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病院事業管理者挨拶

病院事業管理者 土肥修司

病院事業管理者
土肥 修司

市立室蘭総合病院は、140年(明治5年創基、138年目)近くの長きにわたって営まれてきた病院であります。その間、自治体病院としての役割である「地域住民の健康と生命を守る」を第一の使命と考え、それぞれの時代の要請に応じて移転・統合し、そして機能充実を図ってまいりました。この間市立室蘭総合病院は、多くの市民の信頼と地域の応援とをいただきながら、人々の生命を守り、疾患を治療し、健康の増進に貢献し、そして医療従事者自らも多くを学びながら、発展を続けてまいりました。 この市立室蘭総合病院で病院事業管理者として働ける機会を得たことは大変な光栄と感じております。

日本の医療は、かつて経験したことのない様々な問題をかかえ、地域医療を守り抜くことが経営的に容易でない状況になっております。私たちの地域も例外ではありません。既に、総合病院の独自の努力だけでは、標準的な医療の提供が持続できない状態になっております。地域の中核となる医療機関が地域の枠を越えて連携し、市民の皆さんや医療従事者はもとより、行政、医師会、医療関連機関、そして、地域の医療に関わる全てが一体となって力を合わせていくことが必要であります。優れた医療従事者を育て、優れた医療システムを構築し、その上で市民の皆さんとも正確な情報を共有し、周辺医療機関と連携することによって、初めて満足度の高い地域医療を維持していくことが可能になると考えています。

市立室蘭総合病院は、疾病の治療はもとより、市民の皆さんの健康の回復と疾病の予防を支えるため、継続的に発展させるべきものです。自治体病院としての当院の役割の主要な部分は、急性期病院として、患者の皆様一人一人に最適で満足できる医療を提供することです。これも周辺の急性・慢性期医療機関との連携があって初めて可能となります。これが当院の担うべき最も重要な役割であり、そのために必要なことは、「確かな医学・医療知識」、「高い医療技術」、「豊富な経験と高い倫理観」、そして「優れた情報統括・事務能力」であり、それらの根底に「思いやりの心がかよう医療」がなくてはなりません。私たち職員は、常にそれらの向上をめざして研鑽と努力とを続けてまいります。

地域の皆さんの健康な生活を支援し、安心して治療・療養できる高度な医療環境を整備・提供して、地域の理解と信頼とを得られる病院であり続けられるように、近藤哲夫病院長や全職員とともに一丸となって努力いたします。 当面私は、市立室蘭総合病院の基本方針の3点を柱として職務に励むつもりであります。

市民の皆様や地域の医療機関の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

市立室蘭総合病院 病院事業管理者 土肥 修司