がん診療
院内がん登録 および がんの5年生存率
がんは、昭和56(1981)年から日本の死亡原因の第1位を占め、毎年約30万人の人が亡くなっています。 国は様々ながん対策に取り組んでいますが、依然としてがんは国民の生命及び健康にとって重要な問題となっております。 市立室蘭総合病院でも、がん診療の実態を把握し早期発見と治療、予後の向上に役立てる事を目的に、 平成20(2008)年秋から「院内がん登録運用委員会」を発足させました。 それにより、各診療科で個別に行っていた治療成績を集約し、当院で診断・治療を受けた全てのがん患者さんについての 情報を正確に把握し登録する、『院内がん登録』業務が開始となりました。
『院内がん登録』とは、がんの部位や性状、治療内容などの情報を集約して登録し、その予後調査を行い、 整理・保管、集計・解析する仕組みのことです。 がん医療評価の基盤となるもので、近年その重要性が広く認識されるようになってきました。
今回公表する主要部位の5年生存率は、当院における治療例のうち、手術による切除例の成績です。 2003年から2008年まで治療した症例について、「カプラン・マイヤー法」を用いて算出した生存率曲線グラフを呈示しています。 本調査では他病死は除いており、全体の消息判明率は99.6%です。
外科 手術患者 5年生存率 (胃癌・大腸癌・乳癌)
| 症例数 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 胃癌 | 188 | 85.1% | 77.7% | 71.2% | 69.7% | 67.5% |
| 大腸癌 | 277 | 89.2% | 83.5% | 78.0% | 72.9% | 71.9% |
| 乳癌 | 165 | 97.0% | 95.7% | 92.0% | 89.1% | 87.7% |
大腸癌手術患者 病期(Stage)別 5年生存率
| 病期(Stage) | 0期 | Ⅰ期 | Ⅱ期 | Ⅲ期 | Ⅳ期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 症例数 | 24 | 53 | 97 | 58 | 45 |
| 5年生存率 | 100.0% | 93.1% | 73.5% | 78.9% | 19.6% |
※消息判明率:100.0%






