救命処置の手順(心肺蘇生法とAEDの使用手順)を解説します。
(注)心肺蘇生法(CPR)は「JRC蘇生ガイドライン2010」をふまえた改定を行い、室蘭市消防署では以下に紹介する改定版による救命講習を2012年1月から行っています。

傷病者の耳元で大声で「大丈夫ですか!?」等を呼びかけながら肩をたたき、反応があるかを確認します。
| (注)傷病者に近寄る前には、周囲の安全を確認し、状況に合わせて自らの安全を確保してから近づきます。車が通る道路などに人が倒れている場合には、特に注意が必要です。 |

反応がなければ、大きな声で「誰か来て!人が倒れています!」と助けを求め、協力者に119番通報とAEDの手配を依頼しましょう。

傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認します。
(注)「普段どおりの呼吸」かどうかの判断が10秒以内につかない、迷う場合は、呼吸停止と判断し、胸骨圧迫を開始して下さい。

傷病者に普段どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始します。
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胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。

30回の胸骨圧迫終了後、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。
(1)気道確保:傷病者の喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくします。片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨のある硬い部分)に当てて、頭を後にのげぞらせ(頭部後屈)、あご先を上げます(あご先挙上)。
(2)人工呼吸:気道を確保したまま額に当てた手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみ、口を大きく開け傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込み、胸が持ち上がるのを確認します。同じ要領で2回人工呼吸を行います。
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乳児への人工呼吸では、口対口人工呼吸を実施する事が難しい場合があります。この場合は、傷病者の口と鼻を自分の口で覆う口対鼻人工呼吸を行います。 |

(1)AEDを傷病者の近くに置き、電源ボタンを押します。ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。電源を入れたら、以降は音声メッセージと点灯するランプに従って操作します。
(2)傷病者の衣服を取り除き胸をはだけ、電極パッドを表示位置にしっかりと貼り付けます。機種によっては電極パッドのケーブルをAED本体の差込口(点灯している)に入れるものがあります。
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電極パッドを貼り付けると「体に触れないでください。」などと音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始まります。
周囲にいる人に「みなさん、離れて!」などの注意を促し、誰も傷病者に触れていない事を確認します。

AEDが電気ショックを必要と判断すると「ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。
充電が完了すると「ショックボタンを押してください」などの音声メッセージが出て、ショックボタンが点灯し、充電完了の連続音が出ます。
充電が完了したら、「ショックを行います、皆さん離れて!」と注意を促し、自分も含め、誰も傷病者に触れていない事を確認しショックボタンを押します。

電気ショックが完了すると「ただちに胸骨圧迫を開始してください」などの音声メッセージが流れますので、これに従って胸骨圧迫を再開します。
心肺蘇生を再開して2分ほど経ったら、再びAEDが心電図の解析を行います。音声メッセージに従って傷病者から手を離し、周りの人も、傷病者から離れます。
以降は、<7心電図の解析、8電気ショック、9心肺蘇生の再開>の手順を、約2分間おきに繰り返します。

救急隊が到着したら、傷病者の倒れていた状況、実施した応急手当、AEDによる電気ショックの回数などを出来るだけ伝えます。
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救急隊が到着したからといって、すぐに胸骨圧迫を中断することはせず、胸骨圧迫を引き継ぐ指示が救急隊から出るまでは、しっかりと継続して下さい。 |
「JRC蘇生ガイドライン2010」の改定による救命処置の変更点は、
(注)これまでの救命処置から変わった点はいろいろありますが、これまでの救命処置を否定するものではなく、より良い方法を推奨しているものです。したがって、いざという場合には、これまでの方法であっても自信をもって、実施に移して救命に役立てることが重要です。
ここで紹介した救命処置の手順を含め、室蘭市消防署では、心停止の予防、気道異物の除去、止血法など、応急手当についての講習会を定期的に開催しております。
詳しくは「救命講習会の案内」にて紹介しております。大切な人の命を救うための知識と技術を、救命講習で身につけましょう。
お問い合わせ
消防本部消防署救急担当
住所:〒050-0083 室蘭市東町2-28-7
電話:0143-43-0119
ファクス:0143-41-4649
Eメール:fire-syo-kyuukyuu@city.muroran.lg.jp
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