認定看護師

認定看護師・特定行為研修修了者について

認定看護師とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできることが認定された看護師をいいます。看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師紹介

西谷 美香(にしや みか)

西谷 美香(にしや みか)

褥瘡など創傷管理、ストーマ・失禁に対する排泄管理を行い、患者さん家族を含めセルフケアにむけた支援を行うことが皮膚排泄ケア認定看護師の役割です。

看護の中でスキンケアは欠かせないものですが、疾患・治療の影響でスキントラブルとなることもあり苦痛や不安の増大となってしまうことがあります。スキントラブルを予測した予防ケア、スキントラブルの改善には、日々のケアの積み重ねが重要となってきます。

そのため、病院内を横断的に対応できる体制をとっており、褥瘡予防ケアから、テープ固定、栄養チューブや治療に必要なドレーン挿入によるもの、失禁などによるさまざまなスキントラブル、ストーマケアに対し迅速にケア介入して適切なケアを提供していくことと考えています。

スキンケアに関することでお困りのことがあれば、お気軽に質問やご相談していただき早期解決となるサポートができるよう活動を行っていきたいと思っております。

感染管理認定看護師紹介(特定行為研修修了者)

荒木 大輔(あらき だいすけ)

荒木 大輔(あらき だいすけ)

私は、2012年に感染管理認定看護師の資格を取得し、現在は感染防止対策室の専従看護師として活動しています。

「院内に出入りする人全てを感染から守る」という信念のもと、感染に係るチームのメンバーと協働し、院内の定期的な巡回をはじめ、感染症発生状況の把握、職員からの感染に関わる相談、各種職員教育等を通し、安心・安全な医療の提供ができるような病院環境づくりに努めています。また、管内には西胆振感染対策地域ネットワークを組織し、各医療機関や保健所、医師会とも連携し、カンファレンスの開催や相互評価を通し、地域全体でも常に情報共有しながら、感染管理活動を実践しています。

さらに、2023年には特定行為研修を修了しました。特定行為研修とは、保健師助産師看護師法に位置付けられた研修制度で、医師・歯科医師があらかじめ作成した手順書(指示)があれば、タイムリーに特定行為を実践することができます。患者の医療・介護ニーズはますます多様化・複雑化し、看護師の役割も変化していく中、実践的な理解力、思考力、判断力並びに高度かつ専門的な知識および技能が求められています。加えて、医療の効率的なタスクシフトが叫ばれ、急性期医療から在宅医療を支えていく看護師がこれまで以上に必要とされています。

21区分38行為の特定行為がある中、私は主に、「感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与」を実践します。感染対策の3本柱は、「手指衛生」、「環境清掃」、「抗菌薬の適正使用」と言われており、当院でも2018年より抗菌薬適正使用支援チームが活動しています。今後は私も医師、薬剤師と連携しながら、看護師ならではの視点で早期治療、薬剤耐性菌の発生防止の手助けをしていきたいと思っています。

日々の業務は、院内外で職種横断的な関わりがあり、とてもやりがいを感じている毎日です。

緩和ケア認定看護師紹介

磯貝 英利子(いそがい えりこ)

磯貝 英利子(いそがい えりこ)

緩和ケアは、がんと診断された時から病気の全期間を通して行うケアを指し、看護師だけではなく様々な職種が連携することで患者さんやご家族に、癒しやケアを行うとされています。

当院には経験豊富な多職種による「緩和ケアチーム」があり、その人の価値観や意志を尊重した関わりを通し、人生の選択の幅をできるだけ広げ支えるケアを行っています。

私も、そのチームの一員として「我慢せず少しでも今まで通りの普通の生活を取り戻す」ように、お手伝いをさせていただきたいと考えています。

救急看護認定看護師紹介

矢野 明美(やの あけみ)

矢野 明美(やの あけみ)

2014年に救急看護認定看護師を取得しました。

救急看護は病態の緊急度・重症度を基軸として、少ない情報から患者の状態を判断し急激な状態変化に即応した看護援助を行うことを目的としています。

不安を持ちながら救急外来に受診される患者さん、家族を含めた看護ケアを行うことができるように日々業務を行っています。

今後は認定看護師の基本である「実践・指導・相談」を、救急分野で行っていく予定です。救急看護に興味のある方、一緒に働きませんか?

