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【記者会見記録】令和3年6月7日開催

  1. 第2回市議会定例会提出予定議案について
  2. 質疑

 

1.第2回市議会定例会提出予定議案について

記者会見r030607

記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

本日は6月14日から開催予定の、第2回市議会定例会への提出予定議案と最近の市の話題をお話ししたいと思います。

初めに提出議案についてご説明いたします。

条例につきましては、入江運動公園に総合体育館を設置するほか、中島公園野球場附属施設の使用料を改定する「室蘭市都市公園条例等の一部改正の件」など、計4件であります。

続きまして、単行議案については、防火衣一式と室蘭港埠頭監視システムの「財産取得の件」や、室蘭市環境科学館と室蘭市公設地方卸売市場の「公の施設に係る指定管理者の指定」に関する件など、計4件であります。

続きまして、補正予算につきましては、一般会計と公設地方卸売市場事業会計、港湾事業会計の、3会計の補正であります。

一般会計は、8,230万1千円の補正であり、主な内容としましては、新型コロナウイルス感染症にかかわる緊急対策として「生活困窮者自立支援金支給事業」にかかる費用などを計上しております。

公設地方卸売市場事業会計は、3,600万円の補正であり、新市場に隣接する北海道と室蘭市所有地を購入し、青果流通に資する施設整備を要件とした公募売却を行うものであります。

港湾事業会計は、2億2,338万8千円の補正であり、本年2月16日の暴風により被災した港湾会計所有の施設の復旧経費と、国の「国際クルーズ旅客受入機能高度化事業」の補助採択を受け、入江地区の中央ふ頭荷さばき地の整備を行うものであります。

次に、先日の総務常任委員会でご報告させていただいた、固定資産税、都市計画税の課税誤りについて、現在の対応状況であります。

5月31日に対象となる142人全員に文書を送付したところでありまして、文書の返信状況は6月4日時点で54人より返信があり、謝罪・説明を行っております。

また、問い合わせ等につきましては、こちらも6月4日時点で2件、報道を見て自分が対象となるかどうか、などの問い合わせでありました。

現在、対象となる市民・法人の皆さんへ文書によるお知らせは完了しておりますが、今後も引き続き訪問や電話による説明を行うなど、個々の希望に対応しながら、還付等の手続きを進めてまいります。

次に、新型コロナウイルスの感染状況やワクチン接種の状況についてであります。

はじめに、コロナ関係につきましては、多くの市民の皆さん方に、対応にご協力をいただいていることに感謝を申し上げます。

現在の感染状況につきましては、緊急事態宣言の発出・延長により、一時期と比べると感染者数が減少してきた感もありますが、一方で、クラスターが発生するなど、予断を許さない状況であると認識しておりますので、皆様には引き続き感染予防をお願いいたします。

次にワクチン接種についてであります。

接種の状況についてでありますが、医療従事者の優先接種につきましては、対象者約4,800人に対し各医療機関での接種に加え、4月24日から保健センターで集団接種を実施し、おおむね終了の目処が見えているところでございます。

65歳以上の特別養護老人ホームや介護老人保健施設など高齢者施設の入所者につきましては、4月27日より順次接種を実施し、6月中旬には2回の接種を完了する見込みでございます。

65歳以上の一般の高齢者につきましては、接種券が届いた方より予約をしていただき、6月1日より個別接種を開始、6月5日より集団接種を開始しております。

接種券の発送状況につきましては、65歳以上の対象者約3万1千人に対しては、予約の混乱を避けるため年齢の高い順に段階的に送付しているところですが、6月4日現在では、施設入所者などの先行接種者分を含む、73歳以上の方まで約2万通を発送しており、残りの分につきましては、6月下旬までには発送を終える見込みであります。

高齢者への接種に目処がついた後は、次の優先順位である基礎疾患を有する方や高齢者施設等の従事者へと接種と進めて参りますが、接種券の発送につきましては、できるだけ混乱を避けるために段階的に行う事を検討しております。

