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年頭のご挨拶

病院事業管理者 土肥修司

病院事業管理者
土肥 修司

新年あけましておめでとうございます。皆様には、お健やかに新しい年をお迎えのこととお喜び申し上げます。本年は、「市立室蘭みなと診療所」が開院し、市立室蘭総合病院と協働し、地域住民の疾病の予防と治療、そして健康管理等、一層の充実を図ることになります。また昨年末に北海道から「総合内科医養成研修センター」の指定を受けました。これらの明るいニュースは、地域医療の推進と優れた医師の養成という役割にも一層の責任が伴うことになります。全職員の知恵と力を結集して、市立病院の飛躍につなげていきたいと決意をいたしております。

2011年の年頭にあたり、市立室蘭総合病院は、新しい年も「市民の健康と暮らしを支え、地域の理解と信頼とに育まれた病院」として、「安心と満足とを与える患者中心の医療を提供する」という基本目標のもとに、市民への医療サービスに邁進いたします。本院の現状を踏まえて、職員の皆様には4つの努力をお願い致たしました。

1)病院経営健全化をより一層進める:

市立室蘭総合病院経営改革プランの3年目となる平成23年度は、平成22年度よりも医業収益1億円以上の増収を「経営上の目標」と致します。また、安定的・持続的に地域へ医療を提供し続けられるよう、赤字体質から早期に脱却するため、節約すべきものと積極的に投資すべきものの見極めをしっかりと行い収益の確保を図ります。

2)病院の老朽化してきたソフト面ハード面の改善・拡充を図る:

病院建物は14年目を迎え、高齢救急患者の急増に対する救急医療の拡充など時代の要請に合った改築が必要です。電子カルテ導入は、病院内外との連携のための最優先課題ですし、医療の質を維持するには高額な医療機器の新規購入・更新なども必須です。診療科の拡充・改築整備計画は、「より働きやすい職場、効率的に稼働できる職場の環境」を整備するためで、経営的に大きな問題を抱えておりますが、短期・中期の目標を立て、充分な計画性をもって当ります。今1月中に、病院改築・経営改革プランの青写真を提示いたしまして、いろいろ意見を頂く予定です。資金難であっても「攻め」の姿勢で進めてまいります。

3)市民の誇れる・活力のある病院として発展し続ける:

職員一人一人が、患者の皆様に「安全性と満足度の高い医療を提供」することは勿論、経営の健全化と効率化に努めます。各部局が「出費を最少にして、収益を最多にする」努力、そして医療材料はもとより、紙、PC電源、部屋の照明スイッチなど、徹底して「無駄」を排するための標準化をめざしていただきたいとお願いいたしました。限られた医療資源を如何に有効に使うかの視点で御協力をお願いいたします。

4)市立室蘭総合病院のブランド力・存在感を向上させる:

「各部局の医師・専門職種のもつ力量を最大限発揮できる病院環境」への取り組みを充実させます。病院内外情報システムの拡充の上に、「チーム連携による医療体制」の構築を図り、「救急・地域医療の連携」を推進いたします。また、病院ホームページを拡充することによって、市民への医療情報の提供と優れた人材の確保を図り、病院の総合力・ブランド力を高め、存在感の向上に努めます。時間のかかることですが、市立室蘭総合病院で働く誇りがより大きくなることを期待しております。

新しい年の国政・道政・市政の動きがどうなるか、の問題はともかく、今年度も病院にとっては決して安易な道ではありません。経営上の問題の認識に加えて、「時代の変化に対して私どもがどう変われるか」が重要となります。時には改革のスピードを加速させなければなりません。私の持てる力を全力で傾注いたしますので、市民の皆様の御協力と職員の皆様の御努力をお願いいたします。

新しい年、2011年が市民・職員の皆様にとりまして、輝かしい年となりますよう、心からお祈りし、そして、新しい年の皆様の御多幸と御活躍をお祈り申し上げまして、年頭の御挨拶といたします。

平成23年1月4日
市立室蘭総合病院 病院事業管理者 土肥 修司