文字サイズ 拡大縮小元に戻す 配色 背景色: 元の色背景色: 青背景色: 黒 EnglishChineseKorean

ホーム > くらし > 水道・下水道 > 下水道施設長寿命化事業

下水道施設長寿命化事業

ここでは、室蘭市で行なわれている下水道施設長寿命化事業についてご紹介します。

はじめに

下水道整備の進展に伴い、全国での管路延長は約42万キロメートル、処理場数は約2,100箇所にのぼるなど施設ストックが増大しています。

これに伴い、管路施設の老朽化等に起因した道路陥没も増加傾向にあり、平成21年度の発生件数は3,800箇所にのぼっています。

道路陥没後の老朽管路の改築といった事後的な対応では、市民生活に大きな支障が出るだけでなく、コスト的にも不経済となります。

このため、日常生活や社会活動に重大な影響を及ぼす事故発生や機能停止を未然に防止するため、限られた財源の中で、ライフサイクルコスト最小化の観点を踏まえ、耐震化等の機能向上も考慮した「長寿命化対策」を含めた計画的な改築を推進するための事業制度が国により創設されました。

 

「長寿命化対策」とは下水道施設の予防保全的な管理及び更生工法あるいは部分取替等により既存ストックを活用し、耐用年数の延伸に寄与する行為をいう。

室蘭市の下水道長寿命化事業

1.蘭東下水処理場長寿命化事業(第1期)【完了】

蘭東下水処理場は、本市公共下水道唯一の下水処理場であり重要な施設となっています。

昭和53年の供用開始から32年が経過しており、これまでも定期的な日常点検や修繕を適宜実施してきたところでありますが、主要部品の経年的な老朽化が進んでおり、長寿命化対策の実施によりコスト削減効果が見込まれることから、本施設を対象とした長寿命化計画を策定(平成23年4月)しました。

【主な対象施設】:中央管理棟、水処理、汚泥処理

【計画期間】:平成23年度~平成28年度(6ヵ年)

 

2.蘭東下水処理場長寿命化事業(第2期)

上記の計画(第1期)期間終了に伴い、計画的な更新を順次進めるため、第1期計画同様に長寿命化対策の実施によりコスト削減効果が見込まれることから、本施設を対象とした長寿命化計画(第2期)を策定(平成28年3月)しました。

【主な対象施設】:雨水ポンプ、水処理、汚泥処理

【計画期間】:平成28年度~平成32年度(5ヵ年)

蘭東下水処理場のページへ

 

3.輪西汚水中継ポンプ場長寿命化事業【完了】

輪西汚水中継ポンプ場は、昭和57年の運転開始から30年近く経過しており、主要部品の経年的な老朽化が進んでおり、長寿命化対策の実施によりコスト削減効果が見込まれることから、本施設を対象として長寿命化計画を策定(平成25年3月)しました。

【主な対象施設】:機械・電気設備

【計画期間】:平成25年度~平成27年度

輪西汚水中継ポンプ場のページへ

 

4.日の出汚水中継ポンプ場長寿命化事業

日の出汚水中継ポンプ場は、昭和60年の運転開始から30年近く経過しており、主要部品の経年的な老朽化が進んでおり、長寿命化対策の実施によりコスト削減効果が見込まれることから、本施設を対象として長寿命化計画を策定(平成27年3月)しました。

【主な対象施設】:機械・電気設備

【計画期間】:平成27年度~平成29年度

日の出汚水中継ポンプ場のページへ

 

5.中島下水ポンプ場長寿命化事業

中島下水ポンプ場は、昭和44年の運転開始から48年経過しており、主要部品の経年的な老朽化が進んでおり、長寿命化対策の実施によりコスト削減効果が見込まれることから、本施設を対象として長寿命化計画を策定(平成29年8月)しました。本ポンプ場は合流地区のポンプ場であり汚水系については、平成33年度以降に更新を予定しています。

【主な対象施設】:雨水ポンプ機械設備・雨水ポンプ電気設備

【計画期間】:平成29年度~平成32年度

中島下水ポンプ場のページへ

 

6.蘭西地区管路施設長寿命化事業【完了】

本市の下水道管路施設の整備は、昭和31年度に蘭西地区から着手しており、古いものでは50年以上が経過していることから、昭和30年代前半に整備された蘭西地区の一部エリアに対して、基礎調査を実施し、緊急度の高い路線を対象に長寿命化計画を策定(平成25年3月)しました。

【主な対象施設】:下水道管渠2.4キロメートル、マンホール110基

【計画期間】:平成25年度~平成27年度

 

7.蘭西・祝津地区管路施設長寿命化事業

本市の下水道管路施設の整備は、昭和31年度に蘭西地区から着手しており、古いものでは50年以上が経過していることから、昭和30年代前半に整備された蘭西地区の一部エリアと祝津地区に対して、基礎調査を実施し、緊急度の高い路線を対象に長寿命化計画を策定(平成26年3月)しました。また、平成28年6月に計画期間を平成30年度まで2年間延伸しました。

【主な対象施設】:下水道管渠3.7キロメートル、マンホール179基

【計画期間】:平成26年度~平成30年度

 

基礎調査実施状況写真

カメラ調査1

【管内調査用カメラ】

人力で持ち運びが可能な小型カメラです。

管内は暗いため、ライトが付いています。

カメラ調査2

【調査状況】

マンホールにカメラを設置して管内の状況を調査します。

水があっても撮影可能です。

カメラ調査3

【記録装置】

管内調査カメラの映像モニターに映し出され同時に録画されます。

カメラ調査4

【調査車両配置状況】

関係資材及び記録装置を積んでいる車両を対象マンホール

付近に配置します。

カメラ調査5

【マンホール蓋調査状況】

管路調査と同時にマンホール蓋についても調査します。

カメラ調査6

【マンホール蓋状況調査】

マンホール蓋の傷んでいる部分に印をつけて記録します。

 

その他の下水道施設についても、順次、計画的な改築・更新を実施していきます。

 

お問い合わせ

水道部下水道施設課 
住所:〒050-0082 室蘭市寿町3丁目18番59号
電話:0143-46-1311   ファクス:0143-46-1315
Eメール:ge-shisetsu@city.muroran.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか? (必須)

 

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?(必須)

 

ページトップへ