接種体制につきましては、集団接種は保健センターで6月5日から毎週土・日曜日に開始したほか、6月26日・27日、7月17日・18日は市体育館で1日2,000人程度の接種を実施する予定であります。

平日につきましては、本日より大川原脳神経外科病院に設置していただいた特設会場にて接種を行っております。

個別接種は市内33か所の医療機関で準備のできたところから6月1日から実施していただいております。

集団接種3会場(保健センター・市体育館・大川原脳神経外科病院)の予約状況につきましては、現時点で、今後の接種約4,100件の予約を受けつけております。

6月の予約状況は、保健センターは予約で埋まりましたが、市体育館や、大川原脳神経外科の特設会場もほぼ予約で埋まりつつありますが、接種券が届き次第、ご予約をお願いしたいと思います。

集団接種の予約に関してはコールセンターやLINEで受け付けておりますが、現在のところ電話予約が約8割、LINE予約が約2割程度となっております。

市民の皆様からは電話がつながりにくい、とのご指摘もありますことから、今後回線を増設するとともに、LINE予約につきましては、一部民間会社のサポートが始まっておりますことから、ご協力をいただきながら進めてまいりたいと考えております。

ワクチンの廃棄を防ぐ取り組みにつきましては、まずは医療従事者の優先接種者のうち、消防職員やワクチン接種に従事する市職員、また介護施設の従事者等を事前にリストアップし連絡が取れるような取り組みを実施して参ります。

ワクチン接種につきましては、希望する多くの方への接種が確実に終えられるよう引き続き取り組んでいきたいと考えております。

続きまして、最近の話題を2点ほどお話しいたします。

1点目は、環境科学館図書館についてです。

現在は旧青少年科学館と図書館の解体工事に着手しており、工事終了後は広場や駐車場の整備を行うこととしておりますが、順調にいけば12月25日のオープンを予定しております。

愛称が「えみらん」と決まりましたが、たくさんの方に愛され、みんなが笑顔で楽しく使える施設にできればと思っております。オープンまでもう少し時間がありますが、お待ちいただきたいと思います。

2点目は、「むろらん港まつり」についてです。7月9日から11日までの期間で開催を予定しておりました「むろらん港まつり」ですが、緊急事態宣言の延長や参加者・関係者などの安全確保が難しい等の観点から、残念ながら中止という決定になりました。関係者の皆様方が何とか工夫をこらして開催できないか検討しておりましたが、2年連続での中止ということで非常に残念な思いです。

来年は「室蘭市開港150年・市制施行100年」という記念の年でありますので、来年は開催が叶い、市民の皆様方と楽しめることを切に願っております。

 

2.質疑

(記者)ワクチン接種の関係で、65歳以上の接種完了をいつと想定しているのか、今後どのような接種スケジュールとなっているのか。

(市長)希望する65歳以上の高齢者に対しては、7月末を目標に接種を進めているところ。

(記者)7月末に完了するとのことだが、対象者31,000人すべてか、市ではどれくらいの人数を想定しているのか。

(市長)対象者31,000人のうち、接種希望者を7割と見込んでいるが、情報や状況を報道等で見て接種希望の方が増えると思われるので、接種の枠を広げる対応を医師会の皆さんとも協議・調整していく。

(記者)7月末に完了するとのことだが、集団・個別接種合わせて週どれくらいの数字、数的根拠は。

(市長)6月現在でいうと、個別接種は週2,400人のペース。集団接種は3会場、市体育館、保健センター、大川原脳神経外科病院の特設会場、6月分では約7,300人分を予定している。