救急看護認定看護師紹介(特定行為研修修了者)

池亀 尚樹(いけがめ なおき)

池亀 尚樹(いけがめ なおき)

救急看護は初療やICUなどのクリティカルな現場から、病棟での急変など様々な場面で行われます。生命の危機的状況から回復に至るまで、常に変化する患者さんの状態に応じた援助が求められます。

私は特定行為研修を修了した救急看護認定看護師であり、様々な背景や疾病を持った救急の患者さんに対して、病態に即した治療や社会のニーズに沿った質の高い看護を提供できるよう務めています。

様々な職種と連携しながら、救急看護の質向上に貢献できるよう活動していきたいと思います。

集中ケア認定看護師紹介

斎藤 るり子(さいとう るりこ)

斎藤 るり子(さいとう るりこ)

集中ケア認定看護師の役割は、生命の危機状態にある患者への重篤化の回避と早期離床を行い急性期から退院後のQOLを見据えたケアを提供することです。

集中ケアを必要とする患者さんは、全身状態が変化しやすい時期です。的確なフィジカルアセスメント、エビデンスに基づいたケアを提供し、常に患者さんの側にいる看護師として、どの様な場面でも、患者さんの安全・安楽を確保し苦痛緩和のための援助が出来るよう努力しています。

今後は認定看護師として、急性期看護全体の看護の質の向上を目指し自己研鑽し、より良いチーム医療が提供でいるよう活動していきたいと思います。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師紹介

菅原 大輔(すがわら だいすけ)

菅原 大輔(すがわら だいすけ)

脳卒中は、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血・脳血管奇形などの総称です。

発症すれば、意識障害・運動機能障害・言語障害・高次脳機能障害など様々な後遺症を抱え、今までの生活が一変します。 「話す」「食べる」「歩く」「排泄」など多くの日常生活が送れなくなり、「自分らしさ」が損なわれ、自暴自棄になる患者さんや患者本人への接し方に戸惑うご家族に多く出会いました。 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、「自分らしさ」が損なわれた患者さんの生活を再構築し、自立した生活や社会復帰を目指して支援していきます。

脳卒中の重症化・合併症予防のケア、病状に応じた早期リハビリテーションの介入など、様々な医療職者と協働し、地域とも連携しながら、常に患者さんとご家族の支援者として活動していきたいと思います。

摂食・嚥下障害看護認定看護師紹介

岩本 高始(いわもと たかし)

岩本 高始(いわもと たかし)

私は2018年に摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格を取得しました。現在は一般病棟で勤務しています。

摂食・嚥下とは食べ物を目で見て、手で口に運び、歯で噛み(咀嚼)、飲み込み(嚥下)、食道へと送り込む過程のことです。

摂食・嚥下障害看護認定看護師は、摂食・嚥下障害により「口から食べること」が困難となった方に対して、飲み込みの評価を行い、その方の能力を最大限に発揮できるように訓練を進めながらその方に適したお食事の形態なども考えていきます。そして、一人でも多くの方に「好きな物を口から食べる幸せ」をお届けできるよう最善を尽くします。ご自身はもちろん、ご家族や知人の方で飲み込みや栄養管理など不安のある方に手助けをさせて頂きたいと思います。どうぞお気軽にご相談下さい。また、市民公開講座などを通して地域の皆様との関わりも大切にしていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

認知症看護認定看護師紹介

高橋 悠哉(たかはし ゆうや)

高橋 悠哉(たかはし ゆうや)

認知症の患者さんの不安に向き合いながら環境を調整し、患者さんが自分でできることは見守り、できないことはできるように支援する看護を目指していきたいと考えています。

認知症看護認定看護師の役割は、人と人の関わりの中で「そのひとらしさ」や「持てる力」を引き出すお手伝いをすることです。

認知症状のある人は、認知機能の低下を基礎に、不穏、徘徊、暴言、攻撃性、妄想などの行動が起こることがあります。それらは、周囲の関係者を困らせる行動として見られるのですが、行動を抑えるのを目指すのではなく、行動の中にあるその人が本当に伝えたい不安や苦しみとは何なのかを感じ、看護を実践していくことを心がけています。

認知症状のある人が不安を感じない様に環境調節を行いながら、入院時から自宅での生活を見据えた看護を提供出来る様にチームで活動していきたいと思います。

特定行為研修修了者(術中麻酔管理パッケージ)

赤間 剛(あかま つよし)

赤間 剛(あかま つよし)

私は2022年度に特定行為研修を終了しました。

現在は手術室において動脈ラインの留置や、動脈血採血等を行為として実践しています。

自分が研修をした術中麻酔パッケージはまだまだできることがあります。麻酔科医と連携をして患者さんのための看護を提供していきたいと思います。

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