まちづくり・入札情報 > 港湾 > 室蘭港長期構想・港湾計画 > 室蘭港港湾計画改訂 平成6年11月 > 港湾計画の基本方針
室蘭港は明治5年の開港以来、海陸の要衝として、また道央地域の産業基盤として北海道総合開発に重要な役割を果たしてきた。その後も大型外貿ふ頭やフェリーふ頭をはじめ、マリーナや親水緑地の整備等、諸機能の充実強化を図り国際貿易や国内流通の拠点港として、また地域の交流拠点として今日に至っている。
本港の主な背後圏である胆振地域は多様な産業が集積した地域であり、北海道における産業拠点としての進展や白鳥大橋や北海道縦貫自動車道などの高速幹線道路網の整備に伴い、北海道の流通・産業の中枢圏域として、ますます、発展することが期待されている。また、高度な鉄鋼関連技術や研究開発機能の集積を生かして北東アジア地域との経済交流の拠点港としての役割も期待されているところである。
このため、本港は背後地域や日本海対岸諸国との物流需要の増大や流通革新への対応を強化すると共に、新規産業の立地に対応する産業空間の確保が要請されており、さらには、市民が港に親しむための潤いと賑わいのある親水空間や海洋性レクリエーション空間の形成など、本港の港湾整備に対して多様な要請が寄せられている。
このような情勢に対応するため、地域との交流、国際交流を大きな柱としつつ流通・産業・生活の三機能が調和した総合交流港湾の創造を目指して、概ね平成17年(2005年)を目標年次として港湾計画を改訂された。その主な方針は次のとおりである。
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