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港湾計画の基本方針

室蘭港は明治5年の開港以来、海陸の要衝として、また道央地域の産業基盤として北海道総合開発に重要な役割を果たしてきた。その後も大型外貿ふ頭やフェリーふ頭をはじめ、マリーナや親水緑地の整備等、諸機能の充実強化を図り国際貿易や国内流通の拠点港として、また地域の交流拠点として今日に至っている。

本港の主な背後圏である胆振地域は多様な産業が集積した地域であり、北海道における産業拠点としての進展や白鳥大橋や北海道縦貫自動車道などの高速幹線道路網の整備に伴い、北海道の流通・産業の中枢圏域として、ますます、発展することが期待されている。また、高度な鉄鋼関連技術や研究開発機能の集積を生かして北東アジア地域との経済交流の拠点港としての役割も期待されているところである。

このため、本港は背後地域や日本海対岸諸国との物流需要の増大や流通革新への対応を強化すると共に、新規産業の立地に対応する産業空間の確保が要請されており、さらには、市民が港に親しむための潤いと賑わいのある親水空間や海洋性レクリエーション空間の形成など、本港の港湾整備に対して多様な要請が寄せられている。

このような情勢に対応するため、地域との交流、国際交流を大きな柱としつつ流通・産業・生活の三機能が調和した総合交流港湾の創造を目指して、概ね平成17年(2005年)を目標年次として港湾計画を改訂された。その主な方針は次のとおりである。

  • 背後圏の生産・消費活動を支える流通拠点港として、産業構造の変化、物流需要の増大、輸送革新の進展に対処するため、外内貿物流機能を強化する。
  • 老朽化、陳腐化した既設ふ頭の機能高度化と臨海部の用地の有効活用を図るため、本輪西地区、御崎地区、入江地区、築地地区で再開発を推進する。
  • 港湾における快適な環境の創造を図るため、魅力ある周辺景観に配慮し、親水性に富んだ緑地等を整備する。
  • 胆振地域の産業発展に資するための工業用地の確保、フェリー輸送需要の増大に対処するためのフェリーふ頭機能の充実、作業船などの適正な収容を図るための小型船だまりの整備及び円滑な交通を確保するための臨港道路の整備を図る。
  • 効率性、安全性、快適性の高い空間を形成するため、陸域1,100ヘクタールと水域1,600ヘクタールからなる港湾空間を以下のように利用する。
    • 崎守地区、本輪西地区西側、御崎地区、築地地区、祝津絵鞆地区北側は、物流関連ゾーンとする。
    • 陣屋地区、本輪西地区東側から仲町地区、茶津地区、祝津内港地区南側は、生産ゾーンとする。
    • 入江地区は、交流拠点ゾーンとする。
    • 祝津内港地区北側は、船だまり関連ゾーンとする。
    • 崎守地区西側、祝津絵鞆地区西側は、水産ゾーンとする。
    • 本輪西地区中央部から仲町地区西側、祝津絵鞆地区中央部から大黒島地区は、緑地レクリエーションゾーンとする。
    • 築地地区の市街地と接する部分は、都市機能ゾーンとする。

 

お問い合わせ

港湾部港湾政策課 
住所:〒051-0022 室蘭市海岸町1丁目20番地30
電話:0143-22-3191   ファクス:0143-22-6069
Eメール:kouwan-ken@city.muroran.lg.jp

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