(記者)7月末までに想定している約21,000人を集団・個別接種合わせて接種可能だということでいいか。

(市長)7月末で接種可能と考えている。7月初めに第1回目を接種する方もいるが、それらを考慮しても7月末で終了するものと考えている。

(記者)予約の状況、スピードについては順調だと考えているのか。

(市長)集団接種では4,100件予約を受けている。集団接種はすべて室蘭市民だが、個別接種の診療所、クリニックでは他市の方の分も含んでいるので、純粋に室蘭市だけの数字を確定させるのは実績からでないと追えないのですぐに確定させるのは難しい。あくまでもクリニック等に出すワクチンの回数、数字はわかるが、接種人数には市以外の数も入っている。

(記者)環境科学館図書館の工事の進捗率は何%か。

また、コロナ関係で今回の補正予算では事業者向けの支援が盛り込まれておらず、商品券の利用を進めているが、緊急事態宣言をはさんでしまったので新年度予算編成時と想定が違っていると思うが、今後独自で事業者向け支援やコロナ対策をすることは考えているのか。

(市長)工事の進捗率については、どの時点を基準にするかによるが、現在は囲いをして解体作業をしており、解体後は駐車場整備を行いその後オープンとなる。

経済対策の関係では、6月1日からプレミアム付き商品券・飲食券を販売をスタートしているが、感染状況を考慮しながら購入・利用していただいている。今回の商品券の実績などを十分に検証したうえで対応をしていく。現時点では市のプレミアム商品券・飲食券に加えて、緊急事態宣言下において時短要請をしているところには国・道の支援を活用していただけるように丁寧に説明させていただいている。

(記者)7月末までに65歳以上の高齢者のワクチン接種を終え、その後基礎疾患もしくは高齢者施設の従事者、その後一般市民が対象となるが、また年齢の高い順から接種券を配布していく予定か、それとも保育園や幼稚園に勤められている方、子育て世帯の方など、今のところ想定していることはあるか。

(市長)優先接種の考え方については、教員や保育士あるいは幼稚園の従事者、交通従事者や清掃員従事者など、いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる方々への対応については十分に考えて進めていく。接種券の出し方・発送については、65歳以上については年齢の高い順に発送しているが、高齢者の取り組みを参考にしながらやっていきたい。

一方で職域接種については最も円滑で効果的な対応を図っていきたい。

(記者)病院再編問題について、協議会が昨年3月以降1年以上開かれていないが、今後どのようにやっていくのかスケジュール感をどう考えているのか。

(市長)現在はいろいろと相談しながら考えているところだが、各病院からは現在コロナ対応に時間をとられエネルギーを割いているとの話がある。

一方で検討課題となっている市立病院の経営改善については病院当局とも指示をしながら進めている。まもなく昨年度決算が見えてくるが、コロナの影響も往々にしてあるのでそれらを分析するとともに経営改善を急務としながら、引き続きタイミングを見ながら進めていきたい。

(記者)市長となり10年目の振り返りと、任期の折り返しで、これまでの公約の達成、何が課題か改めて教えていただきたい。

(市長)10年を簡単に振り返るのは難しいが、様々な出来事があった。製油所の撤退、フェリー航路の関係、人口減少など難しいテーマに直面した10年だった。

一方で厳しい時代ではあるが市民の皆さんや関係する皆さんからご協力をいただきながら将来をしっかり検討しながら市政運営を担わせていただいていると感じている。

公約については30の公約中、3つが未着手・取り組み中であるが、残された任期でしっかり方向性や成果をあげていきたい。まずはコロナ対策、人口減少対策など厳しく難しい問題を着実に前に進めていく。

(記者)10年前、庁内の機構改革を進めたいという話をしていたが、10年を振り返り庁内改革・市役所改革をどう評価しているか。

(市長)機構のことでいろいろ話を伺うが、政策課題については部署がまたがる横断的な項目が多くあるのが最近の特色だと思う。この10年振り返ったときも例えば空き家の問題、これは都市計画にもつながる問題であり、これらも部や課をまたいでの取り組みをしてきたことや、先般も港湾計画策定に関しても港湾と経済がまたがる取り組みも始めているし、最近ではICT関係についても若手職員を中心としたアイデアや取り組みが政策をすすめていることもあり、若手職員の立案能力や街づくりに対する意欲も感じており、それらをもっともっと活かしていきたい。

