旬の食材（11月）

このページでは、公設地方卸売市場で取り扱う旬の食材をご紹介をしています。

旬のさかな

品目 すけそうたら 入荷先 胆振沖 分布 相模湾以北の北太平洋、朝鮮半島からカリフォルニア沿岸 室蘭近海での漁の時期 11月から3月まで

 

特徴

すけそうたらは、鮮度が落ちるのが早く、鮮魚として利用するのが難しかったようです。
そのため、「たらこの親」や「すり身の原料」という印象が強いのですが、近年では運輸網の発達等により、身も店頭に並ぶようになってきました。
体長はおよそ60センチメートル位に達し、下あごのほうが長い受け口で、真鱈は体にまだら模様があるのに対し、すけそうたらは細い縦線があるのが特徴です。

調理方法

新鮮なすけそうたらは真鱈以上に美味しいと言い、白身の肉は柔らかくさっぱりとした癖のない味なので三平汁や煮付けにするのがおすすめです。
ただし、そのまま冷凍すると身がスポンジ状になってしまうため、すり身にするかフライやムニエルの下ごしらえをしてから保存すると味が落ちません。
また、生のすけそうたらの卵（助子）は栄養価が高く、「たらこ」や「明太子」などに加工されます。
中でも前浜の良質の卵を原料にした白老町虎杖浜産たらこは、東京の市場でも最高級の折り紙付きとして扱われます。
たらこに多く含まれるビタミンのナイアシンは二日酔いの元となるアセトアルデヒトを分解する上、老化・成人病を予防するビタミンEやBも豊富に含まれています。

選び方

身は、斑点模様が鮮明で光沢がよいものを選びましょう。
たらこは、べたつかず透明感があり、皮が薄く身崩れしていないものが鮮度のよい証拠です。
部分的に緑色をしていたり、膜が破れているものは鮮度が落ちているので避けましょう。

情報提供：株式会社室蘭魚市場（水産卸売業者）

↑ページの先頭に戻る

旬のやさい、くだもの

品目 みかん 産地 和歌山県、愛媛県 保存方法 涼しくて通気性のある場所で保管します。 箱で購入した場合は、腐った『みかん』があれば、他のものにも移ってしまうので取り除いてください。日持ちは、11月頃の『みかん』だと7日～10日、12月頃のものだと2週間くらいが目安だといわれています。

 

特徴

約400年以前に、中国から日本の鹿児島県に伝わった柑橘の種から偶然生まれたものが『温州みかん』と考えられています。
一般的に『みかん』と言うと、『温州みかん』の事ですが、その他にも多種多様の品種があります。例えば、代表的である和歌山県の『有田みかん』や『愛媛みかん』などは、産地名がブランドになっています。
冬と言えば、『炬燵でみかん』ですね！なぜか食べ過ぎてしまうと、『手足が黄色くなるよ』と言われたことがあると思います。それは、オレンジ色の色素である『カロチノイド』が脂肪につく『柑皮症』という症状みたいですが、一時的な症状で健康には影響しないので安心してください。
美味しいだけでなく、栄養面でも優れている素晴らしい『みかん』を今年の冬に、沢山ご賞味されてみてはいかがでしょうか。

 

栄養素

みかんに含まれる『カロチノイド』の一種である『ベータクリプトキサンチン』が体内で『ビタミンA』として働くことで【消化器官】や【視力】の保持、【発ガン抑制】の効果があると言われています。そして『ビタミンC』が豊富で【肌荒れ】や【風邪】の予防、【美白効果】があり、更に、皮の果肉の袋（じょうのう）には、『ペクチン』が入っているので整腸作用から、【便秘改善】が期待できるようです。果実を包む袋に付いている白いスジには、『フラボノイド』の一種である『ヘスペリジン』が【高血圧】、【動脈硬化】、【心臓病】などの予防に期待できると言われ、その他にも様々な効能があるくらい素晴らしい栄養を含んだ果物の一つです。
季節の旬はありますが、ほぼ一年中食べられるので健康になるために召し上がってみてはいかがですか！

 

選び方

『軸の切り口』が小さく、果皮は太陽の光をたっぷりと浴びた『濃い色』をしているもの。そして『扁平な形の皮のツブツブ』が小さく、はっきりした『重み』のあるものを選びましょう。
『皮にすり傷』のあるものは大丈夫ですが、『日焼け』などしたものは、水分が蒸発して味が落ちてしまうので、なるべく早めに食べることをお勧めします。

 

調理方法

《丸ごとみかんのコンポート（4人分）》
（1）【みかん：4個】を丸のまま皮をむき、白いスジもキレイに取り除いてください。
（2）鍋に【赤ワイン：カップ1】、【水：カップ2分の1】、【はちみつ：大さじ5】、【シナモンスティック：1本】、【八角：1個】、【丁子（クローブ）：2個～3個】を加えて煮立たせます。そこに、（1）を入れ更に5分間程煮て、そのまま冷まします。
（3）粗熱が取れたら煮汁ごと保存容器へ移し冷蔵庫でよく冷やしましょう。日持ちは3日間程度します。盛り付けの際に、一緒に煮た丁子（クローブ）を添えるとアクセントになります。

 

情報提供：丸果室蘭青果株式会社（青果卸売業者）

↑ページの先頭に戻る