲食券を発行して使用してもらうための施策を何か考えているのか。

(市長)現在利用していただいているプレミアム付き商品券や飲食券について、スナック・バー券は緊急事態宣言が再び出されたことで、そもそも休業をお願いしている状況にあり、なお利用されにくい、されない状況にあると考えている。

感染状況と経済対策をしっかりバランスをとりながらやっていかなければならないと思うので、すでに出ているところについては臨機応変に対応していきたいと考えている。これまでも様々な業種の皆さんへ、どのような業種のかたが大きな影響を受けているのか調査を進めてきたが、飲食やそれに伴う納入業者の皆さんからの声、影響があることを調べており、そういう声を受けてメニューをお示しさせていただいたものでご理解いただきたい。

(記者)スナック・バー券が利用率が低いということで、形式を変えて補正予算を組んで発行されるということだが、現状いわゆる2次会向けの店に対しての支援が行き届いていないような気もするが、別な形でそういうお店を経済的にサポートしていくような考えが今のところあるか無いかをお聞かせ願いたい。

(市長)これまでも昨年のコロナの始まりから、とりわけスナックやバーなど夜遅くまで空いている飲食店への対策について、ヒアリングを重ねながらどのような施策がいいのかいろいろと検討を重ねてきた。スナック・バーについては苦境が続いているということでメニューを出しているが、このような感染状況もあってなかなか利用が進まない。どういう対策をするのかということだが、国でも持続化給付金や月次支援金などがあり、国との施策、またわれわれ自治体としてどのような対策がとれるのかを引き続き考えていきたいし、室蘭の大切な事業者を守っていく、ということに対してはしっかりと知恵を出していきたいと考えている。

(記者)PCBに関連して、8月23日に予定されていた説明会は中止となったが、今後のスケジュールで何か決まっていることはあるのか。

(市長)緊急事態宣言が出されており開催は未定であるが、引き続き環境省と協議をしながら説明会の開催、そして市民の皆さんの疑問に答える場を作っていきたいと考えている。

(記者)先日市内の市民団体から住民との話し合いの場を設けて欲しいという要望があり、住民説明会の場で不安解消などにつなげられるようにするという回答をしていると思うが、住民説明会で市長は自分は1市民として話を聞く立場で参加すると話し、説明されているが、ある意味立場としてはオブザーバーと同じだと思うので住民説明会で市民との対話とはちょっと違うと思っている。住民との話し合いの場を設けて市民の代表として意見を吸い上げるという考え、必要は無いということで判断されて今回あのような回答をされたと思うが、その辺に関してどう思っているのか。

(市長)私もご指摘いただいたが、私も市民の皆さんと同じく、しっかりと安全の確認をしていただきたいと環境省に対して求めているし、その説明についてはしっかりと疑問を払拭する、疑問が解消するように話をしていただきたいということから、そういう話をさせていただいたと思う。

説明会はまだ続くので、そこでしっかり話を聞いた中で、また私も環境省の皆さんの説明が住民の皆さんの疑問にお答えできているかどうかも踏まえて判断し、もちろん市民の皆さんの安全安心につながるような考えを示していきたい。したがって、環境省の方々に対しても私に対してもこの前も質問をいただいたし、次回の開催のときには私に対してお尋ねがあればお尋ねいただき、また、私も精一杯お答えしながら皆さんと思いを共有していきたいと考えている。

(記者)サッカー場をめぐっては女子のインターハイサッカーが室蘭で2024・25年に開催した後、26年度以降も固定開催したいという話があり、サッカー関しては追い風が起きていると思うが、一方で市内のサッカー場が集約され、地域からいろいろな声が出ていると思う。改めてインターハイの固定開催を含めて、どのようにサッカーのまち室蘭を盛り上げていこうと考えているのか。

(市長)インターハイの今後の固定開催については、室蘭に着目していただいたことは伺っている。一方で関係団体の皆さんとしっかりと話し合いをしなければいけないと思う。固定開催となるとマンパワーや資金の問題など、いろいろな部分で大変なことがあると思う。したがって、関係団体の皆さんとしっかり話をする中でいい形に持っていきたいと思っているし、サッカーのまちということでこれまで歴代の皆様のお力があって室蘭に対するイメージをつけていただいたと思う。

一方で、施設を持つことは市全体の公共施設を見ていく中で規模に見合った施設のありかたを求められているので、市としてどういう形で対応することができるのかは、引き続き関係団体の皆さんとお話をさせていただきたいと思っている。

確かに大会を開催することは、いろいろな意味で大きい効果があるが、今行革で公共施設を維持する中で悩みも実際あるので、引き続き検討を重ねていく必要があると考えている。

(記者)市役所本庁舎の建て替えも今後課題になってくると思うが、その辺の道筋、本年度中にという話だが、建て替えについてどのように考えているのか。

(市長)本庁舎については、全国各地で災害が多発をしている中で、住民の皆さん市民の皆さんも在り方、考え方について関心が高いと承知をしているし、この庁舎自身もかなり老朽化をしているので、出来るだけ早く方針を示すことは大切だと思っている。国から防災上の指針やルールなども出ているので、それらも十分に受けながら検討を重ねていくことが大切だと考えており、最善を尽くして検討を重ねていきたいと考えている。

(記者)3病院の再編に関して、今年の3月議会で従来の形とは別のやり方で協議の場を設けていきたいと話をしていたと思うが、その後3病院の話し合いで進展や動きがあったのか、また、協議会再開の目途について何かお話しできることがあれば。

(市長)3病院については、各病院、医師会を含めていろいろお話しする機会があるが、皆さん新型コロナウイルス感染症の対策を講じられ、それで精一杯と伺っている。地域医療としては大切な問題である。これまでも回を重ねてきた協議会の中で指摘のあった市立病院の経営改善については現在取り組んでいるところである。

協議会の再開は現在のところ見通しは立っていないが、コロナ後を見据えたなかでの地域医療、市民の皆さん、病院の皆さんが安心できる体制作りについて、引き続き関係者の皆さんと話し合いをさせていただきたいと思う。

(記者)ワクチン接種の関係で、65歳以上の高齢者への接種がほぼ完了されたということで、改めて振り返って改善点、今後64歳以下に対して11月末までに終わらせるための改善点などがあれば教えていただきたい。

(市長)64歳以下の皆さんへの接種については、希望する市民の皆さんにできるだけ早く接種を受けていただけるよう、市としても医師会など関係機関の皆さんとしっかりと協議をしながら体制を作っているところである。集団接種の枠を広げていること、今回の職域接種、そして個別接種も低年齢の人は予約が比較的取りやすいようになっているので、メディアの皆さんの力もいただきながら発信し、希望する皆さんにできるだけ早く接種を受けていただきたいと考えており、市が実施する集団接種を加速していきたいと考えている。

 

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