(記者)市場の話で、現市場の跡地にはイオン北海道が移転する計画だが、現時点での開業の目安と解体スケジュールは。

(市長)令和6年度、2024年度の開店を目指すとイオン北海道から伺っており、それに合わせて解体を行っていく。

(記者)福島原発のPCB廃棄物の受け入れの件、6月4日の衆議院環境委員会でこの問題が取り上げられ、小泉環境大臣は透明性をもって丁寧に説明を進めていくと答弁しているが、この問題を今後どのように進めていくのか。

(市長)この春に環境省に行き、丁寧な説明をしていただきたい旨話しをしてきた。それらを踏まえた大臣の答弁だと思う。環境省・北海道・市もそうだが、地元にしっかり理解していただきながら、これまでも丁寧に説明してきたし、これからも丁寧な説明に取り組みたい。市民の安全確保のため丁寧に説明していただきたい。

本来なら早期に説明をする場面を作りたいが、緊急事態宣言下であるので、オンラインでの説明会というのもあるかもしれないが、大切なテーマなので対面での説明をしていただきたい。

(記者)安全性の担保は。市も独自で何か考えているのか。

(市長)国で基準が示されており、北海道事業であるので北海道とも十分に相談しながら対応を考えていきたい。

(記者)仮に受け入れることになれば、PCB処理に加えて市のメリットはあるのか。

(市長)PCB処理事業は、我が国にとってPCB根絶をしていこうという中で、地域の技術力が生かされて環境貢献や技術貢献していこうということから始まった。

当然国の課題に我々がしっかり貢献することが環境産業都市・ものづくりのまちであるので、メリットのためにやるというわけではない。

(記者)今回は放射性物質が含まれる疑いのあるPCB処理であることで、今までの処理に上乗せされていることが問題となっている。今回新たに受け入れることで何らかのメリットがあるのか。

(市長)東北以北、東日本のPCBを北海道で処理することからスタートしている。その後に、福島第一原子力発電所の事故があり、ここ10年、福島の対象地域の分の処理は見合わせてきた。詳しい説明は国からさらに伺いたいところ。放射線量を多く受けているであろうと疑われているものについて、しっかり基準を満たしているか、安全が確認されたものを処理するのであり、丁寧なやり取りは国に求めていきたい。市民の皆様方の安心につながるような説明をしていただけるよう臨んでいく。

(記者)施設は室蘭だけでなく全国ほかにもあるが、分散させる考えはあるのか。室蘭だけが受け入れることになるのか。

(市長)分散については市が考えることではないが、福島県内のPCBは北海道事業所で受け入れる計画で行っているので、これに則った判断だと考えている。

(記者)現在の青果市場はいつまで使えるのか。

(市長)新市場のオープンが来年9月なので、それまでは使える。新市場は水産の取り扱いのみであるが、水産が移転した時点で現市場は閉鎖する。それまでの期間までということになる。

(記者)ワクチンの話に戻るが、道内の自治体では65歳以上の対象者の予約に対し、予約率アップのためにインターネット予約を行政がサポートをする取り組みを行う動きがあるが、今後行政サポートを行う考えはあるか。

(市長)今後電話回線を増設するなど予約を円滑に行っていけるようにしていくが、今後は年齢が下がってくるのでLINEでの予約も増えてくると思う。ご家族・知人を含めて皆様にご協力をお願いしたい。市が窓口を設置したお話もあるが、今回の対策の難しいところは密を発生させないなど感染対策があるのが悩ましいところ。電話、LINEを活用し皆さま方にご協力をいただきたいし、現状では行政サポートというところまで踏み込んで考えてはいない。

 

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